自動車・航空技術系の職業
二輪自動車整備士になるには

バイクのクセまで調整するきめ細かな技術力
二輪自動車整備士は、二輪自動車が安全に走行できるように点検・修理・整備を行う技術者です。ステアリングやブレーキ・電気系統・チューニングなどの調整ばかりでなく、エンジン・操縦・制動・緩衝・駆動系などの装置、さらに燃料・電気まわりを点検し、故障箇所や不具合箇所が見つかれば、分解して交換・整備を行います。 ライダーの運転のクセというデリケートな要望にも、きめ細かく対応できる技術力が求められます。また女性ライダーの増加とともに、女性の整備士への進出が期待されています。 二輪自動車整備士になるには、国家試験に合格することが必要です。試験は学科と実技があり、学科試験では構造や機能、取扱法に関する一般知識、二輪の検査方法、計量器や工具の構造・機能などの知識が求められます。また実技試験では点検・分解・組立・調整の他、一般的な修理、計量器や工具の使用などの技術力が必要です。自動車整備系専門学校などに進学し、これらの知識と技術を身につけた後、資格取得に挑戦するといいでしょう。一般的には2級資格を取得後、メーカーや整備工場、バイクショップなどへ就職し、整備士として勤務することが多いようです。