調理・製菓系

調理・製菓系の職業

製パン技術者になるには

生地づくりから焼き上げまで技とセンスでおいしいパンをつくる

製パン技術者は、ホテルやベーカリーショップなどでパンづくりを専門に行う、パンづくりの職人です。ヨーロッパやアメリカなどの多種多様なパンについての知識と製造技術はもとより、仕込み、パン生地の生成から発酵、成型、焼成までの製パン工程に関する理解、さらに製パン理論・食品管理などの知識が求められます。この仕事に就くためには、製菓関連の専門学校で専門知識と製パン技術を学んだ後、就職するのが一般的です。 主な就職先は、ホテルのベーカリー部門やパンメーカー、ベーカリーショップ、個人経営のパン店などです。 製パン技術者には、小麦粉や砂糖などの原材料、オーブンやミキサーなどの機械類、食品添加物、栄養素などの幅広い知識が必要です。また、その日の温度や湿度などで変化する発酵具合を見極める神経の細やかさや、オリジナルのパンを製造する際のアイデアやセンスなど、多くのものを求められます。 一人前のパン職人(製パン技術者)になるには、とにかく経験を積むことが大切です。早朝からの仕事で、体力も忍耐力も求められます。また、おいしいパンをつくるには、ひとつの工程でも手を抜けません。しかし、お客さんの「おいしい」という一言で、そんな苦労も吹き飛ぶでしょう。実力次第で、行列のできる人気店を持つのも夢ではありません。

関連する資格

  • パン製造技能士
  • 製菓衛生師/菓子製造技能士
  • JS日本の学校「資格カタログ」より