PROFILE
1974年9月11日生まれ。兵庫県出身。少年時代から兄とともに草野球を始め、高校進学では野球の名門校PL学園に入学。3年生の時に春の選抜で甲子園に出場する。その後、東洋大学に進学し1996年のアトランタ五輪の代表に選ばれる。そしてアトランタでは23打数10安打の打率.435で銀メダル獲得に貢献。この年、東都大学野球秋季リーグ大学通算100安打を記録、翌年ドラフト1位で阪神タイガースに入団する。2003年には首位打者を獲得し、リーグ優勝に大きく貢献した。2005年には5番打者としてチーム史上最多の147打点でタイトルを獲得し、再びリーグ優勝に貢献。そして最優秀JCB・MEP賞、月間MVPを獲得。2008年は更なるホームランの増産を目指す、阪神の背番号7番。今岡 誠選手の学生時代は・・・
野球への夢が、カタチになった高校時代
僕は子どもの頃から純粋に野球が好きで、兄と一緒によく草野球をしていました。その頃から、もう野球少年でしたね(笑)。中学まではただ楽しいだけで野球を続けていましたが、高校進学とともに野球への思いも真剣になっていったような気がします。
野球の名門PL学園に声をかけてもらい入学を決めましたが、やはり強豪校だけに生易しいものではありませんでした。初めての寮生活で環境も大きく変わったし、その中で野球以外のことも色々と学んだと思いますよ。野球だけやっていればいいという生活から、いきなり先輩の分の洗濯などいろんな雑事もしなければいけないという生活になり、最初は戸惑いました。高校生の僕にとっては、結構大変だったんですよ(笑)。でも、PL学園という、野球少年にとっては恵まれた環境の中で過ごした高校時代は、僕に取って大きな意味があったと思います。まさに、夢をどんどん膨らましてくれた高校時代でもありましたから。もちろん野球のレベルも高いし、同じ夢を持った仲間やライバルだってたくさんいる。その刺激があったからこそ、野球を将来の目標に置くようになったんだと思いますね。
野球の名門PL学園に声をかけてもらい入学を決めましたが、やはり強豪校だけに生易しいものではありませんでした。初めての寮生活で環境も大きく変わったし、その中で野球以外のことも色々と学んだと思いますよ。野球だけやっていればいいという生活から、いきなり先輩の分の洗濯などいろんな雑事もしなければいけないという生活になり、最初は戸惑いました。高校生の僕にとっては、結構大変だったんですよ(笑)。でも、PL学園という、野球少年にとっては恵まれた環境の中で過ごした高校時代は、僕に取って大きな意味があったと思います。まさに、夢をどんどん膨らましてくれた高校時代でもありましたから。もちろん野球のレベルも高いし、同じ夢を持った仲間やライバルだってたくさんいる。その刺激があったからこそ、野球を将来の目標に置くようになったんだと思いますね。
オリンピック、そしてプロへの道は・・・
オリンピックでの銀メダルが、プロへのチャンスに
大学時代の思い出といえば、なんといってもアトランタオリンピックでしょうね。当時はまだ、プロ選手が出場していませんでしたからみんなアマチュアだったし、とにかく楽しかった。アマチュアはレギュラーでも補欠でも、みんながひとつの目標に向かって頑張るという意識がすごく強いんですよ。そこが、プロとの大きな違いでしょうけどね。オリンピックではチームみんなが勝つことしか考えていなかったし、プレッシャーもなく、がむしゃらになれたんだと思います。そして銀メダルという素晴らしい結果を残すことができました。僕にとってオリンピックとは、この銀メダルが全てですね。あの感動は忘れられませんよ(笑)。
そして、この銀メダルがプロへのチャンスになったことも確かです。プロへの道を意識したのは大学時代ですが、オリンピックで日本代表に選ばれ、いいプレーができたし結果も残せた。そんなチャンスのすべてが、プロへの夢を膨らましたし、ドラフト1位で阪神に入団できるプロセスにもなったんだと思っています。
プロになっても、やっていることは好きな野球だから同じですが、環境は大きく違ってきましたね。学生時代とは違い、プロの世界では個人がありチームがあるということです。その中で一人ひとりが上を目指す。その結果が優勝なんですが。
では、僕にとって「野球の魅力とは」と聞かれると、これはプロでもアマの時代でも同じです。それは「自分が一番気持ちいいことをやっている」ということです。自分が気持ちいいから、見ている人だって楽しめるんだと思っています。そして結果を出せたときの達成感は、僕は野球でしか味わえないのかもしれませんね。でも、この気持ちは野球少年の頃から変わっていませんよ。
そして、この銀メダルがプロへのチャンスになったことも確かです。プロへの道を意識したのは大学時代ですが、オリンピックで日本代表に選ばれ、いいプレーができたし結果も残せた。そんなチャンスのすべてが、プロへの夢を膨らましたし、ドラフト1位で阪神に入団できるプロセスにもなったんだと思っています。
プロになっても、やっていることは好きな野球だから同じですが、環境は大きく違ってきましたね。学生時代とは違い、プロの世界では個人がありチームがあるということです。その中で一人ひとりが上を目指す。その結果が優勝なんですが。
では、僕にとって「野球の魅力とは」と聞かれると、これはプロでもアマの時代でも同じです。それは「自分が一番気持ちいいことをやっている」ということです。自分が気持ちいいから、見ている人だって楽しめるんだと思っています。そして結果を出せたときの達成感は、僕は野球でしか味わえないのかもしれませんね。でも、この気持ちは野球少年の頃から変わっていませんよ。
今岡 誠選手からのワンポイントアドバイス
自分にあった練習をすることが大事
僕もそうでしたが、学生時代は選手みんなが同じような練習をしていたと思います。それはしょうがないことだし、必要なことでもあると思いますが、プラスα、自分にあった練習を積んでいくことが大事だと思います。それは、自分がどんなプレーヤーになりたいかということを意識することです。ちなみに僕たちが高校時代にしていた練習内容は、
(1)ランニング
(2)バッティング
(3)ノック
(4)ストレッチ
などが主なメニューですが、この内容はプロの世界でも基本的には同じです。 ただ、学生とプロの違いは練習メニューではなく中身だと思います。それが意識するということです。意識していれば、次第に自分にあった練習とは、必要なものは何かが見えてくると思いますよ。そしてプロ選手にとって大事なことは、みんなと同じことをやっていてはだめなんです。常に自分にあったものを見つけていくということが大事なんです。
(1)ランニング
(2)バッティング
(3)ノック
(4)ストレッチ
などが主なメニューですが、この内容はプロの世界でも基本的には同じです。 ただ、学生とプロの違いは練習メニューではなく中身だと思います。それが意識するということです。意識していれば、次第に自分にあった練習とは、必要なものは何かが見えてくると思いますよ。そしてプロ選手にとって大事なことは、みんなと同じことをやっていてはだめなんです。常に自分にあったものを見つけていくということが大事なんです。
※この記事は2008年4月に取材したものです。プロフィール等は取材時点のものですので、ご了承ください。
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