【特集】佐藤久佳選手からの高校生へのメッセージ | 日本の学校

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アスリートからの熱いメッセージ

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佐藤 久佳選手

佐藤 久佳選手

水泳選手 オリンピック銅メダリスト

PROFILE

1987年1月12日生まれ。3歳から水泳を始める。苫小牧市立啓北中学卒業後は上京、日本大学豊山高校へ入学。200M個人メドレーでインターハイ優勝、100M自由形において日本高校新記録を樹立するなど、高校時代からその頭角を現す。 高校卒業後は日本大学文理学部に入学。2005年にはモントリオール世界水泳代表に選出、100M自由形で日本新記録を樹立(49秒71)。2007年の世界競泳で400Mフリーリレーで銀メダル、 400Mメドレーリレーで金メダルを獲得する。同年、100M自由形においてアジア人初となる49秒の壁を突破してのアジア新記録を樹立(48秒91)。 2008年に日本選手権100M自由形で1位、北京オリンピックの400Mメドレーリレーでは銅メダルを獲得。 2009年、株式会社ミキハウスに入社し、現在は社会人として2012年のロンドンオリンピック出場を目指す。

佐藤 久佳選手の学生時代は・・・

恩師との出会いが自分の人生・方向性を決定付けた

佐藤 久佳選手写真
 水泳を始めたのは3歳位からです。家の近くにスイミングクラブがあって、2歳上の兄と一緒に習い始めました。小さい頃から習っていましたが、嫌がらずにまじめに通っていたようです。内心では小学校や中学校の節目の時に違うスポーツもやってみたい気持ちはありましたが、そういう時に限って水泳の成績が良くて、そのまま水泳をやり続けたというのもあります。ただ、中学3年生の全国大会で表彰台に立った時からは、高校・大学でも水泳を続けていこうと決めました。
 北海道から東京の高校へ入学して環境の変化に戸惑いもありましたが、学校の先生や水泳部の先生に暖かく見守っていただいたおかげで、高校でも水泳に集中することができました。また学生時代に水泳を続けてこれたのは、水泳仲間の存在も大きかったです。水泳部の仲間と刺激しあったり、励まされたり、孤独になりがちな個人との戦いを克服することができました。
 高校生活最後の年である2004年に開催されたアテネオリンピックでは、日本の選手がとても活躍しました。その中でも北島康介さんのように水泳で人に感動を与えられるような人間になりたいと強く感じました。また、自分が全力で水泳に取り組み、オリンピックに出場して活躍することが高校時代の恩師に報いることに繋がると思い、それが本格的に世界を目指そうとするきっかけとなりました。世界を目標にしてからは途中の結果がたとえ良くなくても、年に1回の選考会にベストなコンディションで臨めればいいと、それに向けてひたすら練習を重ねていきました。

佐藤久佳選手が抱く競技への心構え

一つひとつの試合が自分との戦い

佐藤 久佳選手写真
 大学時代の最後の年に開催された北京オリンピックに出場することができ、チームで出場するメドレーリレーではメダルを獲得できたのですが、個人の成績はあまり満足のいく結果ではありませんでした。その経験もあって大学卒業後も個人の結果を極めたいという気持ちが強くなりました。もう一度、世界レベルの大会で結果を残したいという思いから、社会人になっても水泳を続けて行こうと決心しました。
 現在はロンドンオリンピックを目指して、全力で練習しており、日本選手権や日本実業団など出場機会のある大会には積極的に参加しています。北京オリンピック以降、未だに納得のいく結果を残せてはいませんが、サポートしてくださる会社の支えに応えたい気持ちが強くあります。ミキハウスへ精一杯の恩返しをすることができるように、今はロンドンオリンピックへ向けて、一つひとつのレースに課題を持って、全力で取り組むことに集中しています。
 試合などでは他の選手がどのくらいの記録で泳ぐかということは気になります。しかし、サッカーなどと違い、水泳の場合はいざ戦うときには独りですので、自分のコンディションが整っていなければ勝てないと思います。ですから、他の選手を気にする以前に、目標とする試合で自分のコンディションを100%に持っていくということを心がけて日々練習しています。
 僕は短距離で自由形という、水泳の中では一番スピードの出る種目に出場します。世界の舞台で戦えるようになれば、世界の中で何番目という明確な順位が評価になります。結果を出せば自分自身の評価につながってくるので、それがこの競技の魅力であり、やりがいだと思っています。

佐藤 久佳選手からのワンポイントアドバイス

練習に全力を出すことが、他人との差になる!

佐藤 久佳選手写真
(1)楽しみながら練習する!・・・どんな競技でも毎日練習するというのは大事ですが、気持ちも体力的にもきつくなってくるのがスポーツです。その点に関して言えば、僕は楽しみながらやるということが一番だと思います。そうでなければ続かないかもしれません。それに僕の場合は部活でやってきて仲間がずっと一緒だったので、仲間との支え合いも大切だと思います。
(2)練習中も頭で考える!・・・身体を動かすのがスポーツですが、がむしゃらに練習しても結果が出にくい場合もあります。やはり練習中でもしっかりと頭で考えることは重要です。どうすれば身体が早く動くか、効率よく泳げるのかと考えながら練習していくことが上達していく一番の方法だと僕は思います。
(3)練習でも最初から100%の力を出す!・・・例えば10回ある練習だとしても、1回目からしっかり100%に近い力を出して練習することが大切です。最初や最後だけ頑張るのではなく、気持ちで負けずに最初から最後まで全力で取り組むこと。本番は1回しかありませんから、練習でも1回目から全力を出せるかという点が、早いスピードを保つことに繋がると思います。

佐藤 久佳選手からみんなへメッセージ

周りへの感謝の気持ちを忘れないことが成長への第一歩

佐藤 久佳選手写真
 日本の水泳界のレベルも年々上がってきているので、高校や大学から勧誘される人も限られてくると思います。でも、頑張って続けてさえいれば誰かが自分を見てくれているはずです。
 ただ、物事を続けていこうと思うからには、結果を残すことが大事です。僕の場合も、高校・大学と先生方から声をかけていただいたからこそ、今までずっと水泳に取り組み続けてくることができました。それはそれぞれの節目において結果を残すことができたからだと思っています。まずは自分がきつい練習にも耐えてしっかり頑張るということが大事です。そして、自分が続けていける環境を作ってくれている人への感謝。例えば両親や友人など周りに支えてくれる人がいることを忘れず頑張るというのは本当に大切だと僕は思います。
 水泳は個人競技ではありますが、実は見えないところで自分をサポートしてくれている人がたくさんいることを忘れないでほしいです。僕がロンドンオリンピックを目指すのも、今まで応援してくださった恩師、サポートしていただいている会社の方々、そしてもちろん両親にも恩返しがしたいという気持ちが強いからです。どのスポーツでもそうだと思いますが「自分は一人で競技しているんじゃない」ということを忘れないで日々励んでほしいです。

※プロフィール等は2010年8月時点のものです。

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株式会社JSコーポレーション 代表取締役社長 米田英一