【特集】新垣渚選手からの高校生へのメッセージ | 日本の学校

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アスリートからの熱いメッセージ

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新垣 渚選手

新垣 渚選手

プロ野球選手(福岡ソフトバンクホークス所属)

PROFILE

1980年5月8日生まれ。沖縄県出身
小学校2年のときから兄の影響で野球を始める。同世代よりも一回り長身の体格を活かして捕手を任されていたが、当時の監督に見込まれ投手へ転向。野球の名門校・沖縄水産高校に入学してからは、主力投手として春・夏連続で甲子園に出場。全国大会史上初の151km/hを記録するなどの好投で大会を大いに盛り上げた。九州共立大学進学後は、明治神宮野球大会で優勝するなど大学球界を代表する存在に。卒業後は、福岡ソフトバンクホークス(当時:福岡ダイエーホークス)に入団し、数々のタイトルを獲得。ゆったりとしたスリークォーターから投げる高速のストレートやスライダー、フォークを得意とし、縦のスライダーにおいては球界随一のキレ味との呼び声も高い。

新垣 渚選手の学生時代は・・・

前向きに取り組むことでしか味わえない、野球の「喜び」に出会えた

新垣 渚選手写真
 実はもともとサッカーが好きでずっとやっていたんです。ただ、5歳離れた兄貴が野球をやっていたので、小学1年の時なんかは、兄貴の野球の試合をよく母親と応援に行ってましたね。あるとき、兄貴のチームが九州大会に出場することになり福岡県へ行けることになったんです。僕の住んでいた沖縄から福岡までは飛行機で行く距離だったので、子供の僕としては「野球を頑張れば飛行機に乗れるんだ!」という感覚になったわけですよ。そこからですかね、野球を始めだしたのは(笑)。でもやりだしたらこれが結構楽しくってね。小さいころは何も恐れないでただ前向きに頑張れたというか、「うまくなりたい」という純粋な向上心だけでぐんぐん前に進んでました。
 はじめは周りの子よりも身長が高いということで、キャッチャーだったんですが、そこから守備などを経て、ピッチャーになりました。今思うと、色々なポジションを経験することで、そこでしか得ることのできない“喜び”を感じることができたらからこそ、“もっともっとうまくなろう”と前向きに思えたのかもしれません。「野球じゃなくてもいいのかな」と考えたこともあったけど、野球に対する思いや情熱を超えるものは、もはや何もなかったですね。
 高校は、ずっと憧れていた野球の名門校である沖縄水産高校に入学しました。ただ、一年生の間は試合なんかまともに出ることもできいし、練習はものすごくしんどいしで、辞めたいという思いが常に付きまとっていましたね。しかも一生懸命練習しているにも関わらずケガに悩まされ、本当につらかったです。先が見えないという怖さもあったし。でも「乗り越えれば明るい未来はやって来る」と言い聞かせながら続けてみたら、次第に結果がついてくるようになってきたんですよ。試合に出られるという喜びも味わえたし、チームが強くなっていく手ごたえも感じることができた。そしたら、県大会や九州大会で優勝し、甲子園に出場することもできて。そのときに、小学校のときから前向きな姿勢で野球に取り組んできたことが間違っていなかったんだなと思うことができましたね。

大学進学から、プロの世界へ

逆境から見えてきたことは、野球を楽しむということ

新垣 渚選手写真
 大学に進学してからプロの世界に入ったんですが、考え方のベクトルがまったく違っていたので、すごくギャップを感じました。プロである以上、試合を見にきてくれたお客さんの期待に応えないといけないじゃないですか。期待というのはもちろん「試合に勝つ」ということですから、結果がすべてなわけですよ。負け続ければ期待されなくなるわけですし。アマチュアでは勝ち負けはあっても、「期待」というプレッシャーをこんなに感じることはなかったです。また不思議なことに、勝てなくなったら負の連鎖に陥ってしまうんですよ。原因を早く突き止められるのが一番いいけど、体の調子もありますしね。逆にいくら体の調子が良くても、ネガティブな考えのままだと結果がついてこない。どんどん自分の殻に閉じこもりがちになり、夜も眠れなくなったときもありました。
 そんなときは、野球を始めた頃の原点に戻るようにしているんです。結局一番大事なのは、今までやってきた反復練習なんですよね。これはプロになっても同じことだった。練習で出来ないことを試合でやろうと思っても、なかなかできない。ある程度余裕があるというパフォーマンスも大事ですが、どんな状況でも“野球を楽しむこと”を目標に、精一杯やることが大切かなと思いますね。

新垣 渚選手からのワンポイントアドバイス

感謝の気持ちを常に心の中に持つ

新垣 渚選手写真
 僕が野球人生において目標にしていることは、「息の長い選手でいたい」ということです。そういう選手を目指すためにはずっと1軍で投げ続けて勝ち続けなければいけません。年々選手寿命というのは長くなってきているので、やっぱり最低40歳までは投げ続けたいなと思いますね。その中で3つ大切にしていることは、
(1)規則正しい生活のリズムを作ること
僕たちの世界は、生活が不規則になりがちなんです。夕方6時から9時まで投げ込みの練習をして、その後に治療やトレーニングをしているとすぐ深夜になってしまう。僕自身もなるべく修正しようと努力しているんですけどね。やっぱりリズムができると、コンディションが全然変わってくるんです。メンタルも前向きになりますしね。

(2)気持ちを充実させる
試合にしても、練習にしても私生活にしても、ため息ばっかりだといいことないですよ。常に前向きにいけば、笑顔も増えますし周りもどんどんいい方に行くと思うんです。チームの中で、一人でも暗い人がいれば雰囲気が悪くなってしまうんですよ。後輩にもそこは気をつけるように言っています。

(3)感謝の気持ちを忘れない
僕が今こうしてプロ野球選手としていられるのも、家族だったり、チームメイトだったり、ファンだったり、色々な人に支えらえているからだと思うんです。そういう人たちへの感謝の気持ちは常に心の中に持っていますね。それが糧となって頑張れている部分もありますからね。

新垣 渚選手からみんなへメッセージ

目の前の問題から目をそむけず、立ち向かってほしい

新垣 渚選手写真
 これからの人生、色んな出来事が起こり、色んな場面に遭遇すると思うんです。乗り越えないといけない窮地もたくさんあると思う。そんなときは、しっかりと目の前の問題と向かい合って解決してほしいと思いますね。僕自身、以前は「なんくるないさ」(沖縄の方言で『どうにかなるさ』)という言葉を座右の銘にしてたのですが、もう封印しました。やっぱりどうにもならないことってたくさんあるし、成り行きに任せてはいけないこともそれ以上にあるんです。みなさんもぜひ、目の前の問題から目をそむけず、立ち向かってほしいですね。

※プロフィール等は2012年6月時点のものです。

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株式会社JSコーポレーション 代表取締役社長 米田英一