|
沖縄県 那覇工業高校
|
|
使われなくなった車いすを、工業高校生が修理・再生し、スマトラ沖地震の被災者やアフリカ、韓国へ送る「空飛ぶ車いす事業」(日本社会福祉弘済会主催)に、沖縄県内から那覇工業高校と他1校が参加した。那覇工では当初、このボランティアの話を聞いた屋良修教諭が1人で車いすの修理を行っていた。 だが、生徒たちから「自分の技術でもやってみたい」との声が相次いだため、定時制機械科と電気科の「課題研究」の授業で取り組むことになった。ちなみに車いすの材料は病院や介護施設より譲り受けた。 集めた材料の中から使える部品を集め、1つの車いすに組み立て直す。この作業を2班各10名で担当し計5台を製作。完成した車いすのうち1台は既に日本社会福祉弘済会を通じて、スマトラ沖地震の被災地スリランカへ送られた。 電気科四年の知念貴明君は「僕も交通事故に遭い、右腕などに障害を負った経験があります。だから、このボランティアの話を聞いた時、すぐに参加しようと思いました。自分にできることが誰かの手助けになれば、とてもうれしいです」と話す。他の生徒たちも「我々の技術が、何らかの形で活かせれば励みになります」と話していた。 屋良教諭は、このボランティア活動を通じて生徒が成長することを期待。「人の役に立つことを肌で感じてくれることが何よりの収穫ですね」と語っていた。残念ながら、屋良教諭は3月で退職されたが、そんな教諭の願いは生徒たちにしっかりと受け継がれている。同校では、今年も「空飛ぶ車いす事業」に参加する予定だ。 |
| (2005年5月) |
