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6才まで 幼稚園の時期  3.お友達、幼稚園とのかかわり方
Q 『仲間に入れない子:5歳』
 もうすぐ6歳になる息子です。小さい時期から喜怒哀楽が激しく、テレビの言い争いの場面ではテレビを叩いて怒りったり、ちょっとしたことでケラケラとよく笑う子でした。何事にも好奇心旺盛で、器用ではありませんが楽しんで取り組む方だと思います。そんな息子が入園し、年少、年中はそれぞれのクラスで気の合う子と仲良くしていたので何の心配もなかったのですが、年長になって、クラスのお友達とあまり遊んでいないようで、園庭で遊ぶ時は以前同じクラスで普段から習い事も一緒で家族ぐるみで仲良しの一人の子とばかり遊んでいるようです。その子も外遊びの時は息子を探しているようで、どちらかが休みの時はひとりで遊んでいるようです。
 それ自体は悪いとは思わないのですが、クラスの中ではそれなりに他の子とも関わりがあると思っていたら、先日の給食の時にとなりに座っている子に「○○君、お話ししてくれないよ」と言われ、驚いて先生に聞くとやはり自分から輪の中に入ろうとはせず、教室内では絵本を読んでいるか、廊下をうろうろしているそうで、先生が声をかけると輪に入るがまたすぐに出てしまうようです。息子に聞くと、「だって○○君は誰々のお友達だから」と言います。「仲間に入れてって言ってみたら?」と言うと「恥ずかしいもん」と言いました。
 クラスのお友達数人で公園に行った時に様子を見ていると、お友達のことは気になるようで近くには行くのですが、やはり輪に入ろうとはせず、横で一人で遊んでいました。一人の子が息子に何度も呼びかけてくれるとその子とは少し話もしていましたが、他の周りの子とは話そうとはしませんでした。どうも息子は相手からのアプローチを待っているように見えました。けれどお友達が家に来た時や、家の車に一緒に乗っている時はちょっかいを出したりしています。私がそばにいるから何かが違うのでしょうか?
 幼稚園自体は大好きで遠足や行事もとても楽しみにしていますし、よく食べよく眠り本人だけを見ていると楽しそうです。けれど来年から小学校に行くのでこのままでお友達ができるのかと心配です。
A イラスト 幼稚園自体は大好きで、よく食べよく眠り、楽しそうなのであればもう少し様子をみてはどうでしょう。何といってもまだ幼稚園児ですから、大人の思うような形に社会性が育っていなくて当然です。これから小学校に上がり様々な関わりの中で、誰かが声を掛けてくれるのを待っていてもダメということをどこかの地点で体験するでしょう。
 お子さんは一人っ子でしょうか?核家族の一人っ子は、どうしても日頃から自分中心に物事が動きます。家族が多いと、自分からアプローチしなければ誰かが気を利かせてくれるのを待っていても、ややもすると置き去りになってしまいます。また、兄弟からのちょっとした裏切りや、プライドを傷つけられるといった経験もします。しかしお子さんはそういったことに、免疫ができていないだけなのかも知れません。王子様ですね。子どもは、大なり小なり自分のテリトリー内にいるときは王子様です。黙っていても友達は従ってくる。誰も僕を裏切ったりはしない。もしもの事があってもお母さんがいるという安心感から外遊びをしているときよりも、大胆な振る舞いをするものです。まして家の車に同乗させているとなると、余計に立場は強いですね。しかし、子ども特有なそういった振る舞いも、成長と共に緩和されてきます。それでは人に嫌われますし、本当のお友達ができないことも分かってくるからです。
 親御さんにできる応援の仕方としては、たとえば親子で地域のサークルなどに参加し、お母さん自らが隔たり無く人の輪の中にとけ込んで行く姿を見せてあげるのはいいですね。公園なども少し足を伸ばして、知らない土地に行ってみるのもいいでしょう。家庭内においては「ありがとう」「ごめんなさい」「嬉しいよ」など、家族それぞれが自分の気持ちを素直に表現することを心がけましょう。お子さんの成長する力を信じて、ゆっくり待ってあげて下さい。 
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