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6才まで 幼稚園の時期  3.お友達、幼稚園とのかかわり方
Q 『担任の先生から嫌われているのかもしれない:6歳』
 1年生の息子(性格は集中力がなく、すぐカッとなるところが多いです)が、先生に嫌われていると感じています。また入学してまだ3ヶ月しか経っていないのに、先生からよく連絡が来ます。内容は、叱られたのに走り回りプールに頭から落ちた、友達をいじめたり泣かしたりするなどです。息子に聞くと「そうじゃない、僕だけじゃない、僕だってされてるんだ」と言い、プールに落ちたときには先生は助けてもくれず、「お前が悪いんだ」と言われたそうです。また担任の先生に「明日から来なくていい、教室にあなたの席はない、他の小学校も誰もあなたの事を呼んではいない」「先生も教室のみんなも、誰もあなたのことなんか信用してない」とも言われたそうです。
 すごくとショックで息子は学校へ行く事を恐怖に感じています。かといって息子の様子を常に把握しているわけでもなく、側でいつも見ているわけにもいかないので、自分で努力して変えていってほしいと思っています。夫も「信用されなくなっちゃうと信用されていないとでは明らかに違う」と言い、息子に先生の言うことは正しいと教えている事が、本当に正しいのか悩んでいます。
 「僕の事は誰も信じていないと思う」と言う息子になんて言ってあげたらいいのでしょう。夫からは息子へ「そうじゃないよ、自分の正しいと思うことをきちんと考えてしたらいいんだよ」と言ってくれています。
 「先生は間違っている」と言えば、子どもは先生を馬鹿にし、秩序が乱れないかと心配です。夫は、先生なのに言葉に配慮が無さすぎると怒っていました。学校に怒鳴りつけに行くことも可能ですが、教室で目の敵にされている息子を殺されはしないかと、心配で悩んでしまいます。
A イラスト 問題を順番に整理してみましょう。
1,お子さんには、誰に何を言われても自分で乗り越えていける強さを持って欲しい
2,お子さんに「先生は間違っている。自分を信じろ」と言ってやりたいが、そうもいかない
3,学校に話しを持っていきたいが、逆恨みをされて担任の先生に殺されやしないかと心配。そのように考えてしまう自分自身のあり方にも疑問をもってしまう。
 以上の解釈でいいでしょうか?もしニュアンスが違っていましたら、何かの参考になさって頂けたらと思います。

 1番ですが、とにかく保護者の方がお子さんを認めていれば、まず大丈夫です。今はまだお友達との付き合い方や、集団の中で守るべきルールを会得できていませんが、徐々に慣れていくでしょう。
 ここで「認める」ということについて、少し考えてみましょう。お子さんからの「僕だけじゃない」と言う訴えを例に取ってみます。「そうだね、君だけが悪いんじゃないよね」と同意することが、「認める」ではありません。また「どうして先生は僕だけを叱るの」という疑問点も、取りあえずは置いておきましょう。まずはお子さんから「どうして喧嘩になっちゃったの?」と、事の成り行きをじっくり聞き出してあげましょう。もしかしたら、先に仕掛けてきたのはお友達の方だったなど、お子さんなりの言い分が存在するはずです。「そうか、悔しかったんだね」と、まずはお子さんの気持ちを認めてあげましょう。そして次に、何故お友達と上手くできないのか、どんな行動が良くなかったのか、本人が認識できるように一緒に考えてあげましょう。失敗を繰り返さないためにも、今度からはどうしていったらいいかも、考えさせます。最後に、反省の次は励ましです。「大丈夫、今度からは手を出さずにごめんって謝ってみようね」と促してみましょう。「僕は誰にも信用されていないんだ」と言う訴えも、「大丈夫、君がお友達を叩かなくなったら、きっと先生もみんなも君を信じてくれるようになるよ。そのことをお母さん達は信じてるよ」と、可能性を信じてあげましょう。たとえばこのような信頼が、お子さんの存在そのものを「認める」ことの一つでしょう。こういうことは、一回や二回で理解できるものではありません。家庭内においても「ありがとう」「ごめんなさい」を素直に言える練習をしてみましょう。家族がお互いに意識してみることが大切です。また、カッとなりかけたときには、ぎゅっと抱きしめて落ち着かせてあげましょう。落ち着くことができた時には「ほら大丈夫になったね。できたね」と繰り返し体験させてあげましょう。

 2番も同じです。お子さんの前で誰が間違っていて、誰が正しいということを明らかにすることが、解決策ではありません。「優しくなれるように、頑張ってみよう」と言うエールの向こうに、きっと未来が開かれます。

 3番ですが、これは考えすぎです。そこまで物事をネガティブに捉えてしまうと、お子さんまでが人を信じられなくなってしまいます。しかしこのままでは良くありませんので、学校を信じて校長先生か教頭先生、または学年主任の先生にあなたの不安も含め、ありのままを相談してみることをお勧めします。担任の先生との間に入って、上手く調整してくれるはずです。お子さんが楽しく学校に登校できるよう、家庭と学校が協力しあっての応援態勢が必要かと思います。神経質になりすぎず、お子さんを応援してあげて下さい。
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