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9才まで 小学校低学年  1.こどもの性格、癖
Q 『親の前だけいい子:7歳』
 小2の「家ではいい子」「親の前ではいい子」な長男に悩んでいます。お手伝いもよくします。言われる前から歯磨きもするし日々の宿題もします。口答え・反抗・わがままはほとんどありません。しかし、妹・弟に対しては、親の見ていないときにきつい口調で怒っていたり意地悪をしたりしています。また、学童や先生の前では言うことを聞かないようで、やりたい放題といった感じです。今までの自分の子育てがガラガラと崩れて、どうしていいのかわかりません。
 小さいとき厳しくしすぎたのでしょうか、ガマンさせすぎたのでしょうか。「すごいね」「がんばったね」「ありがとう」を心がけて言ってきたつもりでしたが、逆にそれが長男にはプレッシャーになってしまったのでしょうか。それともスキンシップ不足でしょうか。今もその傾向がありますが、二人目が生まれてから、長男を抱っこしたり手をつないだり、そういうことが億劫になってきたと自分でも意識しています。何が原因なのか分からなくなってきました。息子が「いい子」なのは嬉しいのですが、親以外の場面でも「いい子」でいてくれるには、どう接していけばよいでしょう。 
A イラスト 早い内に気づかれて良かったですね。お子さんが外でいい子ではないのは、内部でバランスを取るためです。ですが内でも外でも「いい子」を要求されすぎると、もっと違う形での逃げ道を作ってしまうことになります。そうなると危険です。子どもは本来、自由奔放な存在です。子どものそのままを表現させてあげましょう。そのためには、すべてをひっくるめたその子を受け入れてあげましょう。

〜子どもが親の前でそのままの姿で生きるためには〜
1,「すごいね」「えらいね」「がんばったね」を必要以上に言い過ぎない
 これらの言葉で褒めすぎるのは、形を変えて威圧しているのと同じ原理になります。「いい子にしていないと愛してあげないよ」と勘違いした子どもは、親に愛されるために、一生懸命いい子であろうとします。その歪みがどこかに出てしまいます。

2,欠点を受け入れてあげる
 「下の子に対しては、いたずらをしていても可愛く見えてしまうのに、長男にはつい厳しくなってしまう」というのは、よく聞かれる話です。どの子も可愛いのは同じですが、お兄ちゃんにはつい期待を掛けてしまうのですね。失敗をしても、許せる範囲で微笑ましく笑って受け入れてあげましょう。

3,しっかり関心を持ち、話をゆっくり聞いてあげる
 たとえば失敗したときに厳しく問いただすのではなく、質問形式で「どうしてこうしようと思ったの?」と相手の言い分を、関心を持って聞いてあげましょう。「失敗しても怒られない、責められない、僕を嫌いになったりなんかしない」というのが分かってくると、正直に何でも話せるようになってくるでしょう。

4,手を繋いだり抱きしめたり、触れ合いを多く持つ
 一日一回でもかまいません。それも何かが「良くできた」ご褒美ではなく、失敗したとき、困ったとき、イライラしているときにこそ、黙って抱きしめてあげて下さい。きっと大きな愛に包まれた感覚と共に、お子さんの中に優しさとゆとりが生まれるでしょう。本物の優しさが育まれれば、表と裏を使い分ける事も減っていくでしょう。
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