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2.生活習慣、しつけ
『勉強へのやる気をなくしてしまった:8歳』
小学校2年生の男の子です。家庭学習として算数と国語の問題集を買って与えはじめましたが、私の言葉によって息子は勉強への意欲をなくしてしまいました。
息子は周りの子より勉強が得意で、小学1年、2年と勉強面では困ったことはありません。お受験をさせてもいいかもと思い、少し難しい問題集を見せ、本人もしたいといったので購入しました。
その問題集は該当する月に1日1頁ずつするものなのですが、簡単といいながらたった3日でやってしまいました。今から考えると本人は、早く出来たことをただ褒めてもらいたかったのだと思いますが、つい「え〜もうやってしまったの。まだまだ日にちがあるから。じゃあ、全部消しゴムで消してもう一回やって」と言いながら、息子に返してしまいました。
それからは一切家で勉強しなくなりました。次の問題集を渡しても1頁もしません。「もうしたくない」と心を閉ざしてしまった感じです。「ママに思いやりがなかった、ごめんね」と謝って許してくれましたが、今では勉強はきらいになってしまっています。どう対処すればいいのでしょうか。
9才まで 小学校低学年/生活習慣、しつけ
「子どもは親に愛されるために頑張る」
子どもは親の期待に応えようと頑張ります。親の希望と子どもの持つ資質が上手く合致した理想的な例もあることでしょう。しかしそこで親子の資質にズレがあれば、子どもの方が先に逃げ出すか、親が諦めるかのどちらかになります。このように親子で真実が見えれば問題はないのですが、逃げ出すことを許されない環境に置かれた子は大変です。
「自分の心に嘘をつくと後で必ず歪みが生じる」
親に愛されることのみを目的に頑張るということは、自分の心を置き去りにしているのと同じです。心を置き去りにしたまま育てられた子は、自分という存在が分からなくなってしまうのです。結果、生きる気力を無くした若者になってしまったり、冷えた親子関係を作ってしまったりすることにもなりかねません。
「子どもの意思を尊重してあげましょう」
お子さんは、お母さんに誉めてもらおうと一生懸命頑張っていたのです。しかし今回の事をきっかけに、「何かが違う」と心のどこかで違和感を持ったわけです。逆な見方をすれば、お子さんは自分の心の動きをきちんと分かった子です。意にそぐわないことは、お母さんに向けてちゃんと表現ができていますね。ある意味今回のことは良かったのではないでしょうか。きっと普段からお子さんの心を大切に、育てられてきたのでしょう。お母さんが謝ったのも正解だったと思います。
お子さんはまだ8歳です。お受験をするにしてもまだ時間はありますから、取りあえず今はお勉強の事には触れず、好きなことをやらせてあげましょう。たとえばゲーム、漫画、工作、スポーツなど何でもいいですから、お子さんの発想や頑張りに対し「ほほぉ〜」と関心をもってあげましょう。ただ、学校の宿題だけは決まり事としてきちんとやらせましょう。そうこうするうちに、友だちの注目を集めたことや宿題を先生に褒められたことがきっかけで、またお勉強に興味を持つかもしれません。あるいはお母さんがそのことを褒めた流れで、問題集を自然に促すこともできるようになるでしょう。心を大切に育てられた子は、自分を大切にすることができますし、幸せに生きるために頑張ることのできる青年に成長してくれると思います。どうか今は焦らず、そのままのお子さんを愛してあげて下さい。
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