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9才まで 小学校低学年  3.お友達、学校とのかかわり方
Q 『負けん気が強いためお友達と衝突する:8歳』
 小学2年の娘です。小学校に入ってから勝ち負けにとてもこだわるようになりました。ゲームやじゃんけんで負けるととてもふてくされます。いつも機嫌が直るまで大変です。お友達との何気ない会話の中でも、何事にも勝っていないと嫌という感じで話しています。例えばお友達に「今日の服に合わないね、今日の1番は私!」と言ったり、階段を上がるときでも競争をしていないのに「○○ちゃんに勝った。○○ちゃんって遅いよね」と言います。たまに言うくらいなら他の子もあるかもしれませんが、娘の場合はしつこく言ってしまうので、結果的にお友達を挑発してしまったり傷つけてしまうこともあります。最近ではもう娘と遊びたくないというお友達も出てきてこの先不安です。
 本人には、勝ち負けが全てではない、人と比較する必要はない、人を傷つけるようなことを言ってはいけない、と判るようにかみ砕いて話してはいるのですが、効果が見えてきません。説明のしかたが悪いのか、娘の捉え方が根本から何か違うのか、どうしていけばいいのか考えあぐねます。わかりやすく伝える方法でよい方法はないでしょうか。
A イラスト お子さんは自分が一番であること、また良くできることを常に確認し続けないと不安なのかも分かりません。人から評価を得たり、人よりも優位に立つことで解消しているのでしょう。それは本人にとっても辛いことだと思われます。優位な立場を維持し続けない限り、自己評価が下がってしまうのであれば、気は張りつめていなければなりません。小学二年生でしたらまだ社会性も発達途上の段階ですし、自己コントロールや自己分析能力も未熟です。お友達が離れていっても、その原因が自分の行為にあることをなかなか理解することができません。たとえ理解できたとしても、離れたお友達を取り戻すために、より強い方法で自己アピールをしようとします。例えば「ほら、私はこんなにも値打ちのある女の子なのよ。だから仲良くしましょう」という手段を使ってしまうのです。勝ち負けがすべてではないことを説明する前に、勝たねばならないお子さんの不安をまず解消してあげましょう。考えられる原因をいくつかあげてみます。
・お母さんご自身が、人に負けるのがお嫌いではないでしょうか?
 お子さんの前で言葉にはしていなくても、常に誰かや何かと比較して安心したり焦ったりというようなことはありませんか。
・他人の良いところを、話題に登らせていますか?
 お子さんに対して直接評価を下していなくても、TVの中や世間話の中で人の欠点をあげたり、見下したりするような会話を無意識に取ってはいないでしょうか。
・存在そのものを愛していますか?
 お子さんの長所も短所もすべてひっくるめて、愛してあげているでしょうか。
 上記のいずれかにもしお心当たりがあれば、親子の対話を多く持ち、しっかり認めてあげましょう。日常生活の中で、家族がお互いに良いところを見つけて、誉め合ってみるのもいいですね。また、ちょっとした行為にも「ごめんなさい」「ありがとう」をこまめに言い合ってみましょう。きっと何かが変わると思います。焦らずゆっくり進んで下さい。
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