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3.お友達、学校とのかかわり方
『学校でお友達のモノをとってしまった:6歳』
小学校1年の娘のことで相談です。先日、担任の先生から「娘さんがお友達の鉛筆などをとったりして困っている」と電話がありました。確かに筆箱には友達の鉛筆が入っているのは私も知っていましたが、「シールと交換した」と聞いており、仲が良いのだとばかり思っていたので、聞いてとてもショックを受けてしまいました。娘は、しっかりしているタイプではありますが、所有欲が旺盛というか、友達の持っている物を欲しがり、くれない時には「ケチ!」と言ったりして、一方で自分の気に入っているものは絶対に人にあげないという悪いところがあります。自分がされて嫌なことは人にもしないようにと何度も話しているのですが、今ひとつわかっていないようです。
ちなみにうちは、お金にも余裕がないし、祖父母はいないので、あまりおもちゃや文房具は娘には買ってやってはいません。そのことも原因なのでしょうか。人や物を大切にすることについて、今後どのように教えたらわかってもらえるのでしょうか。
9才まで 小学校低学年/お友達、学校とのかかわり方
お金のあるなしや、祖父母がいるいないは、まったく関係ありません。家庭の事情で、皆が同じような現象を起こすかというと、そうではないですよね。
考えられる原因としては、「うちには余分なお金がないから、買ってあげられないのよ。だから我慢してね」と、必要以上に言葉に出してはいないでしょうか。事実を伝えるのは必要なことですが、「我慢する」という行為を過剰に課されることにより、ストレスがたまり、欲求不満になってしまいます。すると、普通に今ある現状に満足することができなくなり、人の物が良く見えてしまいます。そして心の余裕もないので、「欲しい」という気持ちも抑えられなくなります。しかもいったん手にした物は、不安で放すことができず、結果的に次から次に物を手にしたくなるのですね。
ではどう改善していけば良いかというと、問題は子どもにとっての満足度です。今ある物に満足できるような家庭環境を作られることをお勧めします。そのためには、まずお母さんが、子どもと一緒に楽しく遊べる工夫をしてみましょう。たとえばコップに100円ショップで買ったシールを貼ってアレンジしたり、日曜日には2人でクッキーを焼いたり、拾った石ころ1つでも工夫次第でいくらでも楽しめますね。また、道端の草花に目をやったり、空のちぎれ雲で空想遊びをしたりと、何気ない日常の中に喜びを見つけることはできます。
そうやって心の充足が得られれば、必要以上に物を求めなくなりますし、また心のゆとりから自己を抑制することも上手くなってくるでしょう。自己の欲求を押し通すことだけで精一杯だった意識は、今度は人の立場に立って物事を考えられるようにもなってきますから、お母さんの立場も理解し、お互いに助け合い、思いやりながらの親子関係が築けることでしょう。
まずは親子でふれあいながら、生活の中に喜びを見つけてみて下さい。きっと良い子に育つでしょう。
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