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9才まで 小学校低学年  5.保護者の不安、ストレス
Q 『イベントしないとダメ?:7歳』
 小学一年生の娘がいます。娘だということもあり生まれた当初はことあるごとに宮参りや雛祭り、クリスマスに誕生日とイベントごとをしてあげていました。しかし私自身がそうであるように、小さいときに何かをしてもらってもおぼえていません。せいぜい写真に残っている程度です。そういったのもあって何もしなくなりました。元々夫婦共にイベントごとは何もしないので、子どものためにわざわざ何かするのも本当は大変でした。
 しかし先日、お友達の家で雛祭りをするのでお呼ばれされたのですが、帰ってきて娘が「なんで私の家ではしないの?」と聞いてきました。隠すことではないので「今やっても大きくなったら忘れちゃうでしょ?」と言うと、大泣きされてしまいました。子ども心にクリスマスや七五三、雛祭りなどしてもらうのが羨ましかったようです。これからは大変でもしてあげようと思ったのですが、今までしていなかった分を取り戻すには、何か娘にしてあげたほうがいいのでしょうか。
A イラスト 〜ポイント!〜
“感動は心の大切な栄養です”
 今までしてこられなかった分を取り戻すために、特別何かをする必要はありません。イベントの形に捕らわれず、しっかりと家族の触れ合いを深めていって下さい。

 イベントは思い出を残すためにするものでもありませんし、あなたが記憶に残っていないのは、他に何か理由があったのかもしれません。サンタクロースにプレゼントをもらった瞬間や、お誕生会でみんなに祝ってもらった嬉しさなど、楽しかったことや心から感動したことは、きっと記憶に残ります。仮に具体的な情景が消えたとしても、「お父さんもお母さんも、私のために想ってくれている」という想いは、その度に子どもの心に刻まれていきます。逆に言えば、セレモニーやイベントでなくても、「愛されている」ことを子どもが実感できるような親子の触れ合いを持てれば、それにこだわる必要はありません。そして「これからはやってあげよう」とお考えであれば、是非してあげて下さい。
 ただ、親御さんが楽しくなければ、子どものワクワク感も半減してしまいます。たとえば、お誕生会に招かれたから、同等なことをして招き返さないといけないという捕らわれや、クリスマスの夜にご馳走を作るのが大変等、負担になってしまってはいけません。イベントのあれもこれもをやろうとはせず、一年の行事の中で2,3ピックアップし、無理のない範囲で考えられるといいでしょう。イベントを通して、家族で「文化」を味わうのも心育ての一つになります。たとえばお月見の日には、夕食のあとにベランダに出て、みんなでお団子を食べながらお月様を見上げてみるのはどうでしょう。昨日と変わりのない月であったとしても、改めてその美しさを感じ取られることを覚えるかもしれません。また、バレンタインの日には、お母さんと一緒にお父さんのチョコレートを探しに行くのもいいですね。きっとお父さんの喜ぶ顔が見られます。その顔を見て、子どもが自分の喜びに変えることができれば、「人を幸せにすることの喜び」も味わっていくでしょう。
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