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5.保護者の不安、ストレス
『すぐに「やさしくない、いじわるする」という息子:6歳』
長男6歳(小学1年生)、次男3歳(幼稚園年少)の母です。長男の事でご相談します。
先日私がうっかり給食の箸を入れ忘れてしまい、タイミング悪く予備にランドセルに入れていた割りばしも折れていて使えなかったそうです。息子は「ママが意地悪して折れるようにしてたんだ」と激しく怒ります。「ママがうっかりでごめんね。でもどうしてママがあなたに意地悪するの?そんな事絶対しないよ。そんなこと言われて悲しい」と言い聞かせました。
また、近所の子ども達と鬼ごっこして自分がつかまりそうになっても「自分だけ狙われる。みんなが自分に意地悪する」と泣きます。パパがたまたま「今日は寝るのが遅くなったから絵本を読めないよ」と言うと「パパは僕にいじわるする」と泣きます。「愛してるよ。大事だよ」と抱きしめると嬉しそうにするのですが、ランドセルを自分で自分の部屋にもっていかせたり、服を自分で用意させたり自分のことを自分でさせようとすると、「ママは僕にやさしくない、いじわるする」と受けとめるのです。長男にどう接したら良いでしょう。
9才まで 小学校低学年/保護者の不安、ストレス
「甘やかしと甘えさせの違いを考えてみましょう」
しっかり抱きしめる、「愛してるよ」と言葉にする、個性を受け入れる、これらは甘えさせる行為です。この時期にたっぷり甘えさせてあげることで人格の基礎が培われ、物事を乗り越えていく力や挑戦する意欲、探究心などに繋がっていきます。
それに対し自分ですべき事をお母さんにさせようとしたり、状況を無視して自分の想いを押し通そうとしたりするのはわがままで、それを容認することが甘やかしです。甘やかしは本人にとって、必要な社会性が育ちにくい、あるいは依存的な性格を作ってしまうことにもなりかねません。
「ひがんでしまう原因を考えてあげましょう」
甘やかしを正す前に、どうしてお子さんがそこまでひがんで物事を解釈してしまうのか、考えてみましょう。一つには兄弟同士の格差があるのかもしれません。
たとえば、第二子を出産されたとき、お子さんはどのような環境に預けられていましたか。長期に渡り第三者に預けられることで、お母さんに見放された感覚を持ってしまう場合があり、その時の不信感が回復しないままトラウマになる時があります。また、下の子には甘く、上の子には「お兄ちゃんでしょ」という言葉と共に、厳しくしていないでしょうか。心のどこかで「お母さんは僕よりも弟の方がかわいいのかもしれない」と疑心が生じると、わがままな振る舞いをし、それでも親は許してくれるかどうか確かめたくなるのです。お兄ちゃんといっても、まだまだ甘えたい年頃です。今なさっているようにしっかり抱きしめ、「好きだよ」と繰り返し言ってあげて下さい。
「具体的な対処の仕方」
お箸の件のような誤解が生じたときは、今のやりかたで正解だと思います。「みんなが意地悪する」と泣いたときは、「大丈夫、君はとっても良い子だから。意地悪をしてるんじゃないよ」と安心させてあげましょう。絵本の件のように状況を無視してわがままを言ったときには、「意地悪じゃないよ、遅くなるといけないってお父さんは考えてるんだし、君もお父さんのことを考えてくれるかな」と言葉を添えて抱きしめ、納得させてあげましょう。自分のことを自分でさせるときはお子さん一人にさせるのではなく、しばらくの間だけ側について見ていてあげましょう。お母さんの意識が自分に向けられていることさえ確認できれば、ひがみは少なくなると思います。
時々は下の子をご主人に任せて、お兄ちゃんがお母さんを独り占めできる時間を作ってあげましょう。
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