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12才まで 小学校高学年  1.こどもの性格、癖
Q 『マイナス思考になりがちな子:10歳』
 小学校4年生の娘のことです。小さい頃からすぐに「どうせ私はだめなんだ」「何をやってもうまくいかない」と言います。毎日愚痴を言うばかりで、励ましたり前向きになるように話してはいるものの、聞いているこちらの方が気が滅入ってきます。また娘の方も言いっぱなしで、あまり話を聞いていないようにも思います。考え方、捉え方、感じ方は人それそれですが、これからも色々なことをマイナスにとらえていては毎日つらいだろうな…とかわいそうにも思えます。前向きに考えるために娘にアドバイスをしたいのですが、どのように言ってあげるとよいのでしょうか。
A イラスト 次の項目をチェックしてみて下さい。
1.お子さんの自己目標が高い
2.常に他人と比較し、人からの評価を気にしている
3.親が過剰な期待を掛けすぎていないか
4.親がかまい過ぎていないか
5.日頃から、家族に関心を持たれているか
6.親子の触れ合いは、十分にできているか
7.日常の中のさりげない幸せに、感謝を持っているか
 もし1〜3でお心当たりがあれば、お子さんの内部では常に葛藤が起こっていることになります。何を頑張るにしても、自らの欲求としてではなく人から与えられた目標ですから、行為の中に喜びを見出すことがしにくいのです。
 たとえばピアノを例にあげてみましょう。この場合、目的は「上手くなること」ですから、上手くならなければ意味はありません。才能が無かったり、下手だったりすると「どうせ頑張っても私には無理」という結論に直結されます。ここで「何を言ってるの。頑張ったらできるよ。上手くなろうと思ったら、練習を重ねないと誰だって上手くはなれないんだからね。頑張ろうね」という励ましの言葉を掛けてもらっても、本人にしてみれば追い立てられたような気持ちになるだけで、「分かってるわよ」とお母さんの言葉を流してしまいます。まずは、音楽の楽しみ方を教えてあげることが大切です。ピアノをする本体の目的を「楽しみ」に持って行ってあげましょう。親子で色々なジャンルに触れ、本物の音楽を聴いて、そのプロセスを味わい、生活の中にも取り入れてみます。興味が湧けば、練習も楽しくなります。その先に「上達」という結果が出てくれば、また達成の喜びも知っていきます。それは、自信となっていきます。
 4の場合も、これによく似ています。目標を横から与えるのではなく、お子さんの興味を引き出しながら、本人のペースに任せてみましょう。
 5,6は、これとは逆です。放任し過ぎることで、「お母さんもっとかまって。本当の私を見て。私には何ができるのかしら?でも私にも分からないの。私の中に光る原石を探して」と訴えかけているのかも知れません。たとえばそれがピアノであれば、一緒に興味を持って音楽を楽しんであげて下さい。その中に、一緒に居てあげて下さい。
 上記のいずれに関わらず、7は親子で振り返ってみて下さい。たとえば済んだ空、旬の食べ物の美味しさ、夕食後の団らんの一時。「美味しいね」「嬉しいね」「楽しいね」「ありがとう」と、声に出してみて下さい。お母さんご自身が生きることを楽しんでいる姿を、お子さんに見せてあげて下さい。 
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