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1.こどもの性格、癖
『嫌だと言えない息子:12歳』
小6の息子のことです。息子は大人しい性格で、家でも学校でもあまり怒らず、弟と物の取り合いになってもすぐに譲ってあげるような性格です。成績はまあまあ良く、宿題や持ち物にも自分で気をつけ、お手伝いもすすんでするという手がかからない息子です。
しかしとにかく気が弱く「嫌だ」の意思表示ができません。強く言われると言いなりになってしまう息子は、クラスでもバカにされがちです。なぜはっきり意思表示できないのか本人に聞いても、うまく説明することができません。とにかくその場を丸く収めるために、相手の言うことを聞いてしまうということみたいです。怒る時はしっかり怒って、違うことは「ちがう」とはっきり言わないと、この先困ったことが起こる、本人が人間として信頼されず友達もできない、と言い聞かせているのですがなかなか事の重大さを分からないのか変化が見られません。
いままで母親の私がガミガミ言いすぎて、頭を押さえつけてしまったから自信の無い子どもになってしまったのかと思ってしまいます。反省して、余計な口出しはしないようにしていますが、これからどんなアドバイスをし、どんな風に接していっていいのか悩んでいます。このままでは中学でイジメにあうのではと心配です。
12才まで 小学校高学年/こどもの性格、癖
お子さんは、自信の無い子というよりも、その場その場で「考える」という習慣が付いていないだけではないでしょうか。おとなしく穏やかな性格は、持って生まれた資質もあるでしょう。そこに加え、自分で考えなくても誰かが指示を出してくれる環境であれば、素直に従ってしまいます。従った結果が自分の想いと異なる形であったとしても、主張し逆らって勝ち取るよりも、「まあ、いいか」と収めてしまう方が、本人にとっては楽なのです。ですのでそこに意思が無いわけではありません。「本当はどうしたかったか」ということをじっくりて聞いてあげると、「嫌だった」と答えられるはずなのです。
では「そこまで嫌だったのならどうして言わないの?」と言いたいところですが、知らず知らずのうちにお母さんが反論のチャンスを奪っていた場合もあります。子どもの本音は、おそらく「嫌だったけど言ってもどうせお母さんは聞いてくれないと思った」「そうじゃないでしょと、しつこく説明されるのがうるさかった」「面倒だった」というようなところではないでしょうか。のんびりした子どもの場合は、返事を待てないケースもあります。考えているのかいないのか分からないような表情にしびれを切らせ、「こうしなさい」と促してしまうパターンです。これらは、子育中の母親であれば、誰もがよくやってしまうことです。
〜ポイント!〜
習慣付いた癖は習慣で改善しましょう。
お子さんの癖は、すでに習慣付いてしまっていることです。ご家庭のなかで「自分で考え答えを出し、それを言葉にする」という練習をしましょう。そのためにはまず、先回りして指示をせずに「どうする?」と選択権を与えてあげましょう。どんな小さな事でもかまいません。正直な考えや気持ちが言葉に変わるまで、じっくりと待ってあげましょう。出た答えがお母さんの意に反することであったとしても、いったんは受けとめてあげましょう。
今から練習を重ねていけば大丈夫です。お子さんには、人との協調性や弟をいたわる優しい心があります。それは大きな魅力の一つです。「このままではダメだ」と心配せずに、「大丈夫、上手く行くからね」と、励ましてあげて下さい。
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