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1.こどもの性格、癖
『褒めても注意しても同じ調子の息子:10歳』
習い事で水泳を始めて1年ほど経ちました。うまく泳げて褒められても、タイムが悪くて注意されてもいつも同じ調子です。褒められて嬉しくなって調子に乗るのは、まだ子どもなので分からなくはないです。でも注意されても同じようにへらへらというか飄々というか、ちゃんと聞いているの?と思ってしまいます。
家で注意しても同じです。お手伝いがちゃんとできて褒めても、約束事を守らなくて注意しても変わりません。褒められて嬉しいということをきちんと出せるのはいいことだと思います。でも、注意したことをきちんと受け止めて反省もしてもらいたいのです。いつでも一本調子の息子に対して、もう高学年でそろそろきちんとしていきたいですし、どのように教えていけばよいのでしょう。
12才まで 小学校高学年/こどもの性格、癖
アメとムチを上手く使い分けながら、大人の思う方向に子どもを持って行こうとすると「そうなるものか」と、身をかわしてしまう子どもがいますが、これも一つの主張です。特に最近の子どもは環境に恵まれていますので、ハングリー精神では動かなくなっています。よほどお兄ちゃんに負けたくない気持ちや水泳が大好きといった理由が無い限り「そこそこ頑張ったらいいだろう」とする子どもが増えているようです。しかし、それは悪い傾向とは言い切れません。自分らしさを殺して勝利を勝ち取るよりも、自分らしく本当の幸せを実現しようとする姿勢もまた一つの個性です。見方を変えれば、周りに流されない強さを持った子どもと解釈することもできます。そのように見える子どもでも、本人にしてみれば悔しい思いをしたり、褒められて安心したりと心はきちんと動います。その変化が分かりにくいだけなのでしょう。ただここに書かれているように、注意したことはきちんと受けとめ次に繋げ、上手く成長していってもらいたいですね。
一つの試みとして、褒め方と注意の仕方を少し変えてみましょう。お手伝いをきちんとできたり、水泳のタイムが伸びたりするとお母さんに認めてもらうのは、当たり前のことです。逆に言うと、お利口さんでいないとお母さんには認めてもらえないことになります。子どもは自分の全てを愛されたいと願っています。それは「君なら大丈夫」という信頼です。
たとえば、お手伝いができたときには「よくできたね、綺麗にできたね」とできた事を褒めるのではなく「さすが○○君だね」と、人格を認める形で言葉を掛けてみましょう。注意をするときは、一方的に「今度からは〜しなさい」と指示するのではなく、「今度はどうしたらいいかな?」と問いかけ、本人の口から答えを出させるようにしましょう。大人の思っている答えに誘導してはいけません。できる限り本人の言葉を尊重してあげて下さい。
これから高学年に入り、あっと言う間に思春期です。子どもは決して大人の思うようにはなってくれません。いつかどこかで「自分」が出てきます。出てきた「自分」をその度に認めてあげることで、一本調子に見える表現も具体性を増していくでしょう。焦らずゆっくり育ててあげて下さい。
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