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1.こどもの性格、癖
『自分の考えをうまく伝えられない娘:10歳』
小学4年になった娘についてです。娘との話でわかったことなのですが、娘は自分の考えをうまく人に伝えられなくて悩んでいると言います。いつも「いつも堂々としていなさい、はっきりとものを言いなさい」と言っていましたが、そのことがかえって娘にプレッシャーを与えていました。娘からは「お父さんは堂々とか、はっきりとかいつも言うけど、それができないの!」と泣いて訴えられました。今は言わないようにしていますが、娘が私に話をしてくるときに内容がまとまってなかったり、もごもごと話したりしているとつい、口をついて出てしまいます。
私からのアドバイスとして「もう高学年だから、頭で言いたい事を考えてから言うといい。できるね?」と言っていますが、娘からするとそれがうまくできないと言います。子どもでもわかりやすく、理解できるようなアドバイス方法があればと思います。
12才まで 小学校高学年/こどもの性格、癖
言いたいことを頭で整理し、順序立てて話しをするというのは、小学校4年生ではまだ少し無理かもしれません。勿論子どもの中には、大人が顔負けをするくらい話しの上手な子もいますが、大抵の場合じっくり話してみると、「筋が通っていない」「こちらの話しを聞いていない」「思いつきで喋っている」など、まとまりが無いのが普通です。言語能力の発達には大きな個人差がありますので、「何年生でどのような話し方ができる」ということにこだわらず、日頃の対話の中で話すときのコツを掴ませてあげることが大切です。上手に話すコツは、言葉で説明しても分かりません。親がじっくりと聞いてあげることからです。
まずは、お子さんの思考傾向を把握してあげましょう。子どもによくある傾向として「起承転結」の「承」を始めに長々と話そうとします。「さるカニ合戦」の物語を例に取りますと、小ずるい猿がカニめがけて渋柿を投げるシーンです。そこだけを聞くと大人はつい「誰と誰が喧嘩して誰が勝ったの?怪我は無かったか?それで君は黙って見ていたのか。そんな時は先生を呼んでくるとか君が仲裁に入ってあげなきゃね」と言うように「結」を急ぎ、早く意見を述べたがります。急がされた子どもは、「そうじゃなくて…、猿が死んだ」と結論を言います。そこで矛盾を感じた大人は今度は「転」を聞き出し、「そもそも…」という疑問と共に最後に「起」を聞き出して、やっと納得するというややこしい展開になりがちです。
〜子どもの話を聞くポイント!〜
1,言いたいことの筋が通って無くて当たり前と踏まえた上で、最後まで一通り聞いてあげましょう。子どもは自分の一番言いたいことを話し終わるまで、人の話は聞けないものです。
2,一息ついた頃を見計らって、辻褄の合わなかったところを質問します。
3,最初に戻り、話しの筋を整理して、間違い無いか子どもに確認します。
4,そこでもう一度、言いたいことを最初から子どもに話させてみましょう。
このような対話をくり返す内、人に自分の考えを伝える手順が分かってきます。そしてどんな話でも、お父さんは黙って聞いてくれる、私を受け入れてくれる、という事が分かれば、それは子どもの自信になります。自分自身に自信がつけば、「堂々としていなさい」と指示されなくても、堂々と話せるようになっていきます。焦らず、良い親子関係を築いて下さい。
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