関西学院大学のアドミッション・ポリシー/大学進学ならJS88.com

関西学院大学 アドミッションポリシー

学部名・学科名・コース名 アドミッションポリシー
神学部 ~キリスト教の精神に基づいて社会に奉仕できる人材を育成する~
神学部ではその設置以来の目的として、キリスト教界における宣教活動を担うべく伝道者(牧師・聖書科教師など)の育成を掲げてきました。その伝統を守りながら、キリスト教に関わる教育研究領域を拡充し、二つの履修コースを設置しています。キリスト教伝道者コースにおいては、バプテスマ(洗礼)を受け、将来伝道者となる高い志を持つ者を受け入れています。キリスト教思想・文化コースでは、バプテスマの有無を問わず、キリスト教が人類の歴史の中で生み出してきた思想や文化的財などの学際的領域に興味を持つ者を幅広く受け入れています。このように、キリスト教の精神に基づいて社会に奉仕できる人材を育成するために、キリスト教に広く関心を持つ学生を受け入れることを募集方針の重要な要素としています。上記の点から入学試験として実施する試験科目、英語・国語・世界史・日本史の他、倫理も大学での授業の土台となるので、十分な学習を期待します。
文学部 ~建学の精神に則ったキリスト教主義教育を土台とする人文学の修得を通じて、全人的陶冶を行う~
文学部は、建学の精神に則ったキリスト教主義教育を土台とする人文学の修得を通じて、全人的陶冶を行うことを教育理念としています。多様な人文学の教育・研究のために、本文学部は文化歴史学科、総合心理科学科、文学言語学科の3学科で構成され、さらに11の専修に区分されますが、どの専修に所属しても学生それぞれの関心に従って基礎的な科目群から専門的な科目群まで幅広く履修できるよう柔軟なカリキュラムを組んでいます。また最終的な到達目標として卒業論文の作成が必修とされます。4年間の勉学を通して、主体的に学び、自ら問題を見出し追究していく姿勢が重要です。高等学校の学習においても、基本的な科目全般にわたって基礎学力を充実させるとともに、幅広く客観的な観察眼と粘り強く柔軟な思考力を養っておくことが求められます。一般入学試験によって、このような総合的な知的基盤を備えた学生を受け入れることを基本方針としています。
社会学部 ~幅広い関心と鋭い問題意識を有し、社会のさまざまな領域で、その能力を十分に発揮できる人材を育てる~
社会学部では、学士課程教育で培っていこうとする能力に応じて、以下の条件を満たしている者に広く門戸を開いている。
[態度・関心]
1関西学院大学および社会学部の教育理念・教育内容を理解し、それに基づいて人間的に成長しようとする意志をもっていること。
2社会・文化・人間について、そして現代社会のさまざまな現象や問題について基本的な関心をもち、社会学を学ぶ意欲と見通しをもっていること。
[知識・思考]
1 高等学校で学ぶ基本的学科目について、優れた学力水準にあること。社会学を学ぶうえで、その基礎となる、歴史(日本史・世界史)、地理、政治・経済、現代社会に関する基本的な知識を身につけていること。
2 論理的かつ実証的な思考や判断の基礎となる、日本語(国語)、数学についても、十分な能力を身につけていること。
[技能・表現]
1 自分で情報を集め、自分で考え、それを表現するという経験をもっていること。
2 相手の考えを理解するとともに、自分の考えを表現するために必要な、日本語および英語(あるいは他の外国語)の基礎的な運用能力を身につけていること。
法学部 ~法と政治の基礎にある自由と人権、正義を重んじ、社会に奉仕する精神に富んだ有能にして心温かい市民を育成する~
法学部は、ソーシャルアプローチの理念に基づき、広く深い社会的視野と教養に根ざした法学・政治学の研究と教育を通じ、法と政治の基礎にある自由と人権、正義を重んじ、社会に奉仕する精神に富んだ有能にして心温かい市民を育成することを目的としています。この目的を達成するために、(1)科学的な思考方法の習得、(2)広範な知識と社会的視野の獲得、(3)正しい価値観と豊かな人間性の形成、(4)人権感覚の陶冶、(5)国際的・地球的な視野の確保という教育目標を定め、①学生の多様な進路希望の実現に資する、高い社会的評価の得られる力の習得、②少人数教育による学生間・教員学生間での刺激に満ちた人格形成という実施目標を置いています。法学部は、こうした目的と目標に十分に応えることのできる学生として、基本とされる教科を着実に学習しているだけでなく、時代や場所を問わず、様々に生起する社会問題や社会現象に幅広く関心の持てる学生を受け入れることを方針としています。こうした方針に基づいてこの要項に掲載している入学試験科目を設定し入学者選抜を行います。
経済学部 ~世界的な視点から社会のさまざまな出来事に関心を持ち、自分で考える人材を育成する~
わが国を含め世界の政治・経済情勢は大きな変化の時代を迎えています。その一つに、貧困や環境の問題などが挙げられますが、その根本には経済問題があるのはいうまでもありません。今の時代に大学で経済学を学ぶ意義はきわめて大きいといえます。同時に、社会や世界の多様な文化や考え方の違いを認識することが大切だと言えます。まさに、激動の世界において活躍できる「世界市民」に求められる資質は、経済学の専門知識だけでなく幅の広い多様な知識としっかりとした価値観を持つことです。
 本学経済学部では、このような考えから、外国語の能力、社会や世界に対する知識、論理的な思考能力や判断能力が、これからのビジネスの世界や公的機関で働くために必要不可欠な基礎学力であると考えます。世界的な視点から社会のさまざまな出来事に関心を持ち、自分で考える人材を育てていきたいと考えております。その意味で、経済・社会の問題に関心があり、主体的に考えていく能力を身につけたいと思っている学生を求めます。こうした入学者選抜方針に基づいてこの要項に掲載している入学試験科目を設定し入学者選抜を行います。
商学部 ~真に創造的な能力を有するビジネス・パーソンを育成する~
本学部の教育理念・目的は、“Mastery for Service(奉仕のための練達)”というスクールモットーに基づいて、「真に創造的な能力を有するビジネス・パーソン」を育成することにあります。すなわち、幅広い関心と鋭い問題意識を有し、さまざまな領域でその能力を十分に発揮できる人材を、社会に送り出すことにあります。本学部は、この教育理念・目的に基づき、人間性を向上させる意欲に満ちあふれた、多様な適性と能力を有する学生を受け入れたいと考えています。
人間福祉学部 ~「質の高い生活と社会」の実現に向けて貢献できる人材を育成する~
人間福祉学部では、人間とその生活環境としての社会、そして両者の交互作用を全体的に捉えながら、「質の高い生活と社会」の実現に向けて貢献できる人材の育成を目指します。そのための基本理念として「3つのC」、すなわち「人への思いやり(Compassion)」、「幅広い視野(Comprehensiveness)」、「高度な問題解決能力(Competence)」をすべての学科に共通するキー・コンセプトとして位置づけています。
 一般選抜入試ではこの理念や教育プログラムにふさわしい生徒を確保するために、「高校において基本とするような科目全体について一定の学力を持っているか、特に言語的能力があり理解力や論述力に優れているか、あるいは特に数理的な能力に優れているか」との観点から試験を実施します。
 なお、本学部の入学にあたって、社会福祉学科は、「社会福祉にかかわる分野での職業選択を希望しているかその分野に理解がある」ことが、社会起業学科は、「社会起業に関心があり、国内外での社会貢献活動をめざしているかそのような分野に理解がある」ことが、人間科学科は、「死生学・生命倫理・悲嘆学などのこころ(スピリチュアリティ)に関する学問に関心があるか、身体(スポーツ・健康)に関連する分野に関心があり、それぞれの分野での職業選択を希望しているかそれらの分野に理解がある」ことが求められます。
国際学部 ~国際性と人間性を備えた世界市民として、国際的なビジネス・市民社会で活躍できる人材を養成する~
国際学部では、「国際性の涵養」という教育・研究上の理念を達成するために、「国際事情に関する課題の理解と分析」を教育・研究上の目的とする。その目的の達成を通じて、「国際性」(世界理解、国際理解のための能力)と「人間性」を備えた世界市民として、国際的なビジネス・市民社会で活躍できる人材を養成する。その教育・研究上の目的は、学生が高い外国語能力を習得し、世界の各地域を様々な角度(特に人文・社会科学の観点)から理解し、分析できるようになることである。
 このような教育・研究上の理念・目的を持った本学部では、以下のようなアドミッション・ポリシーを示して学生を迎え入れる。
1.人文・社会科学の多岐にわたる領域について幅広い関心と、一定の学力と論理的思考力を持ち、総合的な観点からそれらの課題に取り組もうとする意欲を持つ者
2.主体的な関心に応じて、みずからの問題を発見し、その問題解決に実践的に取り組もうとする意欲を持つ者
3.グローバル化する社会の中で他者の想念や異文化に対する感性や、自己のありかたに相対的・反省的視点を持つことが期待される者
4.関西学院に対して強い帰属意識を持ち、スクール・モットーである「Mastery for Service(奉仕のための練達)」という精神を体現しようとする意欲を持つ者
5.海外生活経験を持つ生徒、留学生等、多様なバックグラウンドを有する者
6.優れた外国語能力や、特定の分野において優れた学力・能力を持ち、入学後にそれを活かした教育成果が期待できる者
教育学部 ~「子ども理解」を基本的な教育理念として活躍する「教育者」と、広く社会で子どもを育てる活動や、活動を支援できる「教育者」を養成する~
教育学部は、「子ども理解」を基本的な教育理念として、学校教育及び保育の現場で活躍する「教育者」、広く社会で子どもを育てる活動にかかわり、またそうした活動を支援できる「教育者」を養成することを目的としています。そのため、「実践力」、「教育力」、「人間力」など「教育者」に求められる資質をさらに伸ばそうとする意志を持つ学生を受け入れることを基本方針としています。
 より具体的には、教育学部は、教育という営みに幅広い関心を持ち、かつ学校、幼稚園、保育所など教育・保育現場で将来活躍したいという強い意欲を持つ学生、また社会における教育の諸活動にかかわり、問題解決ができる実践家を目指す学生を受け入れます。
 教育は人間の心に深く関係する営みであるとともに、教員・保育士は子どもとのかかわりや保護者とのかかわりも密です。それら他者とのかかわりを維持し、発展させるために必要な能力の基礎となる文章力と論理的思考を含んだ基礎的な学力を有する者を受け入れます。また、「教育者」となる資質として、基本となる教科を幅広く学習している者、特定の分野における優れた学力や能力を持ち、さらに入学後に学力の伸長が期待できる者を受け入れます。
 なお、本学部においては、いわゆる文系の領域だけでなく、理系の領域にも強い関心を持つ学生も受け入れます。
 一般入学試験、センター利用入学試験においては、以上の点をふまえ、試験科目と配点を決め、教育学部において学ぶための学力判定を実施します。
総合政策学部 ~「自然と人間の共生、人間と人間の共生」を基本理念として地球社会の要請に応える人材を育成する~
総合政策学部は、「自然と人間の共生、人間と人間の共生」を基本理念として掲げ、地球社会の要請に応える人材育成を目指し、ヒューマン・エコロジーの学問的枠組を取り入れ、学際的・複合的なアプローチによって、世界で起きている諸問題の解決に取り組むことを目標としています。
 これらの教育理念を実現するために、総合政策学部では多様な入学者選抜の方法を採用し、様々な能力・経験と適性を有した学生を受け入れています。世界で起きている諸問題への意識を高め、政策提言能力の基礎となるよう、高校での各教科の幅広い学びを期待しています。一般入試で、確かな基礎学力をもとに世界の諸問題解決にチャレンジしようとする国際的な展望を持つ人材を求め、すべての日程で英語に高い配点を設定しています。
理工学部 ~基礎的研究力の素養を持ち、多様な価値観と普遍的な倫理観を備えた科学技術者を育成する~
理工学部は「自然科学の基本原理とその応用について教育と研究をおこない、自然科学と建学の精神であるキリスト教主義を基盤において人類の進歩に貢献する」という理念のもとに、教育研究活動を行っています。1961年の理学部創設以来、日々進歩を遂げる自然科学の世界において、各分野における基礎力を身につけ、柔軟な思考力で未知の問題の解明に取り組む創造性豊かな人材の育成を目指しています。少人数で理系に特化した英語教育によりグローバル化に対応、また、キリスト教主義にもとづく人間教育にも力をいれており、環境や生命倫理、サイバー社会といった人類と自然科学の未来に欠かせない問題についても学んでいきます。
 理工学部は基礎的研究力の素養を持ち、さらに多様な価値観と普遍的な倫理観を備えた科学技術者(サイエンティスト)の育成を目指しています。自然科学に興味関心をもち、論理的思考能力を高め、将来は他者への愛をもって社会貢献する科学技術者にならんとする者の入学を歓迎します。このような観点から、入学試験科目についてはこの要項に掲載の科目をもって選抜を実施します。また、国語や地理・歴史など人文・社会科学についても、高等学校において興味をもって授業に取り組んでいただくことを期待します。

株式会社JSコーポレーション 代表取締役社長 米田英一