甲南大学のアドミッション・ポリシー/大学進学ならJS88.com

甲南大学 アドミッションポリシー

学部名・学科名・コース名 アドミッションポリシー
甲南大学は、次の3点を有する人を求めています。
(1) 自分の個性と能力を生かして社会に貢献したいという意欲のある人
(2) 人間・自然・社会・歴史・文化に対する旺盛な興味と好奇心を有する人
(3) 専攻分野に関する基本的な知識を修得するための基礎的な学力を有する人
なお、各種入学試験では、本学で学ぶために必要となる基礎的な学力や適性、学習歴などを多面的に判定します。
文学部 教育目標
幅広い教養を身につけながら、専門分野での研究能力を磨き、問題を見出し、深く考え、その成果を言葉で表現する力を身につけます。それを通じて、仕事を含む人生のさまざまな問題を主体的に解決できるようになることを目指します。
入学者受入れの方針
<求める人物像>
1. 人間・社会・歴史・文化全般への知的好奇心を持った人
2. 専門分野を学ぶための基礎的な学力を持った人
3. 自らの考えを適切な手段によって表現し、他者に伝える意思と能力を持つた人
<特に習得が望まれる教科・科目とその理由>
国語
文学部の学習には、言葉の運用能力が欠かせません。文献を読みこなす力と、自分の考えを正確に言葉で伝え、文章化する力が求められます。十分な語彙力とともに、文章の内容を理解し、考え、論理的に考えを表現する力を身につけてください。
外国語(英語)
外国語の運用能力は、専門分野に関する外国語の文献を読むために必要であり、日本における専門分野の学修内容を国際的な視野から理解するために欠かすことができません。高校までの学習で習得できる外国語能力を十分身につけてください。
地理歴史
文学部の専門分野で学ぶ内容は、いずれも地域や時代の背景と深く関係しています。地理および歴史の知識を身につけるとともに、出来事や知識の背景にある空間的、時間的背景を理解し、みずからそれらを考える力を身につけてください。
数学
文学部には、数学的手法による分析能力が強い力となる分野があり、また、すべての専門分野で科学的な理解が必要とされます。数学での受験を考えない場合も、文学部に進学するので数学は不要と考えず、数学を通して科学的思考法を身につけてください。
<入学者選抜方針>
前期日程
大学において専門分野を学ぶために必要な基礎学力として、国語、英語、歴史または数学のバランスのとれた学力を評価します。
後期日程
言葉の運用能力と知識の習得能力を見る指標として英語の基礎学力を重視しながら、総合的学力を評価します。
指定校推薦
高等学校における日頃の学習状況と生活状況の総合評価を重視しながら、学科指定枠においては各学科の特性にあった高校での学習成果を評価します。
協定校推薦
高等学校における学業・課外活動への意欲的な取り組み、豊かな個性と積極的な活動への取り組み、社会問題への広い興味と関心、学科の入学に対する高い志望度を総合的に判断します。
帰国生
国際経験と外国語能力を文学部の各学科のそれぞれの専門領域で生かせる力を評価します。
文学部
日本語日本文学科
教育目標
世界の中での日本文化の価値と意義を知り、広い視点から日本の文化を見直すとともに、世界に向けて発信するために、日本語と日本文学について、多面的かつ深く学ぶことを目標とします。
また、日本語の高度な理解力と運用能力・表現能力を身につけることで、実社会のさまざまな分野で活躍することを目指します。
入学者受入れの方針
<求める人物像>
1.日本語、日本文学・日本文化、外国人への日本語教育についての知的好奇心を持っている人
2.高等学校までに学習してきた内容をより広く深く追求しようと考えている人
3.大学での学修成果を分かりやすく表現し、他者に伝える能力を身につけようと考えている人
<特に習得が望まれる教科・科目とその理由>
国語
古典から現代にいたるさまざまな文章に触れることによって、語彙・文字等基礎知識を習得し、文章読解・文章表現といった言語運用能力を持っていることは、本学科における学修の根幹となります。
外国語(英語)
日本語以外の言語を習得することで、自らの日本語を客観的に捉えることが可能になるとともに、異文化を通して日本語日本文学を知ることができます。また、能動的に日本語日本文学を世界に発信するための道具としての言語運用能力を身につけてほしいと思います。
地理歴史・数学
言語・文学を理解するためには、歴史や風土といった分析のための判断材料だけではなく、科学的な分析手法が必要となる場合があります。学生一人ひとりが他の学生とは異なった観点を持っていることで、お互いの良い刺激が生まれるものと考えています。
<入学者選抜方針>
前期日程
日本語日本文学科で学ぶための基礎学力をはかるために、英語・国語・選択科目(日本史・世界史・数学、センター併用型・利用型入試ではその他の科目も含む)について、総合的に評価します。
後期日程
外国語としての英語の学力に加え、評定平均値を得点化することで高等学校での日ごろの学習態度を選抜の評価資料とします。センター併用型・利用型入試では、得意科目の得点を活かすことがで
きます。
指定校推薦
高等学校において、日本語と日本文学に強い関心を持って学習を続け、生活面においても他の生徒の模範となっているような人を総合的に評価し、本学入学後も先導的役割を担うことを期待します。
協定校推薦
高等学校において、普段から着実な学習を続け、生活面においても他の生徒の模範となっているような人を総合的に評価し、本学入学後も先導的役割を担うことを期待します。
文学部
英語英米文学科
教育目標
実践的語学教育と並行して英語学及び英米の文化・文学の教育を行います。英語圏文化の深い理解に裏打ちされた英語運用能力を持
つ人材を育成し、グローバル化する社会の要請に応えます。
入学者受入れの方針
<求める人物像>
1.英語圏文化の基礎的な知識を修得するために必要な基礎英語力および基礎学力を持った人
2.語学力の修得に欠かせない日々の積み重ねを地道に行なうことのできる人
3.英語圏文化の理解を深めながら、その他の異文化および自国の文化にも広い興味と関心を持つことのできる人
<特に習得が望まれる教科・科目とその理由>
外国語(英語)
英語圏文化の理解を深めるには、英語で書かれた基礎的文献の読解力が不可欠です。またグローバル化する今日、英語によるコミュニケーションの機会が増えてきました。大学入学までに、読む、書く、聞く、そして話すための基礎的英語力を十分に習得してください。
国語
円滑な人間関係を築くには、相手の意見を把握し自分の考えを的確に表現するための日本語力が、また、様々な問題に対処するには、物事を論理的に分析し解決策を見出すための思考力が必要です。多様な文章に触れ、読解力や表現力のみならず論理的な分析力や思考力を習得してください。
地理歴史・数学
異国の文化に精通するには、その地域の言語、文学に加えて、歴史や社会事情を理解する必要があります。また特定の地域や時代に関する知識は、広い視野で、今日の日本における私たちの生活に関連づけられてこそ意義のあるものです。言語・文学の研究には科学的な分析手法も必要となります。
<入学者選抜方針>
前期日程
英語圏文化を学ぶために重要な英語および国語の基礎学力に加えて、地理歴史、公民あるいは数学のバランスのとれた基礎学力を総合的に評価します。
後期日程
英語圏文化の問題を理解するために必要な英語の基礎学力を重視しながら、国語、また地理歴史、公民あるいは数学のバランスのとれた基礎学力を総合的に評価します。
指定校推薦
英語教育や国際教育を重視する高等学校、あるいは国際系・英語系の学科やコースで学んだ学生の、学業・課外活動へ意欲的な取り組み、また身につけた英語力や国際感覚、さらには英語英米文学科入学への強い志望度を総合的に評価します。
協定校推薦
高等学校における学業・課外活動への意欲的な取組み、英語圏文化への強い関心と学ぼうとする意欲、また英語英米文学科入学への強い志望度を総合的に評価します。
帰国生
異文化社会での実体験と身につけた英語能力、英語圏文化への関心や理解しようとする意欲、また豊かな個性と積極性などを総合的に評価します。
文学部
社会学科
教育目標
情報化、国際化の急速な進展によって、未来に対する予測がますます困難になってきた社会環境の中で、自ら世界と人の動きをよく見聞きし、考え、新たな未来を切り開いていく行動力を持った人物を育むことを目標とします。
入学者受入れの方針
<求める人物像>
1.社会の諸側面を調査・分析する能力をもった人
2.他者と意見を交換し合い、自らの知見を高めることができる人
3.自らのアイデアを発信し、社会的な行動につなげることができる人
<特に習得が望まれる教科・科目とその理由>
外国語(英語)
現代社会においては、国境を越えて人やモノや資本の動きが活発になっています。その中で、実質的な国際語としての役割を果たしてきた英語によるコミュニケーション能力、読解力、発信力のレベルアップは、社会に出て働くためには欠かせません。その基本を身につけてきてください。
国語
社会で活躍するためには、他者に自分の意志や意図を理解してもらわなくてはなりません。その土台になるのが、正確な日本語の運用能力です。論理的で簡潔な文章を作ることができるように、また、他者の意図を誤解しないで読み取れる能力を、高めてきてください。
地理歴史・公民
複雑に絡み合った現代社会の問題を解明するためには、目に見える範囲の事象を正確に読み取り、慎重に関係を測定する力が必要です。それとともに、時間の中で形成されてきた目に見えない歴史的事象に対しても関心を持ち、知見を集積してきてください。
数学
複雑な社会的事象を整理して論理的に考える力は、現代社会ではもっとも必要とされている能力です。物事を客観的に、数理的に考えることができる能力を高めてきてください。
<入学者選抜方針>
前期日程
社会学科で学ぶために必要な基礎学力に加え、とりわけ英語、国語、地歴・公民・数学をバランスよく学んできたかを総合的に評価します。
後期日程
国際社会の問題を理解し、自らの意見を国際的に発信できるための英語の基礎学力に加え、国語、地歴・公民・数学をバランスよく学んできたかを総合的に評価します。
指定校推薦
高等学校における学業・課外活動への意欲的な取り組み、豊かな個性、社会問題への広い興味と関心、社会学科への入学に対する高い意欲を重視し、学科指定枠においては地域社会の問題への幅広
い関心と積極的な取り組みを含め、総合的に評価します。
協定校推薦
高等学校における学業・課外活動への意欲的な取り組み、豊かな個性と積極的な活動への取り組み、社会問題への広い興味と関心、社会学科への入学に対する高い意欲を総合的に評価します。
文学部
人間科学科
教育目標
<イメージ><言語><身体>という3つのコンセプトを柱として、心理学・哲学・芸術学・環境学・言語学・神話学等からなる領域横断的な教育を提供することにより、現実社会の問題を多角的に捉え柔軟に解決することのできる人物の育成を目指します。
入学者受入れの方針
<求める人物像>
1.人間・社会・文化への知的好奇心持った人
2.人間科学科での学びに対応できる基礎的な知識と理解力を備えた人
3.他者に対する共感的な関心を持ち、創造的で柔軟な発想を求める人
<特に習得が望まれる教科・科目とその理由>
外国語(英語)
人間科学科では、専門的な文献を扱うことも視野に入れながら外国語による文章読解力の養成に力を入れています。特に臨床心理士の資格取得を目指す場合には、大学院進学にあたって長文英語の読解力が大きな条件となります。大学入学以前から十分な英語力の習得に努めてください。
国語
文章に書かれた著者の意図を的確に掴んだり、自分自身の考えをまとめ、論理的に表現したりする力は、あらゆるテーマに関して考察の基礎となる能力です。普段から社会、芸術、自然科学などにも目を向けて読書の幅を広げることにより、思考力を鍛え、表現を豊かにしてください。
地理歴史
人間の行動の意味は、背景となる社会とのつながりを考慮することで、より正しく把握することができます。さまざまな情報に基づいて歴史の大きな枠組みと展開を理解するとともに、現代世界の特質と複合性に対して自分なりの視点を持つことを目指してください。
数学
人間科学科では心理学の実習等において統計データを収集・処理する技能を身につけることができます。その際に基礎的な数学の知識が役立ちますので、高等学校で学ぶ数学の基本的な考え方をよく理解し、事象の考察に活用できるよう備えてください。
<入学者選抜方針>
前期日程
人間科学科で学ぶために必要な基礎学力に加え、英語、国語、歴史(日本史・世界史)・数学のバランスのとれた学力を総合的に評価します。
後期日程
人間存在を幅広く国際的な視野から探求するために必要な英語の能力を特に重視しながら総合的な基礎学力を評価します。
指定校推薦
高等学校における学習状況と課外活動への取り組みに加えて、人間科学科の学修内容に対する関心の深さおよび学修の意図の明確さを総合的に評価します。
編入学
人間科学科で学ぶために必要な基礎学力に加えて、人間科学科の学修内容に対する関心の深さおよび学修の意図の明確さを総合的に評価します。
文学部
歴史文化学科
教育目標
人類がこれまで蓄積してきた有形・無形の歴史や文化を、歴史学、地理学、民俗学の諸分野を横断的に探求することで、人類の過去・現在・未来をとらえ、みずから未来を拓いていける人物を育成します。
入学者受入れの方針
<求める人物像>
1.歴史や地理・民俗に関する知的好奇心を持った人
2.歴史や地理・民俗を学ぶための基礎的な学力を持った人
3.自分の考えを発信し実践する意欲を持った人
<特に習得が望まれる教科・科目とその理>
外国語(英語)
歴史や文化を考えるとき、日本・海外を問わず、外国語、少なくとも英語で書かれた基礎文献を読解することは不可欠です。幅広い視点で情報収集し、自ら情報発信するにも英語能力は必須です。
大学入学までに十分な英語力を習得してください。
国語
論理的な思考にもとづく表現・伝達に、国語力が欠かせません。ジャンルを問わず、たくさんの本を読み、論理構成力や創造性、表現力を身につけてください。古典にも親しんでください。
地理歴史(日本史・世界史)
歴史や文化を学ぶには、出来事の背景、時間・空間的なつながりを多角的に理解する力が求められます。それには基礎的な歴史の知識は必須です。どこでなにがおこり、どうかかわるか、地理的な動きをふくめ理解してください。
<入学者選抜方針>
前期日程
大学において専門分野を学ぶために必要な基礎学力として、国語、英語、歴史または数学のバランスのとれた学力を評価します。また特定科目に秀でた学力を評価できる枠組みも設けます。
後期日程
英語の基礎学力に加え、とくにセンター併用型では世界史、日本史、地理のいずれかに秀でた学力をもつ科目を生かし、評価します。
指定校推薦
高等学校における学業・課外活動への意欲的な取り組み、豊かな個性と積極性、歴史文化学科への入学に対する高い志望度を総合的に評価します。
協定校推薦
高等学校における学業・課外活動への意欲的な取り組み、歴史学や地理学・民俗学など学科の専門領域に対する強い関心などを総合的に評価します。
理工学部 教育目標
自然科学の学問的土台を強固にし、純粋理学と応用科学を融合させて、時代の変化や科学・技術の新たな展開に対応して創造性を発揮できる人材の育成を目指します。
入学者受入れの方針
<求める人物像>
1.積極的に知識を求め、科学的な思考力を身につける意欲のある人
2.理工学部および各学科の教育目標を理解し、これを実践するための修学意欲が旺盛な人
3.専門分野に関する基本的な知識や応用力を修得するための基礎的な素養を有する人
<特に習得が望まれる教科・科目とその理>
理科(物理・化学・生物)
高度技術社会において大学で学んだことを活かすには、基礎科学の理解と修得が不可欠であり、その前提として、高等学校で習得する物理・化学・生物の基礎知識が重要になります。理科に対する興味を広め、その素養を十分に高めてください。
数学
物理・化学・生物のいずれの分野においても、データを解析し、それに基づき論理的に問題を解決することが求められていますので、数学の基本的な事項を十分に身につけてください。
外国語(英語)
自然科学に関する高次の情報収集や研究成果をグローバルな観点で公表するためには、英語で書か
れた文献を読解する力、英作文や英会話の能力が必要です。大学入学までに十分な英語力を身につ
けてください。
<入学者選抜方針>
前期日程
英語、数学、理科を中心とした筆記試験により、総合的な基礎学力を評価します。
後期日程
英語、数学、理科を中心とした筆記試験による基礎学力に加えて、面接や小論文を含めた試験により修学意欲や論理的思考力などを総合的に評価します。
指定校推薦
高等学校での学業成績が優れ、積極的に課外活動等に取り組んだ経験を有しており、理工学部の各学科での修学を特に希望する志願理由を含めて総合的に評価します。
工業科推薦
高等学校もしくは中等教育学校の工業に関する所定の教科・科目を習得しており、理工学部物理学
科および機能分子化学科での修学を特に希望する志願理由を含めて総合的に評価します。
理工学部
物理学科
教育目標
現代社会が抱える種々の課題の中でも、物理が中心的な役割を果たすことが求められている「エネルギー問題」や「情報通信の基盤技術」などの課題に取組む上で必要な知識と考え方を教授するとともに、「宇宙とは何か」「物質とは何か」といった根源的問題にも取組む力をつけ、自然科学、先端技術の分野のみならず、社会のあらゆる分野で、物理学の基礎学識と問題探求・解決能力を持ち、これらを発揮し得る人材を育成することを目指します。
入学者受入れの方針
<求める人物像>
1.物理学を修得し、専門分野を生かして将来、研究・開発・教育等の分野で活躍する意欲のある人。もしくは物理
学の考え方を幅広く社会で生かし社会に貢献したいという意欲のある人。
2.自然現象および物理の基本となる物理法則に対する興味と好奇心のある人。
3.物理に関する基本的な考え方を修得するための基礎的な数学と物理学の学力を有する人。
<特に習得が望まれる教科・科目とその理由>
理科(物理・化学・生物)
大学で物理を学び、それを修得するためには、高等学校で習得する物理の知識が使いこなせる必要があるとともに、化学や生物の知識も必要です。少なくとも物理を含めた2科目に自信が持てるよう十分に身につけてください。
数学
物理現象を記述し、定量的かつ一般化して理解するためには数学が不可欠です。特に微分・積分や代数・幾何、確率・統計は十分に身につけてください。
外国語(英語)
物理分野をはじめとして最先端の情報を収集し研究成果を公表するためには、英文解釈や英作文の能力が必要です。英会話の能力を含めて十分に身につけてください。
<入学者選抜方針>
前期日程
英語、数学、理科を中心とした筆記試験により、総合的な基礎学力を評価します。
後期日程
英語と数学の筆記試験に加えて、面接により学修意欲や物理についての基礎学力を含めて総合的に評価します。
指定校推薦
高等学校での学業成績とともに、物理学科での修学を希望する志願理由を含めて総合的に評価します。
工業科推薦
高等学校もしくは中等教育学校の工業に関する所定の教科・科目を習得していることを条件とし、物理学科での修学を特に希望する志願理由と面接による学修意欲や数学および物理についての基礎学力を総合的に評価します。
理工学部
生物学科
教育目標
現在、人類は様々な問題に直面しています。これらの問題の解決に貢献できる生物学の専門知識と技術を身につけることが第一の目標です。また、これらの専門知識や技術を多様な分野で発揮できる国際的な視野を養うこと、さらに、実際に問題解決に貢献するために必要な豊かな教養と行動力を養うことが目標です。生物学の教育を通じて、次世代の担い手となる人材の育成を目指します。
入学者受入れの方針
<求める人物像>
1. 自らが積極的に知識を求め、科学的な思考力を身につける意欲のある人
2. 生物学科の人材育成の方針並びに教育方針を理解して、勉学に励む人
3. 生物学分野に関する基本的な知識や技術を修得するための基礎的な素養を有する人
<特に習得が望まれる教科・科目とその理由>
理科(生物) 
たとえば、人類が直面している環境問題や健康問題の解決には、環境中の多様な生物種や私たちヒトを含めた生物の基本的な理解が必要です。生体分子、細胞、個体、生態、さらに進化のそれぞれの観点から総合的に生物を理解するための基礎学力と素養を十分に高めてください。
外国語(英語)
現代の生物学を理解するためには英語力が必要です。英語で書かれた専門的な教科書や文献を読解する能力が、最新の情報を収集するために、また、研究成果を世界に向けて発信するために必須です。大学入学までに、十分な英語力を身につけてください。
数学
生物学のデータを理解するためには基本的な数学の学力が必要です。また、筋道をたてて問題を考え、解決していくためには、論理的な思考力が不可欠です。数学の学習を通じて論理的な思考力を十分に高めてください。
<入学者選抜方針>
前期日程
入学後の生物学の学習に必要な科学の素養、特に生物の基礎学力に加え、英語、数学のバランスのとれた基礎学力を総合的に評価します。
指定校推薦
高等学校における学業への意欲的な取り組みを中心に、豊かな個性と積極性、生物学に対する広い興味と関心、理工学部生物学科への入学に対する高い志望度を総合的に評価します。
理工学部
機能分子化学科
教育目標
現代社会が抱える種々の課題の中でも、化学が中心的な役割を果たすことが求められている機能性材料の創製、エネルギー変換、あるいは、化学物質の環境循環などの課題に取組む上で必要な知識を教授するとともに、問題解決能力を学生に修得させ、化学分野における重要な役割を実社会において担い得る人材を育成することを目指します。
入学者受入れの方針
<求める人物像>
1.積極的に自ら知識を求め、科学的思考ができる人
2.機能分子化学科の教育目標を理解し、これを実践するための学修に対する意欲が旺盛な人
3.化学分野に関する基本的な知識や応用力を修得するための基礎的な素養を有する人
<特に習得が望まれる教科・科目とその理>
理科(化学・物理・生物)
機能性を有する化学物質をつくり(合成)、しらべ(解析)、つかう(応用)ためには、高等学校で習得する化学はもとより、物理や生物の基礎知識が不可欠です。教科書の内容を基本とし、計算問題や論述問題に取り組んで、理科の能力を身につけてください。
数学
化学反応や化学現象を分析して数値化し、さらに一般化して理解するために数学的な解析が不可欠です。教科書にある基本事項を理解し、数多く演習問題に取り組んで、数学の能力を身につけてください。
外国語(英語)
英語で書かれた資料(専門書や文献)から効率よく情報を収集するためには、必要な情報が書かれている箇所を見つけて内容を把握できる能力が不可欠です。文法問題を含め、長文の読解問題に取り組んで、英語の能力を身につけてください。
<入学者選抜方針>
前期日程
化学を学ぶために必要な英語、数学、理科を中心とし、総合的な基礎学力を評価します。
後期日程
化学を中心として、英語と小論文を含めた基礎学力を評価します。
指定校推薦
高等学校での学業成績が優れ、積極的に課外活動等に取り組んだ経験を有しており、機能分子化学科での修学を特に希望する方を志願理由を含めて総合的に評価します。
工業科推薦
高等学校もしくは中等教育学校の工業に関する所定の教科・科目を習得しており、機能分子化学科での修学を特に希望する方を志願理由を含めて総合的に評価します。
経済学部 教育目標
学生の一人ひとりを見守り、経済学の学修を通じてその成長の手がかりを提供することによって、経済・社会問題を的確に捉え、筋道を立てて問題を考えて、自らの力で解決策を示すことのできる知性と創造力を備え、広く社会に貢献できる人物の育成を目指します。
入学者受入れの方針
<求める人物像>
1.経済学の基本的な知識を修得するための基礎的な学力を持った人
2.豊かな個性を育むに十分な意見発信力を持った人
3.経済・社会問題に広く興味・関心を持っている人
<特に習得が望まれる教科・科目とその理由>
国語
筋道を立てて問題を考え、自らの力で解決策を示すためには、論理的思考力が不可欠です。論理的思考力を養成するために、評論文を中心に書物・雑誌等を多く読み、文章を的確に理解する読解力と、自らの考えを適切に伝える文章表現力を身につけてください。
外国語(英語)
現代の経済・社会問題についてグローバルな視点から理解を深めるためには、十分な英語力が不可欠です。英語の長文に慣れることで、英語による情報を的確に理解する読解力と、自らの考えを英語で適切に表現するコミュニケーション能力を身につけてください。
地理歴史・公民
激しく変化する現代の経済・社会問題についての理解と認識を深めるためには、経済・社会の仕組みや動向を分析し考察する能力が不可欠です。国内外の時事問題に積極的に関心を持つようにし、その問題の地域的特色や歴史的過程を踏まえた上で現代社会に関する基本的知識を身につけてください。
数学
現代の経済・社会問題を理論的に理解するためには、現実に直面する問題を数学的に考察し解決する能力が不可欠です。数学における基本的な概念や公式・法則を体系的に理解し、数と数との関係をグラフや数式で表現し処理する能力を身につけてください。
<入学者選抜方針>
前期日程
経済学を学ぶために必要な英語、国語、歴史(日本史・世界史)・数学の高等学校での学習内容についての
理解力を総合的に評価します。
後期日程
グローバルな視点から経済学を学び国際感覚を身につけるために必要な英語の能力と高等学校における学習状況とを総合的に評価します。
指定校推薦
経済・社会問題への広い興味と関心、高等学校における優れた学習状況、課外活動への意欲的な取組み、経済学部への高い志望度を総合的に評価します。
協定校推薦
経済・社会問題への広い興味と関心、高等学校における優れた学習状況、課外活動への意欲的な取組み、
経済学部行事への参加等による学部教育内容への高い関心度を総合的に評価します。
AO
経済・社会問題への広い興味と関心、課外活動へ意欲的な取組み、豊かな人間性と自立性、ゼミ等での発揮が期待されるリーダーシップ、コミュニケーション能力ならびに判断力を総合的に評価します。
法学部 教育目標
法学部では、民間の企業や法曹界で、あるいは公務員等として、将来様々な分野で活躍して、指導的な役割を担うことができるような人材を育てようとしています。そのために、学生一人一人の個性を尊重し、法学や政治学を学んでいくうちに、教養と専門知識が身につき、法学的なあるいは政治学的な考え方が修得されるようにすることで、それぞれの学生が論理的な思考力と柔軟な応用力を持つことができるようにすることを教育目標としています。
入学者受け入れの方針
<求める人物像>
1.法学・政治学に関する基本知識を修得するための基礎的な学力を有する人
2.人間・自然・社会・歴史・文化に対する旺盛な興味と好奇心を有する人
3.不断の努力を積み重ねていくことのできる人
<特に習得が望まれる教科・科目とその理由>
国語
法学部では、学修していく上で多くの文章(条文や解説書、論文、判決など)を読まなければなりませんから、文章の読解力が要求されます。また、自分が理解したことを文章で表現することも要求されます。国語力が法学部で学んでいく上でもっとも基礎的な能力として要求されるものといえるでしょう。
外国語(英語)
日ごろの努力の積み重ねを必要とする英語は、学習への取組の姿勢を見ることができる教科と言うだけでなく、英語の基礎学力は、政治や社会の問題を考えるとき、世界の動きを視野に入れておく必要がある現代では欠かせないものといえます。
地理歴史
社会の仕組みや現在起こっている出来事を、深く理解するためには、往々にして歴史的な観点から見ることが必要とされます。また、日本の法は明治維新以後、諸外国から継受した経緯もありますので、歴史的な基礎的教養が大切です。
<入学者選抜方針>
前期日程
法学・政治学を学ぶために必要な英語、国語、歴史(日本史・世界史)・数学の高等学校での学習内容につ
いての理解力を総合的に評価します。
後期日程
グローバルな視点から法学・政治学を学び国際感覚を身につけるために必要な英語の能力と高等学校にお
ける学習状況とを総合的に評価します。
指定校推薦
法律・政治問題への広い興味と関心、高等学校における優れた学習状況、課外活動への意欲的な取組み、
法学部への高い志望度を総合的に評価します。
協定校推薦
法律・政治問題への広い興味と関心、高等学校における優れた学習状況、課外活動への意欲的な取組み、
法学部行事への参加等による学部教育内容への高い関心度を総合的に評価します。
経営学部 教育目標
ヒト・モノ・カネ・情報等からなる組織(企業)の存続・発展のあり方について、自ら考えることができ、社会に貢献するビジネスパーソンの養成を目的とします。
このために学生が修得すべき能力として、次の各能力を求めます。
 1.幅広い教養に裏付けられた経営学の知識・理解力
 2.各種スキルと論理的思考力に支えられた経営問題の発見・説明・解決力
 3.ビジネスパーソンに必要な社会的協調力と自発的遂行力および倫理的責任力
 4.トータルな人間性と豊かな個性に基づいた社会的貢献力
入学者受入れの方針
<求める人物像>
1.自分の個性を生かしながら社会に貢献したいという意欲のある人
2.人間、組織(企業)、社会等のあり方について強い関心のある人
3.経営学の基本知識を修得するのに必要な基礎的能力のある人
<特に習得が望まれる教科・科目とその理由>
国語
自ら問題を発見し、解決策を提案するとともに、議論を通じて更に自分のアイデアの質を高め、それを的確に第三者に説明できる力の基礎となるものは論理的な思考力です。大学入学までに、普段から自らの考えを論理的に構成し、日本語で表現する力を十分に身につけてください。
地理歴史
ビジネスを進めていくためには、人々の営みによって形成されてきた制度などを理解する視点が必要です。大学入学までに、地域の特色を歴史的に理解し、認識するように努めてください。
数学
ビジネスを進めていくためには、ヒト・モノ・カネ・情報等を効率的に生かす数学的思考が必要です。大学入学までに、目標を達成するための意思決定に必要な数学的発想を身につけてください。
外国語(英語)
ビジネスのグローバル化の進展に伴い、ビジネスパーソンは国際共通語としての英語でのコミュニケーションを図り、また英語で書かれた情報を収集し、適切な経営判断を行う必要があります。大学入学までに、十分な英語力を習得してください。
<入学者選抜方針>
前期日程
経営学を学ぶために必要な基礎学力、特に国語、歴史(日本史・世界史) ・数学、英語のバランスのとれた学力を総合的に評価します。
後期日程
経営学を学ぶために必要な基礎学力、特に国際的に活躍できるビジネスパーソンに必要な英語の基礎学力を評価します。
指定校推薦
高等学校における学業・課外活動への意欲的な取組み、豊かな個性、社会貢献への強い関心、経営学部への入学に対する高い志望度を総合的に評価します。
商業科推薦
高等学校における商業関連科目への意欲的な取組み、豊かな個性、高等学校で修得した知識を生かした将来へのキャリアプラン、経営学部への入学に対する高い志望度を総合的に評価します。
AO
経営学を学ぶために必要な基礎学力に加え、ビジネスにおけるリーダーシップ、コミュニケーション能力、判断力、行動力などを発揮できる能力を総合的に評価します。
知能情報学部 教育目標
人間力をベースに、感性・知性で高度国際情報社会におけるリーダーシップがとれる人材の育成を目指します。そのため、数学的基礎学力、知能情報学における専門知識、効果的な発表能力、並びにコミュニケーション能力の修得を目標とします。
入学者受入れの方針
<求める人物像>
1.知能情報学部での専門的な知識を修得するための基礎的な学力をもった人
2.豊かな人間力と高度なITを駆使して国際情報社会に貢献する意欲をもった人
<特に習得が望まれる教科・科目とその理由>
数学
数学は、本学部での教育・研究全般に関して、基礎・基本となる教科です。計算力だけでなく、論理的な思考方法を身につけ、物事の本質を深く洞察し、現象を数学的に表現し考察する能力を高めるよう、努力して下さい。
外国語(英語)
英語は、本学部が育成を目指す高度国際情報社会でリーダーシップをとれる人物にとって必要不可欠です。また、最新の情報は英語で書かれていることも多く、英語を読み書き、そして話す能力を高めるよう、努力して下さい。
理科
理科も、数学と同様に本学部での教育・研究全般に関して、基礎・基本となる教科です。自然現象を観察しその原理を理解する能力、さらに、適切な実験を行いその結果を考察する能力を高めるよう、努力して下さい。
国語
国語は、日本語で書かれた文献を正しく理解し、また論文を書くときに自分の考えを簡潔明瞭に筋道立てて表現するために必要です。新聞や本などを通して、日頃からきちんとした日本語に慣れ親しむよう、努力して下さい。
<入学者選抜方針>
前期日程
高等学校で学んだ、数学、英語、理科の基礎的な学力がしっかりと身につき、知能情報学部での学びへと発展していけるかどうかを、総合的に評価します。
後期日程
数学を中心に、英語、理科の幅広い知識と学力がしっかりと身につき、知能情報学部での学びへと発展していけるかどうかを、総合的に評価します。
指定校推薦
高等学校における学習状況、高校生活における活動状況、知能情報学部における学修意欲等を、総合的に評価します。
協定校推薦
高等学校における学習状況、高大連携活動への積極的な取り組み、知能情報学部における学修意欲等を、総合的に評価します。
マネジメント創造学部 教育目標
マネジメント創造学部は「自ら学び、共に学ぶ力」「自ら考え行動する力」の育成を理念とし、経済学・経営学を基礎とした専門教育による総合的マネジメント能力の向上を目標としています。1・2年次にはリベラル教育と英語教育を重視し、4年間を通じて少人数制「プロジェクト型学習」に取り組み〈自学→発見→体験→実践〉を繰り返すことで、現代社会を生き抜くために必要な、多角的な視点で物事を考え、行動していく力を育てます。
入学者受入れの方針
<求める人物像>
マネジメント創造学部は、基本的な思考力、創造力、コミュニケーション能力を有しており、経済・経営やグローバル
な課題に知的好奇心を持ち、それらの課題に取り組むことのできる強い精神力と行動力を備えている学生を求めます。
<特に習得が望まれる教科・科目とその理由>
外国語(英語)
経済・経営のグローバル化とともに、授業で取り扱う教材も英語文献を含むため、アカデミックな英語の読解力が必要です。さらに、特別留学コースでは、英語での授業を理解できる実践的・学術的英語コミュニケーション能力が必要になります。
国語(現代文)
学問ではさまざまな文献や資料を理解する必要があるため読解力・理解力が不可欠です。また、情報をもとに考えた結果を発信するには、文章能力やプレゼンテーション能力など表現力が求められます。
数学・地理歴史(日本史・世界史)・公民
経済・経営分野の課題を取り扱うには、歴史や社会の広い教養が必要になります。さらに、論理的な思考には、数学的思考が含まれます。
<入学者選抜方針>
前期日程
英語および国語に加えて、数学もしくは歴史(日本史・世界史)のバランスのとれた基礎学力を評価します。
後期日程
マネジメントコースでは英語に加えて、国語の能力を評価します。特別留学コースでは、英語に加えて、面接によって思考力・コミュニケーション能力を評価します。
指定校推薦
協定校推薦
高等学校において継続的に真摯に学業へ取り組んでいることが求められ、優れた学修状況等を総合的に評価します。
AO
本学部の教育に強い関心と積極的に学業に取り組む意欲を持ち、高いコミュニケーション能力、思考力、積極性を評価します。
公募制推薦
マネジメントコースでは英語または数学に加えて、面接によってコミュニケーション力を評価します。特別留学コースでは、英語力があることを証明できる資格や英語スコアを獲得することが求められ、面接によってコミュニケーション力を評価します。
フロンティアサイエンス学部 教育目標
甲南学園創立者平生釟三郎の教育理念を基本とし、科学創造立国としての我が国の発展を支えるバイオテクノロジー、ナノテクノロジー、及びそれらの融合領域であるナノバイオテクノロジー分野における知識、技能を修得させるとともに、探求心や発想力を育成することで、研究者、技術者、及びコーディネーターとして世界で活躍し、先端科学技術を社会の発展、福祉の増進に活かすことのできる、専門性をもった職業人の養成を目指します。
入学者受入れの方針
<求める人物像>
1.化学・生物学を中心とする自然科学に強い関心を持ち、自ら課題を発見し、解決する能力をもつ、あるいは修得
したいと希望する人
2.最先端を学び、かつ最先端を切り拓くのに必要な基礎学力をもち、専門分野の修得に強い情熱をもつ人
3.科学技術が社会に果たす役割や与える影響を認識し、科学技術を社会還元することに興味をもつ人
<特に習得が望まれる教科・科目とその理由>
理科(化学)
生命活動は、ひとつひとつを詳細に見れば化学反応のつながりです。生命を理解するためには、化
学全般の知識が必要です。化学基礎・化学の内容を暗記に頼らずしっかりと理解してください。
理科(生物)
医療や地球環境などヒトに関わるすべての事象を考えるには,生物のしっかりした理解は不可欠で
す。生物基礎・生物の内容を系統的に理解してください。
外国語(英語)
科学の世界では英語が標準的な言語です。最新の科学に関する情報を得たり、自分達が発見した新
しい情報を発信したりするのに英語は不可欠です。読解力、作文力、リスニング力など基礎的な英
語力を充分に身につけてください。
<入学者選抜方針>
前期日程
生命化学を学ぶために必要な幅広い基礎学力を評価するとともに、特に理科や英語、数学等の知識・理解を総合的に評価します。
後期日程
自然科学を探求していくための能力、特に理科と数学の学力を重点的に評価します。
指定校推薦
高等学校における学習状況や基礎学力、課外活動への取り組みとともに、生命化学に対する学習意
欲や目的意識、コミュニケーション能力などを総合的に評価します。

株式会社JSコーポレーション 代表取締役社長 米田英一