東洋大学のアドミッション・ポリシー/大学進学ならJS88.com

東洋大学 アドミッションポリシー

学部名・学科名・コース名 アドミッションポリシー
文学部
哲学科
 人間とは何か、自己とは何か、思想・文化・芸術伝統文化・歴史等にも謙虚に学ぶとともに、基本的には、語学を楽しみ、読書等に親しみ、吸収した知識をもとに、それらを活用すべく深く考えてみたい人を望む。言い換えれば、広く旺盛な好奇心を抱いて、基礎学力や専門知識とその応用を学ぼうという意欲のある人を望む。さらに、堅実に日々学問の研鑽に励み、21世紀の日本社会の礎となる自律的な人間となるよう克己と人格的自己研鑽に努め、将来に積極的に貢献しようとする人を望む。要するに、人間の心情や思考・社会・文化・言語・文学・芸術・宗教について論理的思考の基礎を身につけたい人を望む。入学までに、とりわけ真善美をめぐる教養書を丹念に読書して、自分の考えや意見や感想をノートなどに書き出して,自ら思索する習慣を身につけることをのぞむ。
文学部
東洋思想文化学科
 学祖井上円了は、東洋の哲学・思想の中に普遍的意義を見出し、これを教育によって広く当時の社会に普及しようとしました。同時に、彼は単なる知識としてではなく、人々が生きるための知恵として活用しうる哲学を構想しました。東洋思想文化学科はこの精神を受け継ぎ、東洋の思想や文化の学習を通して、異文化や東洋的価値観、人間存在等に対する深い理解を持ち、世界の人々と協調して未来を切り開こうとする姿勢に富む有為な人材の育成を目指しています。そのため、東洋思想文化学科では、次のような学生を求めます。

東洋思想文化学科が求める学生像
1 東洋の思想や文化に対して強い関心を持つ学生を求めます。東洋の思想や文化は、それぞれの長い伝統に培われた個性的なものです。異文化への関心や異なる価値観への理解は、東洋思想文化学科で勉学を続けていく上で絶対に不可欠です。
2 外国語の学習に意欲を持つ学生を求めます。東洋の思想や文化を学ぶ場合、中国語・サンスクリット語をはじめとする、古典および現代のアジア諸言語で書かれた文献が基礎資料となります。また、分野によっては、英語文献を参照することが不可欠です。
3 物事を判断・主張するにあたって明確な根拠に基づいて筋道だった説明をすることのできる論理的能力を持つ学生を求めます。論理的能力は日本社会においても大切な能力ですが、文化的背景を異にする人たちに自分を理解してもらうためにはますます重要となります。

入学までに習得しておくべき知識内容とその水準
1 国語
東洋思想文化学科での学びの基礎は文献資料です。何語で書かれた文献であれ、その内容を正しく理解し、それに対する自分の考えをまとめて主張するためには、国語能力は不可欠です。普段から文学や思想文化に関する著作に触れ、文章読解能力や論理的表現力、文章構成力等を養っておいてください。また、漢文はコースによっては、勉学上不可欠なものですし、文献資料を正確に読む練習にもなりますので、少なくとも基礎的な知識だけは身につけておいてください。
2 英語
東洋思想文化学科では、様々な外国語が学べますが、その基礎は英語です。サンスクリット語などを学習する場合、どうしても英語の辞書を使わなくてはなりません。また、卒論などでも、テーマによっては、英語以外の参考文献がほとんどないという場合も稀れではありません。辞書を使えば英語の本の内容がおおよそ理解できる程度の英語力は不可欠といえます。入学までに可能な限り英語力の向上に努めてください。
3 地理・歴史
東洋の思想や文化をよく理解するためには、その前提として、それらの国々が置かれた地理的環境や歴史に関する知識が不可欠なことは言うまでもありません。特に歴史については入学後にも関連する科目が多数ありますので、普段から関連する書籍に触れ、また、ニュースなどを通して現代の状況などにも注意を払うよう努めてください。
文学部
日本文学文化学科
 日本文学文化学科は、日本語・日本文学を中核に、さまざまな日本文化の特色を考察することにより、日本や日本人を知り、伝統的な学問、日本文化を継承するとともに、世界から日本を見るという視点をもち、伝統と創造の融合の上に新しい時代を切り拓く、豊かな見識を備えた人材の育成を目標とする(東洋大学学則に定める、本学科の「人材養成に関する目的」および「学生に修得させるべき能力等の教育目標」を参照のこと)。そのため「日本語」「古典文学文化」「近現代文学文化」「比較文学文化」の4分野を設けている。学生は履修を通して日本語・日本文学文化を総合的に理解するとともに、ことばや人間のあり方を多面的に学び、高い教養と豊かな人間性を培い、国際化が進む現代社会に対応できる能力を身につける。また、諸資格(国語教諭・書道教諭、図書館司書、司書教諭、学芸員など)科目を履修し、知識と実践力を兼ね備えた専門家として活躍する道をめざすこともできる。本学科が求める学生は、こうした教育の目的・特色を理解し、文学作品や文化事象に深い興味をもつ人、ことばに対する強い好奇心をもつ人、歴史や社会を背景とした「人間」に飽くなき関心をもつ人、諸外国の文学文化と日本との比較に強い興味をもつ人などである。ことばやそれに基づく文学文化を探求・理解するには、歴史的・社会的に考察する眼や論理的に思考する姿勢が求められる。
上記のような観点から、本学科では入学までに修得しておくべき内容としては、以下のような点が挙げられる。いずれにおいても高等学校卒業程度以上の学力水準が必要である。

1「国語」:日本の古典文学および近代以降の現代文に関する知識と読解力。日本文学に関する歴史的な知識。日本語に関する知識と表現力。本学科の教育では、多くの文献等を読み、それを理解し、そのうえで自己の考えを論理的に構築して表現することが基本的には求められるので、十分な「国語」の能力は不可欠である。

2「外国語」:英語をはじめとした外国語の基本的な運用能力。日本文学文化を諸外国の文学文化を視野に収めて理解するためには、外国語の能力と外国語への興味関心は大切である。

3「社会」:日本や諸外国の歴史、政治、経済などに関する知識と興味関心。文学文化はつねに社会の変化の中にある。その歴史的背景を知り、また、現代社会の諸問題を理解し、探究していくことは文学文化を学ぶ上で大切である。
なお、推薦入試では、学科の理念を理解し、その学びに強い意欲をもった学生を求め、論理的思考力や表現力を確認する問題を出題している。
文学部
英米文学科
 英米文学科の学問は、英語で表現された文物に親しむことによって、人間とは何か、自己とは何か、そして、言葉とは何かを追求していくことであると言える。したがって、英米文学科は、人間と言葉に関心を持っている学生を多く受け入れたいと考えている。英米文学科は、英米のすぐれた文学作品を学ぶことから、人間に対する理解を深めるとともに、人の世のあるべき姿を探りつつ批判精神をそなえた人間に成長したいと願う学生を歓迎する。また、外国語としての英語を身につけることによって、異文化に生きる人々と心を通じ合わせるとともに、人間が人間たるためにもっとも重要な特質である、言葉や言語というものに対する理解を深めようとする学生たちにも入学を勧めたい。英米文学科を志望するにあたり、書物を読むことが好きだったり、英語が好き、あるいは英語が得意だったりしたら、それは好ましい出発点であり、英米文学科になじみやすいはずである。入学したら、書物をたくさん読み、学んだことを深く考え、自分の意見や思考を正確に表現するように求められる。海外語学研修や留学の機会も用意されているので、意欲的に挑戦してもらいたい。人間としての成長を目指すことに加え、英語教員免許をはじめとして各種資格取得をめざしたり、大学院進学や、大学で学んだことを活かせる職業に就いたりしたいと考えている積極的な人たちを募っている。基礎的な英語力を確実にし、しかも、運用できる学力を保有していることが望ましい。入学までに、可能な限り、英語の学力の向上に努めてもらいたい。
文学部
英語コミュニケーション学科
 英語コミュニケーション学科は、グローバル化・情報化の時代に対応できる有為な人材の輩出を目指し、以下のような人材を望まれる学生像として考えている。
1 地球次元の視野から自身の生き方を問い、世界の諸問題を自らの問題として捉え、積極的に社会と関わ り行動していこうとする意欲を有する人。
2 「英語を学ぶ」段階から「英語で学ぶ」方向へと移行し、英語をツールとして使いこなす能力の獲得を真剣に目指し、また、その能力を活用して社会に貢献したいと希望している人。
3 留学、インターンシップ、ボランティア活動等に対する単位認定制度を積極的に活用するなどして、体験学習を通した実践的英語力およびコミュニケーション能力を身につけたいと考えている人。
4 受身型の学習から脱却し、自学自習力を獲得することで自らの可能性を開いていきたいと希望する自立心に富んだ人。
5 プロジェクト遂行型英語教育プログラムを活用するなどして、問題の発見と解決能力、調査能力、企画・立案力、創造力、様々な形態・媒体を通じての発信・表現能力、自主性、責任感、リーダーシップ、協 調性などの諸能力や社会性を身につけたいと考えている人。
6 入学までに修得しておくべき知識内容とその水準の1つのイメージとしては、実用英語技能検定2級合格レベル(あるいは、その他の英語資格検定試験の同等レベルのスコア取得)の英語力を身につけている ことが望ましいと考えている。入学までに可能な限り英語力の向上に努めてほしい。
文学部
史学科
 本学科は科学的・実証的な歴史研究の研鑽を通じて、過去の人類の歴史から現在を理解し、未来に生きる知恵を汲み取ることができる能力の養成を目指している。人類が残した過去の政治・社会の諸制度や思想・文化・芸術などの創造活動に学び、それらをふまえて、人の世のあるべき姿に向けて自律的・主体的に活動するとともに、異なる立場の人々とも、人間的なコミュニケーションの出来る人材を養成したい。歴史に関する学習・研究を遂行していくためには、多様な史料や原典を正確に読み解き、それをもとに論理的かつ創造的な思考を構築していくことが求められる。また読書などを通じて専門的研鑽の基礎となる知識を身につける忍耐と努力も不可欠である。そうした勉強を4年間継続できる基本的力のある者を求める。具体的には、以下の通りである。
1 きちんと日本文を読みこなしおかしくない日本語を書けること: すべての基本は読み取ることであり、言っていることを正確に把握できなければならない。ついで、自分の考えていることを正確な日本語で 書いて、人に知らせることが出来なければならない。そのことの重要性を理解し、そうしようとする意欲を持つ者を求める。
2 高校段階の日本史あるいは世界史をきちんと理解していること: 本学科では2年生から日本史・東洋史・西洋史の3専攻に分かれ、それぞれに詳しいテーマを追求していく。そのためには、そのテーマについての高校段階での知識をきちんと習得している必要がある。
3 言葉に対して強い関心を持っていること: 過去の人類は、われわれと同じ言葉を使っていたわけではない。彼らの言葉を理解しようと努力することが必要である。さらに、これまでの研究は、日本語だけで書かれているわけではない。それらを吸収する力を持つことが必要である。そのためには、日本語の古文や英語をはじめ、さまざまな言葉に対する関心を持っていなければならない。高校では英語、古文、漢文を積極的に学んできて欲しい。
4 自分の得意とする何かを持っていること: われわれの学んでいるのは過去の人間の行動であるが、人間の行動は実にさまざまで、歴史の対象は広い。数学であれ、植物の知識であれ、水泳であれ、ダンスであれ、何か得意なものを持っているとそれだけ人間についての理解は深くなる。あくまでも1~3の後であるけれど、そうした独自の視点を持てる者を求める。
文学部
教育学科人間発達専攻
 人間発達専攻では、学士課程教育を行うにあたり、次のような学生を受け入れることとする。
1 現代社会が直面する課題の解決に自ら取り組もうとする主体性と学習意欲をもつ学生。
2 人間と社会について深い洞察力を持ち、思考力と表現力に富む学生。
3 人間の成長・発達に深い関心を持ち、将来教え育てる実践を通して社会に貢献する意欲のある学生。
なお、教員を志望する場合には次のことが特に求められる。
1 教員には広範な知識と教養、人間性が求められるため、教科の学習だけでなく、社会的活動、文化・芸術活動などにも積極的に取り組むこと。
2 国語、特に現代国語において、論説文などの論理的文章を十分に理解するとともに、自らの考えを論理的に表現できるようにしていくこと。
3 政治、経済など、現代の広範な地球規模の社会事象について、歴史的観点を含めて、関心を持ち、基礎的な知識を獲得しておくこと。
文学部
教育学科初等教育専攻
 初等教育専攻では、学士課程教育を行うにあたり、次のような学生を受け入れることとする。
1 現代社会が直面する課題の解決に自ら取り組もうとする主体性と学習意欲をもつ学生。
2 人間と社会について深い洞察力を持ち、思考力と表現力に富む学生。
3 人間の成長・発達に深い関心を持ち、将来教え育てる実践を通して社会に貢献する意欲のある学生。
特に、小学校教員を志望するのであるから、次の諸点に留意して常日頃学んでいること。
1 小学校教員として指導することを前提に、すべての教科についての基礎的知識を十分に習得しておくこと。
2 小学校教員にも専門性(得意分野)が求められているので、得意な教科については発展的な学習を心がけること。
3 教員には広範な知識と教養、人間性が求められるため、教科の学習だけでなく、社会的活動、文化・芸術活動などにも積極的に取り組むこと。
4 国語、特に現代国語において、論説文などの論理的文章を十分に理解するとともに、自らの考えを論理的に表現できるようにしておくこと。
5 政治・経済など、現代の地球規模の社会諸事象について、歴史的観点を含めて、関心を持ち、基礎的知識を獲得しておくこと。
6 外国語活動の指導を行うことを踏まえ、英語に興味・関心を持ち、英語を用いた積極的なコミュニケーション能力の習得に努めること。
文学部
東洋思想文化学科(イブニングコース)
 学祖井上円了は、東洋の哲学・思想の中に普遍的意義を見出し、これを教育によって広く当時の社会に普及しようとしました。同時に、彼は単なる知識としてではなく、人々が生きるための知恵として活用しうる哲学を構想しました。東洋思想文化学科はこの精神を受け継ぎ、東洋の思想や文化の学習を通して、異文化や東洋的価値観、人間存在等に対する深い理解を持ち、世界の人々と協調して未来を切り開こうとする姿勢に富む有為な人材の育成を目指しています。そのため、東洋思想文化学科では、次のような学生を求めます。

東洋思想文化学科が求める学生像
1 東洋の思想や文化に対して強い関心を持つ学生を求めます。東洋の思想や文化は、それぞれの長い伝統に培われた個性的なものです。異文化への関心や異なる価値観への理解は、東洋思想文化学科で勉学を続けていく上で絶対に不可欠です。
2 外国語の学習に意欲を持つ学生を求めます。東洋の思想や文化を学ぶ場合、中国語・サンスクリット語をはじめとする、古典および現代のアジア諸言語で書かれた文献が基礎資料となります。また、分野によっては、英語文献を参照することが不可欠です。
3 物事を判断・主張するにあたって明確な根拠に基づいて筋道だった説明をすることのできる論理的能力を持つ学生を求めます。論理的能力は日本社会においても大切な能力ですが、文化的背景を異にする人たちに自分を理解してもらうためにはますます重要となります。

入学までに習得しておくべき知識内容とその水準
1 国語
東洋思想文化学科での学びの基礎は文献資料です。何語で書かれた文献であれ、その内容を正しく理解し、それに対する自分の考えをまとめて主張するためには、国語能力は不可欠です。普段から文学や思想文化に関する著作に触れ、文章読解能力や論理的表現力、文章構成力等を養っておいてください。また、漢文はコースによっては、勉学上不可欠なものですし、文献資料を正確に読む練習にもなりますので、少なくとも基礎的な知識だけは身につけておいてください。
2 英語
東洋思想文化学科では、様々な外国語が学べますが、その基礎は英語です。サンスクリット語などを学習する場合、どうしても英語の辞書を使わなくてはなりません。また、卒論などでも、テーマによっては、英語以外の参考文献がほとんどないという場合も稀れではありません。辞書を使えば英語の本の内容がおおよそ理解できる程度の英語力は不可欠といえます。入学までに可能な限り英語力の向上に努めてください。
3 地理・歴史
東洋の思想や文化をよく理解するためには、その前提として、それらの国々が置かれた地理的環境や歴史に関する知識が不可欠なことは言うまでもありません。特に歴史については入学後にも関連する科目が多数ありますので、普段から関連する書籍に触れ、また、ニュースなどを通して現代の状況などにも注意を払うよう努めてください。
文学部
日本文学文化学科(イブニングコース)
 日本文学文化学科は、日本語・日本文学を中核に、さまざまな日本文化の特色を考察することにより、日本や日本人を知り、伝統的な学問、日本文化を継承するとともに、世界から日本を見るという視点をもち、伝統と創造の融合の上に新しい時代を切り拓く、豊かな見識を備えた人材の育成を目標とする(東洋大学学則に定める、本学科の「人材養成に関する目的」および「学生に修得させるべき能力等の教育目標」を参照のこと)。そのため「日本語」「古典文学文化」「近現代文学文化」「比較文学文化」の4分野を設けている。学生は履修を通して日本語・日本文学文化を総合的に理解するとともに、ことばや人間のあり方を多面的に学び、高い教養と豊かな人間性を培い、国際化が進む現代社会に対応できる能力を身につける。また、諸資格(国語教諭・書道教諭、図書館司書、司書教諭など)科目を履修し、知識と実践力を兼ね備えた専門家として活躍する道をめざすこともできる。本学科が求める学生は、こうした教育の目的・特色を理解し、文学作品や文化事象に深い興味をもつ人、ことばに対する強い好奇心をもつ人、歴史や社会を背景とした「人間」に飽くなき関心をもつ人、諸外国の文学文化と日本との比較に強い興味をもつ人などである。ことばやそれに基づく文学文化を探求・理解するには、歴史的・社会的に考察する眼や論理的に思考する姿勢が求められる。
上記のような観点から、本学科では入学までに修得しておくべき内容としては、以下のような点が挙げられる。いずれにおいても高等学校卒業程度以上の学力水準が必要である。
1 「国語」:日本の古典文学および近代以降の現代文に関する知識と読解力。日本文学に関する歴史的な知識。日本語に関する知識と表現力。本学科の教育では、多くの文献等を読み、それを理解し、そのうえで自己の考えを論理的に構築して表現することが基本的には求められるので、十分な「国語」の能力は不可欠である。
2 「外国語」:英語をはじめとした外国語の基本的な運用能力。日本文学文化を諸外国の文学文化を視野に収めて理解するためには、外国語の能力と外国語への興味関心は大切である。
3 「社会」:日本や諸外国の歴史、政治、経済などに関する知識と興味関心。文学文化はつねに社会の変化の中にある。その歴史的背景を知り、また、現代社会の諸問題を理解し、探究していくことは文学文化を学ぶ上で大切である。
なお、推薦入試では、学科の理念を理解し、その学びに強い意欲をもった学生を求め、論理的思考力や表現力を確認する問題を出題している。
文学部
教育学科(イブニングコース)
 教育学科(イブニングコース)では、学士課程教育を行うにあたり、次のような学生を求めている。
1 現代社会が直面する課題の解決に自ら取り組もうとする主体性と学習意欲をもつ学生
2 人間と社会について深い洞察力を持ち、柔軟な思考力と豊かな想像力に富む学生
3 人間の成長・発達に深い関心を持ち、将来教え育てる実践を通して社会に貢献する意欲のある学生
特に教員を志望する場合には次のことが求められる。
1 教員には広範な知識と教養、人間性が求められるため、教科の学習に限らず、社会的活動、文化・芸術活動などにも積極的に取り組むこと。
2 国語、特に現代国語において、論説文などの論理的文章を十分に理解するとともに、自らの考えを論理的に表現できるようにしておくこと。
3 政治・経済など、現代の広範な地球規模の社会事象について、歴史的観点も含めて、関心を持ち、基礎的な知識を獲得しておくこと。
経済学部
経済学科
 井上円了が、思想や精神を練磨する術、「万物の原理を探り、その原理を定める学問」としての哲学を世に広めるため、「私立哲学館」を創設して以来120年余が経った。この120年間に、日本は極東の一小国から経済大国へと大きく変貌したが、近年は経済成長に陰りが見え対応を迫られていると同時に、グローバル化や人口減少に適合した社会の構築を求められている。
経済学は、人間の経済活動の原理を探り、その原理を定めようとする学問であるから、円了の目指した哲学に通ずると同時に、現代の日本に不可欠な学問である。円了が哲学を世に広めようとしたと同様に、我々経済学科は、経済学的な思考力を持つ人材を世に輩出し、経済現象に関する考え方や理解を広めることを目的として、経済学の標準的な知識と、それに基づく論理的思考力や、客観的情報に基づいた総合的判断力の確実な習得を教育目標とする。
上記の教育目標を実現するため、次のような学生を求める。
1中等教育で身につけるべき標準的な知識を持ち、日本語に関する一般的な読解力と思考力を持つ者。
2経済学に関する標準的な知識・技能と、経済学に基づく思考力や判断力を確実に習得したいという意欲を持つ者。
経済学部
国際経済学科
 国際経済学科は経済学を基礎としつつ、(1)広く国際的な視野にたって社会的な活動を行える人材、(2)グローバル化の進展が著しい経済活動に対応して活動できる基礎能力をもった人材、(3)経済活動はもとより歴史、文化、政治等に関し、国際比較の上で日本経済の問題を理解し改善する方途を提示できる人材、の育成を目的としている。入学者には、これらに関連する最低限の基礎能力と、能力育成・開発に対する意欲を有する人材を求める。
すなわち、(1)に関連しては英語等のコミュニケーション能力と国際経済・社会に対する旺盛な問題意識、(2)に関しては現実事象に対する鮮明な好奇心と最低限の数学的な思考能力、(3)に関しては世界・日本の社会・歴史・文化等に対する広範な興味、を有する人材を求める。
こうした観点から、一般入試では、主に国語、英語、社会科または数学の基礎能力を問う科目を課している。とくに国際コミュニケーションの柱である英語力を重視し、いくつかの試験種目では、英語の配点を高めに設定している。
また、推薦入試では小論文と面接を課し、国語能力と論理力、社会に対する問題意識を確認している。さらに外国学生にも大きく門戸を開いている。外国学生は、勤勉であり入学後好成績を収め、大学院に進学するものが多い。この為、入学者数の一定割合の外国学生を定常的に受入れている。
経済学部
総合政策学科
 総合政策学科では、政策や経営戦略の提言力を身に付けると同時に、現実の社会・経済の問題に強い関心のある人の入学を希望している。具体的に、以下に該当する入学者を想定している。
1 社会の動きに対して積極的な関心を持ち、そこに見られる諸問題を広い視野の中で的確に把握し、多角的なアプローチによってその解決策を考えてみたい人。
2 社会科学を中心とした幅広い分野の学問を学ぶとともに、カリキュラム・ポリシーに提示した6つの分野の中の1つを自分の卒業研究または卒業論文のテーマにすべく、深く掘り下げて学ぶ意欲のある人。
3 知識の習得にとどまらず、「豊かな人間性」を育み、実践的な問題発見を実践できる人。
4 解決能力とコミュニケーション能力を鍛え、社会人として求められる資質をバランスよく向上させたい人。
5 本学科での学びを自らの生き方と関わらせ、積極的に今後のキャリア形成に活かしていこうとする人。
そこで当学科では、学部内統一の入学試験の他に、AO型推薦入試も実施している。AO型入試では、課題論文とプレゼンテーション、面接を課し、国語能力と論理力、社会・経済に対する問題意識を中心に考査している。
経済学部
経済学科(イブニングコース)
 井上円了が、思想や精神を練磨する術、「万物の原理を探り、その原理を定める学問」としての哲学を世に広めるため、「私立哲学館」を創設して以来120年余が経った。経済学は、人間の経済活動の原理を探り、その原理を定めようとする学問であるから、円了の目指した哲学に通ずると同時に、現代の日本に不可欠な学問である。円了が「余資なく、優暇なき者」に哲学を広めようとしたと同様に、我々経済学科(イブニングコース)は、社会人として活動している人々の中で、職業に活かせる知識、専門的な学習、学ぶ喜びを求める人々に、経済学の基本的知識や社会に対する幅広い知識、それらに基づく論理的な判断力を習得してもらうことを教育目標とする。
上記の教育目標を実現するため、次のような学生を求める。
1 中等教育で身につけるべき基本的な知識を持ち、日本語に関する読解力を持つ者。
2 社会人として活動しつつ、経済に関する基本的な知識と、社会に関する幅広い知識に関心を持ち、論理的な判断力を習得したいという意欲を持つ者。
経営学部
経営学科
 経営学科の人材育成の目標である「有為な人材」とは、経営の意思決定に必要な知識や技術(スキル)を身につけた上で、企業や組織体が持つ課題を論理的かつ戦略的に考え、組織体と市場環境のあり方を創造的な視点から分析し、思考し、判断できる、まさしく経営のプロフェッショナルである。それは、現代の経営諸課題に対して伝統的な経営学の蓄積を踏まえながら、新しい視点を加えた複眼的な理解に基づく経営学の実践を通じて新しい産業社会を構築することであり、まさに21世紀のイノベーションの担い手である。このような人材にとって必要な能力とは、(1)グローバルな視野、(2)数値的な思考とデータ処理能力、(3)認識・構想・決断・計画・実施・評価に関するさまざまな知識や技能だけでなく、段階を追って考えることができる能力、そして、(4)組織に役立つ人材の有効活用に必要な理論と技術に関する能力である。経営学科では、このような人材像のもと、これらに必要とされる能力に対して興味と理解を有する人々を求めている。この前提としては、諸学問の基礎となる高校卒業程度の学力ならびに論理的な思考能力と表現力を有し、自律的な学習と考察を通して問題を発見し、自ら解決する意欲を持っていることが必要である。「有為な人材」=経営のプロフェッショナルを目指し、常にチャレンジ精神を持ち続け努力を惜しまない、志の高い学生に出会えることを期待している。
経営学部
マーケティング学科
 マーケティング学科の人材育成の目標は、社会人力の育成とマーケティングの3Sの涵養にある。社会人力とは、何事に対しても積極的にアプローチし、(1)失敗しても粘り強く取り組む力、常に(2)問題意識を持ち考え抜く力、そして、いったん明確な目標が定まったならば(3)目標に向けて他人と協力する力である。また、マーケティングの3Sとは、(1)マーケティングセンス:消費者が何を求め、何を必要としているのか、企業が今何を行わなければならないかを適切に判断する、(2)サイエンス:現実の状況、事象を理論的・客観的に分析することであり、それに基づき行動すること、(3)戦略:いかに効果的・効率的に顧客満足を達成するか、である。
これらのマーケティング学科が育成しようとしている能力を考えると、第一に、基礎学力が十分に育成されていることが必要である。第二に、社会の問題解決の学問であるので、何事に対しても好奇心を持てることが重要である。第三に、実際のマーケティングの世界では個人よりもグループで対処することが多いため協調性をもっていることが望ましい。第四に、商品開発や宣伝活動などでは、アートとの関連があるので、幅広い教養を備え、それらと自分の学習を関係づけられることも大切である。第五に、解決する必要のある問題そのものを見つけ出すような創造性や思考力が求められている。これらに関する能力を有する人材を求めている。
経営学部
会計ファイナンス学科
 会計ファイナンス学科の教育目的は、幅広い視野に立ち、会計とファイナンス分野の学習および研究を通じて培った専門的知識と能力を活かして、経済・社会において活躍する「有為な人材」を育成することである。ここでいう「有為な人材」とは、経営環境の変化のなかで主体的に問題を発見し、設定し、解決するための専門的知識を持った人材であり、会計ファイナンスのプロフェッショナルとして経営にかかわる領域で活躍できる能力をもった人材である。
したがって、求められる学生は、上記の教育理念に興味をもち、その基礎となる学力ならびに論理的な思考力と表現力を十分に持つと同時に、自律的な学習と考察を通して問題を発見し、みずから解決していく意欲をもつ人材であることが望まれる。また、会計・ファイナンス分野においては国際的な経済・金融情勢への対応が不可欠となっており、グローバルな視点から英語などの外国語を積極的に学ぶ意欲が必要である。
経営学部
経営学科(イブニングコース)
 経営学科(イブニングコース)は、幅広い視野をもつ教養豊かな職業人を育成することを目的としている。この職業人は、経営学という専門分野を深く学び、企業経営の多角的な側面を理解した上で「経営の専門性を自己の立脚点とする職業人」である。そして激しく変化しつつある経済・社会環境の中では、特定の分野の知識や能力のみでは対処しきれない事柄が発生することから、経営の専門性だけでなく「幅広い視野をもち教養豊かな人材」でなくてはならない。
したがって、上記の教育理念に興味をもち、その基礎となる学力ならびに論理的な思考力と表現力を十分にもつと同時に、自律的な学習と考察を通して問題を発見し、みずから解決していく意欲をもつ人材を希望する。
法学部
法律学科
 法学部法律学科に入学してほしい人物像及び教育目標は以下の通りです。
まず、東洋大学の創立者である井上円了博士の「諸学の基礎は哲学にあり」とする建学の精神を理解してくれる学生であることです。より具体的には(1)多様な価値観を学習し理解するとともに、自己の哲学(人生観・世界観)を持ち、(2)先入観や偏見にとらわれず、物事の本質に迫る仕方で、論理的・体系的に深く考え、(3)社会の課題に自主的・主体的に取組み、よき人間関係を築くことを目指す人間であることです。
次に、法学部の教育目標は、建学の精神をベースにして「リーガルマインド-法的思考能力(市民・職業人に必須の素養-論理的な思考方法と法的バランスのとれた総合的な認識・判断力・問題解決能力)」を備え、かつ「グローバル化する世界に対応し実践的な語学能力を兼ね備えた人材の育成」です。この目標の達成に向けて基礎的な学習能力を備え、かつ意欲の旺盛で積極的な学生であることです。
法律学科においては、憲法、民法、刑法等のいわゆる六法とよばれる科目及びそれらに関連する科目と外国語の学習意欲に優れ、社会における様々な問題や事象に対してその論点を的確に把握して、法に基づいて公平で正義にかなった解決をなし得る熱意及び適性を有し、多様な外国語のスキルに基づきグローバル化する世界で活躍してみたいと思う学生です。
法学部
企業法学科
 法学部企業法学科に入学してほしい学生に対して求める人物像及び教育目標は以下の通りです。
まず、東洋大学の創立者である井上円了博士の「諸学の基礎は哲学にあり」とする建学の精神を理解してくれる学生であることです。より具体的には(1)多様な価値観を学習し理解するとともに、自己の哲学(人生観・世界観)を持ち、(2)先入観や偏見にとらわれず、物事の本質に迫る仕方で、論理的・体系的に深く考え、(3)社会の課題に自主的・主体的に取組み、よき人間関係を築くことを目指す人間であることです。
次に、法学部の教育目標は、建学の精神をベースにして「リーガルマインド-法的思考能力(市民・職業人に必須の素養-論理的な思考方法と法的バランスのとれた総合的な認識・判断力・問題解決能力)」を備え、かつ「グローバル化する世界に対応し実践的な語学能力を兼ね備えた人材の育成」です。この目標の達成に向けて基礎的な学習能力を備え、かつ意欲の旺盛で積極的な学生であることです。
企業法学科においては、民法、商法等の私法を中心にして、いわゆる六法及びそれらに関連する科目と外国語の学習意欲に優れ、企業における活動を中心とした、社会の様々な問題や事象に対して自ら解決をなし得る熱意及び適性を有し、多様な外国語のスキルに基づきグローバル化する世界で活躍してみたいと思う学生の入学を希望しています。
法学部
法律学科(イブニングコース)
 法学部法律学科(イブニングコース)に入学してほしい学生に対して求める人物像及び教育目標は以下の通りです。
まず、東洋大学の創立者である井上円了博士の「諸学の基礎は哲学にあり」とする建学の精神を理解してくれる学生であることです。より具体的には(1)多様な価値観を学習し理解するとともに、自己の哲学(人生観・世界観)を持ち、(2)先入観や偏見にとらわれず、物事の本質に迫る仕方で、論理的・体系的に深く考え、(3)社会の課題に自主的・主体的に取組み、よき人間関係を築くことを目指す人間であることです。
次に、法学部の教育目標は、建学の精神をベースにして「リーガルマインド-法的思考能力(市民・職業人に必須の素養-論理的な思考方法と法的バランスのとれた総合的な認識・判断力・問題解決能力)」を備え、かつ「グローバル化する世界に対応し実践的な語学能力を兼ね備えた人材の育成」です。この目標の達成に向けて基礎的な学習能力を備え、かつ意欲の旺盛で積極的な学生であることです。
法律学科(イブニングコース)において入学してほしい学生像は、第1部法律学科のそれと基本的に異なるものでありませんが、講義が夕方からの時間帯であるということと職業を持った社会人学生等の入学もあるため、法律学および外国語の学習に強い意欲を有している学生であることが必要です。
社会学部
社会学科
 人間はみな社会の中に生まれ、家族、地域、学校、職場などでの諸経験について知的に興味をおぼえ、これは問題だと感じたりする。また、社会現象には様々な要因が複雑にかかわり、さらに社会にはいろいろな立場、価値観の人がいるので、社会現象の正確な把握や社会問題の解決は、簡単にはできない。
社会学科は、学生、教員などの社会に関する観察・評価・分析・解釈を交流する場である。
また、様々な現象や問題を自分の力で調査し、社会学的な理論にもとづいて自ら整理し、考え、説明し、討論し、問題解決にむけて努力できる人材の育成を目標としている。そのため、社会学理論や社会調査の方法と実習の科目、少人数の演習、卒業論文などを必修にしている。したがって社会学科は、次のような人の入学を求めている。
1 社会問題や社会現象を、積極的に自分で調べようとする姿勢をもつ人
2 これまで学んだこと、見聞きしたこと、あるいは経験したことに強い問題意識をもつ人、あるいはそれらの経験を社会学的な視点から見つめなおして、世の中や将来役立てたいと考える人
3 物事に自主的に取り組む、行動力のある人
4 他者を尊重し、助け合う姿勢をもつ人
5 他者の意見をしっかり聞き、それに対して自分の意見を自分の言葉で表現しようと努力する姿勢のある人
6 高校までの基礎学力を身につけている人
社会学部
社会文化システム学科
 社会文化システム学科は社会学・人類学・地域研究を専門とする教員から成り立っている。これら分野の共通点の一つは「現場主義」ということである。つまり、本や資料によって自分が明らかにしたい問題の現状・歴史・課題を調べると同時に、実際にその現場に足をはこび、見て聞いて調べ分析して、何が問題かを明らかにするということである。これを実証的という。この「読む・出る・見る・調べる」に加えて、「新しいしくみをつくる」ということが本学科の大きな特色である。「しくみ」、つまり「システム」である。
学生には、授業で得た知識を活用して、さまざまなプロジェクトを立ち上げやり遂げていってもらう。また本学科は、語学をいかして国際社会で広く活躍したいと考えている人、あるいは国内において、さまざまな社会的に意味のある活動をしていきたいと考えている人を求めている。その他、以下のような点を入学される方々に求めている。
1 高等学校で身に付けるべき学力
2 いつも、「自分は何がしたいのか」「自分には何ができるのか」を探求しようとする姿勢
3 「私は何をしたらいいんでしょうか?」と指示されるのを待つのではなく、「自分は何をするのか、そのためには何が必要なのか」を考えようとする姿勢
4 「一をきいて、一かんがえる」のではなく、一をきいたら、十かんがえ行動にうつそうとする姿勢
5 調査などでご協力いただく方々に対する礼儀正しさと謙虚な姿勢
社会学部
社会福祉学科
 少子・高齢化の急速な進展や世界的な経済不況に伴う厳しい経済環境にあって、市民生活において多くの深刻な問題が発生している。このような状況で、福祉ニーズを有する市民が質の高い生活を営むことができるような支援を展開するために、社会福祉の明確なミッションと専門性を有する人材が求められている。社会福祉学科は、そのような高い実践的力量を身につけた人材の養成を目標としている。その目標を達成するために必要なのは、福祉ニーズを有する市民の相談に応じ、必要に応じたサービスを提供できる力、地域における様々な社会資源を調整・開発し、ネットワークを形成できる力、それらを用いて総合的に支援する力である。そのためには、単なる援助方法の習得にとどまらず、対人サービスにおけるホスピタリティの能力、社会調査に基づく分析能力、組織を動かすための運営能力、さらにプレゼンテーション能力を身につける必要がある。社会福祉学科では、社会福祉の制度やサービスを社会科学の視点から学問的に捉え、地域社会を基盤とするサービスに応用して、個人や社会の問題を解決していくことのできる力を養成する指導を行う。具体的には、講義・演習・実習を通じて、ミクロ・メゾ・マクロの視点、個人・家族・組織・地域社会の相互関係を学び、社会福祉の制度・政策の形成および展開過程とソーシャルワークの規範・知識・諸技術を習得するためのプログラムに基づいた教育を実施している。
社会学部
メディアコミュニケーション学科
 メディアコミュニケーション学科は、新聞・放送・出版などにかかわるメディア産業、音楽・映像・娯楽などにかかわるコンテンツ産業、通信・システム・データベースなどにかかわるICT産業、あるいは企業、政府、教育機関の広報・情報部門等、現代社会におけるメディアコミュニケーションの領域で活躍できる人材の組織的育成を教育目的としている。それゆえに、この目的にふさわしい資質と基礎学力を有する有為な人物を選抜して受入れる。具体的な資質としては、柔軟な学習能力、確実な語学力、幅広い視野が必要である。なぜなら、急速に変化し続ける情報化社会を理解するには、新しい知識と技術を積極的に受け入れる柔軟な学習能力が求められ、グローバル化が進展した現代のメディア環境で活動するためには、外国語でコミュニケーションする能力が不可欠であり、メディアコミュニケーションの領域で人びとの多様な情報要求を反映させて業務を行うためには、人間・情報・社会・文化・倫理といった幅広い視野に立たなければならないからである。以上の考え方から、外国語、国語、および地理歴史・公民・数学から1科目選択の3科目受験を課すことによって、本学科の教育目的にふさわしい資質があるかどうか、本学科で学ぶのに十分な基礎学力を身につけているかどうかを問うものとしている。
社会学部
社会心理学科
 心理学は、高校の教科すべてに関係する総合科学である。実験には理数的要素もあり、社会を見る目には、現代社会への関心と歴史的、国際的観点が重要である。そのため、高等学校までの教科の基礎を偏りなく身につけ、社会に積極的に役立とうという意志を持ち、社会、人間への好奇心を有する人材が求められる。心理学的事象は、人々の間での素朴な思いこみが強い領域であり、一見「常識」とされて社会で流通している事柄であっても、自ら確かめ、真実を知ろうとする気持ちをもつことが大切である。
これを確かめようとすれば、科学的な手続きに則った研究的な方法論が必要である。そのような学びに積極的に取り組むことができ、また、他のひとびとと協力して、集団で実験・調査を行っていくコミュニケーションや協同学習の能力も求められる。
また、社会と人との関わりを知ることは、人にとって、住みよく生きやすい社会を設計していくことにつながる。このような取組みに積極的な関心を持ち、問題を発見し解決するひとつの方法として、人間の性質、人間と人間の関わりの在り方、社会と人間の関わりの在り方について、探究心をもてることが、本学科での学習にスムーズに取り組める要件となり得るだろう。
社会学部
社会学科(イブニングコース)
 社会学科(イブニングコース)の歴史は古く、大正10(1921)年に開設された専門部社会事業科(夜間)に遡る。昭和26(1951)年に、文学部第2部社会学科として再スタートし、昭和34(1959)年に社会学部新設と同時に社会学部第2部社会学科が発足した。現代は、様々な社会問題を正確に読み、その解決に向けて積極的に行動することが問われる時代である。社会学科(イブニングコース)は、理論とフィールドワーク(社会調査)の切り口で、刻々と変化する社会を知り、自分を見つめる心の目を育成していく。社会学科(イブニングコース)では、社会学科、社会文化システム学科、社会福祉学科、メディアコミュニケーション学科、社会心理学科の教員の協力により、様々な社会問題や社会現象を自分の力で調査し、それらを理論に基づいて自ら整理、思考、説明、討論のできる人材の育成を目標としている。この教育目標を達成するために、社会調査の実習授業、少人数の演習(ゼミナール)を重視している。上記の教育理念や教育目標に照らして、以下の点に該当する方が入学されることを強く望んでいる。
1 これまで学校教育だけでなく、広く社会において、見聞きしたことに強い問題意識をもつ方。
2 それらの問題を学問をとおして見つめなおし、世の中や将来に役立てたいと考える方。
3 他者の意見をしっかり聞き、それに対して自分の意見を自分の言葉で表現しようと努力する姿勢のある方。
4 高校までの基礎学力を身につけている方。
社会学部
社会福祉学科(イブニングコース)
 人間は限りない潜在可能性を根底に持っているという観点から、向上心をもち、自己の可能性を最大限に引き出す意欲をもっている学生に入学してほしいと思う。潜在可能性や自己の可能性は、教育を通して開拓され、気づきや自己発見につながる。社会福祉学科(イブニングコース)は、自己の可能性の拡大を求める学ぶ意欲のある高校生や社会人を多く受け入れてきた実績を踏まえ、自らが選択する多様な人生行路が可能なように門戸を開いている。社会福祉的観点は人びとの生活の全側面に及んでいるので、狭義の社会福祉にとどまらずに、どのような仕事に従事することになっても本学科で学んだことを活用できる人材の養成ももうひとつの基軸と考えている。また、自己の確立が社会を構成する礎となり、自己は他者なしでは、さらに、集団・組織や地域と関わりなくしては自己と成り得ないので、自己を問うと同時に、集団との絆や社会とのつながりを意識し、目的をもった生き方に関心のある人びとに入学してほしいと思う。総合大学としての利点を生かした学際的なカリキュラム構成、ならびに専門科目を学べる機会の提供、多彩な教授陣や共に学び合う仲間との触れ合い、ゼミ活動や調査実習などの主体的活躍の場の提供などを意欲的に活用したい人びとに門戸を開き、待っている。
国際地域学部
国際地域学科 国際地域専攻
 環境・貧困・雇用・人権問題に現れているように、自然・社会・経済・政治など様々な分野での地球化と地域化が同時進行する中で、これまでとは全く異なる都市づくり、地域づくり、環境づくりなどに、地域(コミュニティ)から解決策へとアプローチすることは大きな可能性を有しています。地球規模の視点で問題をとらえローカルな場で具体的に行動する、いわゆる、Think globally, Act locallyという哲学のもとに、地域社会におけるさまざまな現象を幅広い視点でとらえ、「現場主義」にたち、さまざまな人々とのコミュニケーションの中から解決策を探っていく人間力が求められます。
このようなことから、国際地域学科国際地域専攻では、
・国際社会を舞台に活躍できるような知識、実践的な語学能力、コミュニケーション能力の修得を志す学生
・地域の諸問題に対して広い視野から客観的に把握・分析する能力を修得し、現場において具体的な行動として実践していく意欲のある学生
が教員と一緒になって相互に学び成長していくことを期待しています。
受験生に期待されるのは、(1)地域社会におけるさまざまな問題へ関心を持っていること、(2)自身がもつ知識や経験を積極的に活用して社会に貢献しようとする意欲、(3)他者と積極的にコミュニケーションを図りながら異なる文化を持つ人々とともに働くことへの意欲です。
国際地域学部
国際観光学科
 国際観光学科では、国際的視野に立った「観光振興」を通じて、組織・地域の創造的活性化に寄与する人材の輩出をミッションとしており、その効果的、効率的達成のために求める入学者像は下記の4項目です。
・観光交流の拡大のために、国際的な視野から観光をとらえる視点を持っている人
・理論と実践両面の修学に自主的・積極的に取り組むことのできる人
・文化、環境、語学など観光と密接に関わる分野にも興味を持ち、幅広い知見の獲得に意欲的に取り組む人
・他者や周囲の環境に配慮しながら、全体をマネジメントできる資質を持つ人
これらミッション達成のために、入学者の有する資質として期待するものは、次のものです。
1 コミュニケーション、仕事遂行などの本質的基礎である語学能力
2 社会現象に関する理解と深い洞察に関連する能力
3 論理的な思考に関連する能力
4 上記の基礎学力を用いながら効果的、効率的な業務遂行へとつなげる行動特性(コンピテンシー)
学校推薦、自己推薦などの推薦入学試験では(4)について重視する一方、一般入学試験では(1)~(3)を重視して選抜を行うものとします。
最終的には、入学後における多様な人材間の相互作用、カリキュラム・ポリシーに沿った修学の進行にともない、より広範な視点、興味、高いコンピテンシーを有する人材輩出を達成することを目標としています。
国際地域学部
国際地域学科 地域総合専攻(イブニングコース)
 環境・貧困・雇用・人権問題に現れているように、自然・社会・経済・政治など様々な分野での地球化と地域化が同時進行する中で、これまでとは全く異なる都市づくり、地域づくり、環境づくりなどに、地域(コミュニティ)から解決策へとアプローチすることは大きな可能性を有しています。地球規模の視点で問題をとらえローカルな場で具体的に行動する、いわゆる、Think globally, Act locallyという哲学のもとに、地域社会におけるさまざまな現象を幅広い視点でとらえ、「現場主義」にたち、さまざまな人々とのコミュニケーションの中から解決策を探っていく人間力が求められます。
このようなことから、国際地域学部地域総合専攻(イブニングコース)では、観光振興も含めた地域の諸問題に対して広い視野から客観的に把握・分析する能力を修得し、現場において具体的な行動として実践していく意欲のある学生が教員と一緒になって相互に学び成長していくことを期待しています。
受験生に期待されるのは、(1)地域社会で起こっているさまざまな問題へ関心を持っていること、(2)自身がもつ知識や経験を積極的に活用して社会に貢献しようとする意欲、(3)他者と積極的にコミュニケーションを図りながらさまざまな人々とともに働くことへの意欲です。
ライフデザイン学部
生活支援学科 生活支援学専攻
 生活支援学専攻では、社会福祉の専門性を習得し、社会福祉士となることに加え、介護福祉、精神保健福祉や医療福祉など、幅広い分野での社会貢献を目指す学生を養成することを目標としている。必要とされる 支援についての基本的考え方を学び、習得した知識や技術をさまざまな福祉の現場で実践的に生かそうという強い意欲を持った学生を受け入れることを方針としている。
そのための基礎学力として、入学試験では、国語・英語・社会を重視し、学力試験の基本科目としている。また、学力と同時に、福祉分野に強い関心を抱き、誠実に職務を担うことができる人材を求めていることから、面接や小論文でそうした能力や適性を評価する自己推薦や学校推薦による選抜も実施している。学生の受け入れ方針を定めるに際しては、高等学校との情報交換を密にし、学生のニーズを的確に把握することに努めている。
ライフデザイン学部
生活支援学科 子ども支援学専攻
 子ども支援学専攻では、児童虐待や保育所の待機児童、子どもの貧困問題など、少子化の中で直面する様々な課題に対して、問題状況の社会的背景や要因を深く学び、その課題解決のための実践力を高める。そのため保育、教育、福祉、心理に関する専門知識をはじめ、多様な子どもの育ちへの援助、子どもの心のケア、子育て家庭への支援など、子どもの育ちを支援する専門職としての様々な援助方法を習得し、地域社会から求められる課題解決に積極的に関われる人材の育成を目指す。
カリキュラムは、保育士や幼稚園教諭養成のための実践的な科目のほか、社会福祉領域の科目も設置しているため、社会福祉士(国家資格)の受験資格取得も可能であるが、何より大切なのは、技術や資格取得だけではなく、幅広い教養や豊かな人間性を備えた質の高い専門能力を身に付けることである。
いつの時代も「子どもの笑顔と幸せな育ちを守る」ことは、大人に託される大切な課題である。習得した専門知識や技術を活かし、保育や幼児教育などの実践的な場で力を発揮しようと考える強い意思を持った学生を受け入れたい。
ライフデザイン学部
健康スポーツ学科
 健康スポーツ学科では、スポーツや運動の指導者養成に留まらず、子どもから高齢者、またアスリートや障がい者といった枠をも超えた、様々な人々の健康づくりを支援できる人材の育成を目的としている。具体的には、学校や職場、地域の健康増進施設や福祉施設、また広く地域社会において、スポーツや運動を通じた健康づくり事業を企画・運営し、健康に関する管理・指導ができるような能力を備えた人材の育成を目標としている。本学科では、スポーツを幅広く捉え、従来の体育・スポーツ系大学の教育内容を超えた多彩なカリキュラムと授業コンテンツをそろえている。それらを学ぶ本学科の学生が、時代のニーズに応えられる健康スポーツをプロモートするセンスと能力を確立していくことを望む。
健康スポーツ学を通じて、現代人の豊かなライフ(Life:生命、生活、人生)の積極的創造に寄与したいという意欲を持った学生を求めたい。
ライフデザイン学部
人間環境デザイン学科
 人間環境デザイン学科は、文字通り、人間とそれを取り巻く環境をデザインという視点から考える学科である。一方、多くの高校生は、この分野を受験分野として真剣に考えたり、自らの職業として具体的にイメージした経験はほとんど無いと思われる。自らのデザイン能力を客観化したりする機会もほとんど無かったはずである。私たちは、大多数の高校生が自らの能力のみならずデザインとそれに関わる世界の広がりを知らずに受験期を迎えていると考えている。
デザインに関わる分野は大変幅広く多様な人材がいろいろな形で参加している世界であり、人間環境デザイン学科ではあらゆる機会を通じて、皆さんにデザインに関わる多様な世界があること、一定の学力とその意志さえあれば、誰でもデザインの世界の中で活動できるということを伝え、可能な限り多様な入試方法を通して、できるだけ幅広く、可能性のある人材を集めたいと考えている。
生命科学部
生命科学科
 生命科学は「いのちの不思議」あるいは「いのち」そのものの解明を主要なテーマとし、そこから見い出される新しい発見を、豊かな人類社会の形成や地球環境の保全に貢献する発想や技術として提供することを使命としています。「生命」には、私達の常識では到底不可能としか考えられない極限環境のもとに生息する生物や高度に分化する細胞などの様々な「不思議」があります。これらの生命から学ぶことあるいは学ばなければならないことが、まだまだたくさんあるのです。生命科学科では、理学、工学、農学、薬学や医学などの学問領域にこだわることなく、「先端サイエンスの幅広い知識と技術を修得し、地球社会の諸問題に対応でき、かつ広い分野で活躍できる人材を育成する」ことを教育上の目的としています。そこで、私達は次のような人々を幅広く受け入れたいと考えます。
(1) 生物が好きな人、生命現象に強い興味・関心を持つ人
(2) 生命科学の基盤となる知識や技術を系統的に学修したい人
(3) 生命科学の知識・技術や思考を生かせる職業に従事し、地球社会の諸問題の解決に貢献したいと考える人
(4) 新たな視点で生命科学を切り拓く独創的な研究者を目指す意欲のある人
生命科学部
応用生物科学科
 地球は""いのち""に満ち溢れた惑星で、動植物や微生物などの様々な生き物たちにより、豊かな地球環境(生物圏)が育まれています。科学技術の急速な発展は、人間社会の繁栄と同時に、地球環境に深刻な悪影響をもたらしています。これからは人類だけでなく、すべての生き物の住み易い地球環境が持続できる科学技術の開発が必要です。
応用生物科学科は、""環境に優しい「ものづくり」をしよう""、""バイオで「環境」を守ろう""をスローガンに、生物の持っている様々な働きを利用して、地球環境に優しい技術(バイオテクノロジー)を造りあげるスペシャリストを養成し、人類の恒久的存続、地球環境の修復や維持に貢献できる行動力のある人材の育成を目指しています。また地域社会のものづくりにも目を向け、地域の活性化、地域型技術開発に貢献する起業家精神を持った人材教育も行います。
このために、生物や自然現象に興味を持つだけでなく、その仕組みや働きなどについても様々な角度から関心をもち、柔軟な思考力で問題の発見・解決を考察する能力を持つ人材が望まれています。また、激変する地球環境に対応するための広い視点や、他者と協調して活動するためのコミュニケーション能力・倫理観なども必要となります。応用生物科学科では、このような人材を教育し育成するために、従来の「理系・文系」にとらわれない形で複数の入試方式を実施し、学習意欲と目的意識が明確な様々な価値観を持った学生を受け入れます。
食環境科学部
食環境科学科 フードサイエンス専攻
 食環境科学科フードサイエンス専攻は、生命科学の視点から食を考え、最先端のバイオテクノロジーを基礎に食育から食の安全・安心に至るまでの総合的な知識と技術を教授しています。以上の観点から本専攻は、食育・食文化、食品の機能科学、栄養・健康科学、食の安全、あるいは食品に関わる社会問題に興味を持ち、食を取り巻く諸問題に対して積極的・意欲的に解決したいと考えている人を求めています。
求める学生像
(1) 食と健康あるいは食の安全など食に関する諸問題に関心を持っている人
(2) バイオテクノロジーの先端技術を活用して、食品の機能性・安全性を探求するため、「生物」「化学」といった基礎科目を意欲的に勉学する人
(3) 常に自ら積極的に学ぼうとする強い意欲がある人
(4) 本専攻で学んだことを活かして社会に貢献したいという目的意識と向上心のある人
(5) 勉学だけでなくサークル活動等を通してリーダーシップを発揮できる人
(6) 海外で生命と健康、食の安全・安心に係る分野で活躍したい人
本専攻では以上のような人材を求めるため、多様な入試方式を採用しています。推薦入試では、高等学校で一定学力を修得した学生の推薦を求めていますが、これに加えてスポーツ、文化活動等も評価対象としています。また、一般入試では、社会、国語等を選択科目として、理工系の学生とともに、文科系の学生にも門戸を開いています。
食環境科学部
食環境科学科 スポーツ・食品機能専攻
 食環境科学スポーツ・食品機能専攻は、生命科学の知識を基礎に、栄養学、食品学、衛生学、人体の構造と機能、健康増進のための運動と食品が持つ機能(栄養)の関係を学び、身体活動に伴う食事・栄養の摂り方などの専門知識を修得し、栄養科学を熟知した人材の養成を行います。以上の観点から本専攻は、スポーツなどの身体活動に関連した食品の栄養学的機能に興味を持ち、実践的栄養管理を用いて食品機能科学、スポーツ栄養科学を熟知した食品技術者になりたいと考えている人を求めています。
求める学生像
(1) 食と運動に関心を持っている人
(2) バイオテクノロジーの先端技術を活用して、食品の機能性や運動生理学を探求するため、「生物」「化学」といった基礎科目を意欲的に勉学する人
(3) 常に自ら積極的に学ぼうとする強い意欲がある人
(4) 本専攻で学んだことを活かして社会に貢献したいという目的意識と向上心のある人
(5) 勉学だけでなくサークル活動等を通してリーダーシップを発揮できる人
本専攻では以上のような人材を求めるため、多様な入試方式を採用しています。推薦入試では、高等学校で一定学力を修得した学生の推薦を求めていますが、これに加えてスポーツ、文化活動等も評価対象としています。また、一般入試では、社会、国語等を選択科目として、理工系の学生とともに、文化系の学生にも門戸を開いています。
食環境科学部
健康栄養学科
 生命科学の基礎知識に立って、健康と食との間をつなぐ専門的知識と技術を修得し、医療・福祉・栄養行政の分野の専門職を目指す管理栄養士として、社会に貢献できる高度な知識と技術力を修得したいと考えている人、また、国内だけでなく海外での社会貢献を積極的に考えている意欲のある人を求めています。
求める学生像
(1) 食と栄養に関心を持っている人
(2) バイオテクノロジーの先端技術を活用して、栄養ケア・マネジメントを実践するため、高等学校で履修した主要教科、科目について基礎的な知識を有し、生物、化学の学修を継続して行う意欲がある人
(3) 社会における食料、資源、環境、健康に関する問題に関心を持つと同時に、様々な事象について考察し、自分の考えをまとめることができる人
(4) 本学科で学んだことを活かして社会に貢献したいという目的意識と向上心のある人
(5) 国内、国外を問わず管理栄養士として活躍し、将来的にはその指導的な役割を担う意欲がある人
本学科では以上のような人材を求めるため、多様な入試方式を採用しています。推薦入試では、高等学校で一定学力を修得した学生の推薦を求めていますが、これに加えてスポーツ、文化活動等も評価対象としています。また、一般入試では、社会、国語等を選択科目として、理工系の学生とともに、文科系の学生にも門戸を開いています。
理工学部
機械工学科
 機械工学科では、創立者井上円了博士の「諸学の基礎は哲学にあり」の思想を根幹とし、学習意欲のある者に高度の教養・学力を授け、社会に貢献できる全人的な人材を育成することを目的としています。
本学科が求める学生は、本学の教育理念を理解し、先入観にとらわれない柔軟性のある思考力とたゆまぬ向学心の持ち主でなければなりません。学習を通して、広い知識と創造性を育み、自ら考え行動する学生を求めています。
機械工学では専門科目を修得する上で数学・理科(特に物理)が、基礎学力として重要です。また、語学力は現代人にとって必要不可欠な能力です。従って、入試では数学・理科・英語を入試選択科目として筆記試験による選抜を行います。さらに、そのような筆記試験の成績のみで選抜を行うのではなく、向学心の高い優秀な学生を受け入れるために、附属校、指定校、それに学校推薦の制度も利用します。これらの推薦制度による入学生には、学習面で学科学生の模範となる優秀な人材を求めます。そのため、数学Ⅰ、数学Ⅱおよび物理を履修し大学教育を受ける下地ができていることを条件とします。
理工学部
生体医工学科
 現在、医療分野では、医学、工学両方の専門知識をあわせ持ち、高機能、高性能の医療機器・装置の開発、設計やこれらの導入、使用に対応できる人材が求められています。また、安心・安全な社会の構築に、医療のみならず生活の場にも適用できる新たな医工学分野の人材が求められています。生体医工学科では、流行や思い込み、既成概念に囚われることのない柔軟な「ものの見方・考え方」を身につけ、自然界にあるシステムや生物の構造・機能を観察、解析し、工学システムへの応用や最新テクノロジーとの融合的研究開発により、社会に貢献できる人材の育成を目指しています。医療・福祉に興味がある人、健康・スポーツに興味がある人、生物が得意な人、ものづくりがしたい人、ロボットに興味がある人、物理・化学・数学が得意な人、そして「医学と工学の架け橋になりたい」、「社会の役に立ちたい」と強く思い、行動できる人を受け入れます。すなわち、学習意欲と目的意識が明確な学生であり、さらには、単なる学力だけでなく、生体医工学科の学問領域ではモラルや人間性等も求められるため、バランスの取れた学生を求めます。
理工学部
電気電子情報工学科
 電気電子情報工学科では、電気工学、計測制御、エレクトロニクス、情報通信工学など技術革新の著しい先端技術分野の教育と研究を行っています。従来継承されてきた技術のみならず、新しい技術にも自在にかつ柔軟に対応できる能力を身につけられるように、基礎力の十分な修得を重視しながら、系統的に専門知識を習得できるカリキュラムを編成しています。
また、電気電子情報工学科では「電気」分野の学修を中心として、将来を見据えて専門知識を深め、技術革新等にも柔軟に対応でき、社会に貢献しようとする意識が高い人を求めています。即ち、電気エネルギー、パワーエレクトロニクス、光・ナノデバイス、移動体通信、アンテナ、電磁波計測、画像処理、コンピュータ等の電気・電子・情報通信工学の分野を対象として、(1)未知なる物に対して好奇心を持てる人、(2)自ら積極的に学ぶ強い意欲のある人、(3)将来の目標が明確である人、(4)目標達成に対して努力できる人等を求めています。また、(5)電子回路工作、プログラム作成に興味のある人、(6)電気製品、電子デバイス、情報通信技術等の開発や製造に将来携わりたい人など、探求心が旺盛で具体的な目的意識を持つ人を歓迎します。
理工学部
応用化学科
 応用化学科では、化学の知識と技術を基盤として様々な分野で研究・技術者・教育者として活躍できる人材の育成を目指しています。この実現のため、入学者の選抜に際しては、化学の知識と技術を身につける意欲、大学で学んだ知識や技術を様々な分野で応用するための目的意識、化学の知識や技術を修得するために必要な最低限の基礎学力、大学での勉学・研究を開始するために必要な言語能力などの基礎能力を基準として選抜を行っています。選抜にあたっては、公平であること、透明性が高いこと、学科の教育目標を実現できる優秀な入学者をもれなく選抜できることを目標としています。これらの目標の実現のために、面接による推薦入試と選抜試験による一般入試を複数の方式で行っています。
理工学部
都市環境デザイン学科
 21世紀は、資源・エネルギーの確保、経済発展、環境の保全の三つの目標が、互いに対立しせめぎあう社会の中で、我々は「環境」の時代を生きていかねばならない。建設業界も「ものありき」から科学が重視される時代となった。また、高度経済成長期に造られた公共物はメンテナンス期を迎え、再構築を迫られている。東日本大震災を経験し、以前にも増して、道路や橋、上下水道の配備などには確かな技術力が求められており、ライフスタイルの転換を含めて、都市構造物、都市環境の再構築のみならず都市経営を盛り込んだ技術者を育成する必要がある。
都市環境デザイン学科は、建設の実践力となる建設技術の基盤づくりを強化した上で、人が快適に暮らせる人工物と自然の空間づくりを学ぶ学科です。
理工学部
建築学科
 建築分野は建物やまちを対象とし、社会、経済、生活、技術、芸術、環境など扱う分野は広範でありながら、様々なことがらが密接に関係しあっています。建物・まちを企画・デザイン・マネジメントするためには、それらの利用者、住民、行政、建築家、技術者、総合建設業者、専門工事業者、建材・製品製造業者、職人・技能者など多種多様な人々が多数関わっています。この「ひと」との関わりの中で、衣・食・住に直接関わる建物・まちを「ひと」のために創るというすばらしさとよろこびを共に学び、様々な立場で建物・まちをプロデュースする「ひと」を育てるのが建築学科です。
建築学科では専門科目を講義、実験実習、設計製図演習、卒業研究を通じて建築学を広範に学びます。そして、建築学科ではそこで必要となる3つの心を持った学生を求めています。
自立心:
学生自身が建築を学ぶテーマや対象を自ら「選び」、「調べる」、社会、地域と自ら「関わる」、作品を自ら「創る」、論文を自ら「書く」という自主性。
向学心:
過去・現在から学び、そして未来を思考しながら、既知の知識、技術から新たな知見、技術を求める向上性。
協調心:
学内外での活動、グループワークなどで他者の価値観、考えを尊重しながら自身の考えを主張、行動する社会性。
総合情報学部
総合情報学科
 情報通信技術(ICT)は,日常生活はもとより,あらゆる社会活動や経済活動に欠かせない社会基盤となっています。
総合情報学部は,このような21世紀社会を強く認識し,従来の文系・理系の枠を超えて,情報学の新たな教育研究分野の開拓を進め,情報の高度な利活用を先導する,哲学を持った「第一級の情報の創り手・使い手」を育成する目的で設立されました。
本学部の学生は,東洋大学の教育理念である「諸学の基礎は哲学にあり」に則り,自然・人文・社会科学等を学んで広い教養と高い見識を身につけ,「本質を見極める力,自律的な行動力,学び続ける習慣」を持つことを目指して下さい。
さらに,学生・教員・職員,また地域や産官学との協働により,共に「学び教え合う場」の環境を醸成し,総合情報学部の歴史を刻むことに参画して下さい。
以上の本学部の設立の趣旨,教育理念,教育目標に基づき,次のような学生を募集します。
(1) 共に新しい情報系の学問分野を開拓しようとする強い意志のある人
(2) 本学で,教職員,他の学生など他の人たちと一緒に学ぼうという強い希望のある人
(3) 文系・理系,コンピュータの得意・不得意にかかわらず情報に興味がある人
(4) 将来,情報システム産業はもとより社会・経済活動のあらゆる分野で情報通信技術を応用し活躍したいと思う人
(5) 情報だけでなく,企業経営・経済,メディア,社会・歴史,環境,心理,福祉・介護,健康,などの他分野にも興味のある人

株式会社JSコーポレーション 代表取締役社長 米田英一