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明治大学 アドミッションポリシー

学部名・学科名・コース名 アドミッションポリシー
法学部 教育方針と教育目標
 法学部は,「人間性・国際性に裏打ちされたリーガル・マインドの育成」を教育理念に掲げています。これは建学の精神である「権利自由」・「独立自治」を現代的な言葉で表したもので,個人の尊厳と他者に対する寛容・他者との共生という考えを核とするものです。
 この教育理念に則り,法学部では,幅広く高度な教養教育・基礎法学教育・多様な法律分野にわたる専門教育を行い,これを基礎とした豊かな人間性・人権感覚・法的思考の涵養を通じて,現代社会の要請に応えうる自律的な市民社会の担い手を育成することを教育目標としています。
 こうした教育目標を十分に達成するため,法学部では次のような学生を求めています。
 1 自律心を持ち,自ら学ぶ意欲のある者
 2 社会への興味関心を持ち,広い視野から事象を探求する意欲のある者
 3 他者への寛容な精神を持ち,他者との共生を目指すことができる者
 4 物事を論理的に考えることができる者
 5 異文化交流について理解のある者
入学志願者に求める高校での学習等への取り組み
 法学部が目標とする法的素養を身につけるためには,大学入学後の学習はもちろん,それ以前に,高校で基本となる幅広い教科を学習しておく必要があります。そのため,法学部では,国語,外国語,地歴・公民を入試科目とする一般選抜入試のほかに,大学入試センター利用入試や全学部統一入試において多様な理数系科目の選択を可能にしており,さらに海外就学者特別入試や外国人留学生入試では,国際性や異文化理解力を重視しています。
 法律を学ぶには複雑な法律用語を理解しなければなりません。そのためには一定の国語力が必須(特に,法令の解釈にあたっては,古文や文語体についての理解も必要)となります。また,法律の解釈・運用は,ちょうど外国語の修得のように,どのような場面でどのような言葉が使えるのかを学習する作業に似ていますから,外国語学習も法律の理解にも有用です。もちろん,国際性が求められる現代において,英語等の外国語が重要であることは言うまでもなく,法学部では入学後2カ国語以上の語学の履修を課しています。入学志願者には,外国語において高等学校までに学習する全ての範囲をカバーする学力が望まれます。
 さらに,法律は社会と不可分ですから,日本史や世界史,政治・経済,地理などの基本的な理解も必要とされます。とりわけ近代市民社会の歴史や社会情勢などを重視しています。また,法律の学習には論理的な思考力も必要とされますから,数学や物理,化学,生物といった理科系の科目の学習も有益です。
 このように法学部は,入学志願者に対して高校等での幅広い教科の学習を求めています。
商学部 教育方針と教育目標
 商学部は1904年に日本の私立大学初の商科として創設され,「明治の商科」としての伝統を受け継ぎながら,社会経済環境の急速な変化に主体的に対応できる次世代のリーダーの育成を目指しています。言い換えると,商学部はビジネスのプロフェッショナルを育てることを目標としているのです。そのため,商学部では,ビジネス活動のあらゆる局面が集約される場である「市場」について,さまざまな角度から総合的に学ぶことになります。
 商学部では,1学科制の下で7つの専門コースに分かれるカリキュラムにより,市場とそれを取り巻く社会環境について広く学んだ上で,特定の専門分野でのスペシャリストとしての知識を養うことができます。また,ビジネスパーソンとして必要な広く深い教養も学べます。商学部は,専門性と教養教育の融合を可能にしているのです。商学の専門知識と深い人間理解力とを備えた人材の育成を目指し,演習形式で行われる少人数教育を充実させ,商学専門分野と総合学際分野という二系統のゼミナールを同時に履修できるようにしています。さらには,地域・産学連携による自主・自立型実践教育,海外協定校との国際交流,多言語4年間一貫教育など,特色ある教育を提供しています。
 こうした教育を十分に達成するため,商学部は,以下のような学生を求めています。
1. 商学部の特色ある教育に積極的に取り組みたいと思う者
2. 商学に関する専門知識と高度な教養を身につけたい者
3. 身につけた新しい価値観や世界観を通して,ビジネスの現実の様々な局面で,総合的な判断ができるようになりたい者
入学志願者に求める高校等での学習への取り組み
 商学部は,留学生を含め,多様な背景を持つ学生を受入れていますが,商学部での学びを充実したものにするためには,入学までに,以下のような能力が必要になります。
1. 自ら学ぶために求められるコミュニケーション能力や国語力
2. 商学部の特色あるカリキュラムにより商学の専門知識と深い人間理解力を身につけるために,外国語によるコミュニケーションにおける基礎的な能力,社会科学,人文科学,自然科学の基礎的な学力
政治経済学部 教育方針と教育目標
政治経済学部は,「政治を解せずして経済を分からず,経済を分からずして政治を解せず」を理念として創立されました。この理念は,急速にグローバル化の進む今日においても,複雑な社会を読み解くための基本方針となっています。その上で,教育目標として「教養豊かな専門人の育成」を標榜し,政治・経済・行政に加えて,社会・文化を有機的に学べるよう,カリキュラムが組まれています。
こうした教育目標を十分に達成するため,広い教養(政治学,行政学,経済学,社会学,歴史・思想・文化論,地域論までを含む多様で広範な学問)に裏打ちされた、闊達な国際人を目指す学生を求めます。
入学志願者に求める高校等での学習への取り組み
政治・経済・行政・社会・文化を理解するためには,高校で履修するすべての科目がその基礎学力として不可欠です。もし,高校での学習内容を十分理解していない場合は,大学の講義を聞きつつ,参考書で自習することが必要です。
 政治経済学部では入学試験に外国語が課せられ,入学後も二カ国語以上の履修が義務付けられます。1・2年次における外国語の授業のほか,3年次では原典講読の時間も設けられています。政治・経済・行政・社会・文化を理解するためには,外国語でそれらを学ぶことが非常に重要だからです。さらに政治経済学部では,短期留学が盛んに行われているとともに,ネイティブ・スピーカーによる多様な授業が用意されています。英語に関しては毎年,TOEICの受験が必須となっています。希望者にはTOEFLの受験もバックアップしています。意欲的な学生に対しては,高度な語学力を身につけられるよう,準備がされています。
 現代社会には多くの情報があふれており,それらを理解するために数的な知識が求められることがあります。経済学のみならず,政治学や行政学等の理解のためにも統計処理や数的感覚が求められる時代ですので,高校で「数学Ⅱ・数学B」までの勉強をしていることが望ましいでしょう。
 さらに,学期末試験の多くが論述式で行われるため,基礎的な国語力も必要です。また少人数の学生で行われるゼミナールでは,他人の話を聞き,自分の意見を的確に述べ,討論をするため,基本的なコミュニケーションの力も必要になります。
文学部 教育方針と教育目標
文学部の教育目標は,過去から現在まで多様に展開されてきた人間の営みのすべてに対して,さまざまな角度からの考察を試みながら,究極的には,人間そのものを普遍的かつ総合的に理解することです。その目的を達成するため,充分な専門的知識を身につけた幅広い教養人の育成を教育方針としています。なお,文学部では専攻単位に志願者を募集します。当該専攻分野に対する明確な問題意識や目的意識,強い学習意欲を持つ志願者を期待します。
以上のような教育目標,教育方針に基づき,文学部では,次のような学生を求めます。
・本学の建学の精神「権利自由・独立自治」を理解し,世界での活躍を見据えながら,他者や異文化を受容しつつ,確かな「個」の確立に意欲のある学生
・人と人のつながり,人と社会のつながりに関心をもち,人間の創作物や人類の過去,社会事象等のアプローチから人間学の探究に挑戦する意欲のある学生
・他者との関わりの中で,独創的な生き方を模索し,新しい概念や価値観の創出を追究したい学生
・専攻する専門領域において明確な問題意識や目的意識,強い学習意欲を持つ学生
また,各学科では,次のような学生を求めます。
文学科では,様々な文化のあり方を学ぶことに積極的で,それに謙虚な理解を示すことが出来る学生,また自らの専門性の確立によって自分の「個」を形成する意欲のある学生を求めます。
史学地理学科では,自然と人間世界のあり方に幅広い興味を持つ学生,ものごとを歴史的地理的に探究したい学生,文献の読解・分析能力やフィールド調査能力を身につけて職業に活かしたい学生,幅広い歴史・文化の知識を活かして国際的に活動したい学生を求めます。
心理社会学科では,個人や集団に対する「専門的援助者」となるための多角的視野を持つ学生を求めます。
入学志願者に求める高校等での学習への取り組み
 時代や地域を超えて,人間を普遍的かつ総合的に理解するためには,高校における多様な科目を学習しておくことが大変重要です。変化の激しい現代に要請される資質は,高校時代までの幅広い学習が基礎となるからです。大学入試センター試験利用入学試験や全学部統一入学試験では,「高等学校の段階における基礎的な学習の達成の程度を判定する」観点から,多様な科目を選択科目に含めています。入学定員の約5割を募集人員とする一般選抜入学試験では,入学後の専門性を考慮して,特に国語・外国語・地歴の3教科について,より高度な学習達成度を期待しています。具体的には,国語においては,長文を理解し得る読解力や論理的思考力,古典(漢文,文学史含む)等に対する基礎的知識や理解を期待しています。外国語も,国語と同様に,長文を理解し得る読解力や論理的思考力が重要です。地歴については特定の時代や地域に偏らない基礎的知識と,幅広く深い洞察力を期待しています。なお,国語・外国語・地歴の3教科は,文学部の全ての学科・専攻において必要な教科ですが,とりわけ外国の文学・文化・歴史等を研究対象とする専攻においては,高等学校での外国語の学習が重要です。高校時代に学び,考えるべき課題は大変多く,また多種多様だからこそ,目標をしっかりと見すえ,確実に課題を解決して行く姿勢が大切です。
理工学部 教育方針と教育目標
理工学部では,高度な科学技術社会で活躍するために,学生一人ひとりが自立し,未来を切り開く能力を身につけることを目指して,「『個』を強くする大学」という理念のもとに教育を行っています。ものごとの本質を探究する理学と,その結果を応用して人間の福利を実現する工学とは車の両輪であり,決して切り離すことはできないとの考え方から,理と工の融合を理念としたカリキュラムが編成されています。
責任感と倫理観を持ち,国際感覚にあふれ,多面的な思考力と広い視野を持ち,科学・技術教育全般から得られる知識と経験などをもとに自ら問題を発見し解決する能力,すなわちデザイン能力あふれる技術者や研究者を育成することを目標にしています。
入学志願者に求める高校等での学習への取り組み
理工学部では,上記の教育目標を踏まえ,数学,理科,外国語については,基礎知識のみならず応用問題にも適応できる十分な学力を身につけている学生を求めています。また,理系科目のみならず幅広い分野の基礎学力を身につけておくことが大切です。 
農学部 教育方針と教育目標
農学部は,人類の福祉と健康に関わる課題の解決に向けて「食料・環境・生命」という21世紀を象徴する3つのキーワードを軸に,新時代に対応した特色ある教育・研究を行っています。誇りと興味をもって新時代を担う専門的知識と技術,豊かな人間性を身に付けた人材の育成に努めています。
そのため農学の役割と魅力を理解し,幅広い教養を身に付けた志願者を期待します。
各学科では,具体的に次のような学生を求めています。
○農学科:人類の生存にとって最も重要な食料生産や環境の保全に関わる分野で活躍できるよう,地球的視野・幅広い科学的素養と農学に関連する基礎的技術体系を総合的に身に付けた,問題解決能力の高い人材となることを目指す学生
○農芸化学科:農芸化学分野に関する事柄を的確に評価判断するために必要な幅広い専門知識と確かな実験技術を習得し,生物機能を応用したバイオテクノロジーと最新のサイエンスを融合した手法を用い,人間生活に関わる食品・環境分野,微生物,化学・生物分野で社会に貢献することを目指す学生
○生命科学科:あらゆる生物の生命現象を分子レベルで解析・解明し,生物個体の多様な生命現象のメカニズムや生物間の相互関係などを探り,生命全般や地球的な環境の問題の解決に貢献することを目指す学生
○食料環境政策学科:人類の生存基盤と福祉に関わる食料・農業問題と環境・資源問題について,社会科学の観点から,個人,地域から地球規模までを広く視野に入れ,問題解決への道筋を考究し,行動できるような専門性と総合性を兼ね備えた人材となることを目指す学生
入学志願者に求める高校等での学習への取り組み
農学部で学ぶ分野は,地球的視野に立った食料生産や環境問題から分子レベルでの生命現象までと幅広く,しかも自然科学だけではなく人文・社会科学も含まれるため,幅広い分野の知識や教養を身に付けることが望まれます。
 各学科の志願者は,国語,外国語について十分に学ぶとともに,次のような諸点に留意してください。農学科,農芸化学科,生命科学科の理系3学科では,専門科目を習得するうえで基本となる理系教科(生物,化学,物理,数学)はもちろんですが,人文科学や社会科学等の文系教科についても十分な基礎学力をつけることが望まれます。今日,現代社会と自然科学との接点についても深く考察することが求められますので,文系分野を含む幅広い視野を持つことが必要となっています。食料環境政策学科では,現実の社会に強く関心をもちながら社会系教科(世界史,日本史,地理,政治・経済)を学習して下さい。また,自然科学が現代社会に与える影響力を考えた場合,文系学生にも自然科学の基礎的知識の習得は不可欠です。そのため理系教科(生物,化学,数学)なども学ぶようにしてください。
経営学部 教育方針と教育目標
 経営学部での教育は,「豊かな国際国家,日本」を担っていくために,問題発見・解決能力を高めて組織体が抱える問題の解決に挑戦する人材の育成を理念としています。そのために経営学部は,知識注入型教育ではなく問題提起型教育を展開するよう努めています。
 そこで経営学部では,つぎのような入学志願者を求めています。
1.組織体が抱える問題の解決に挑戦しようという意欲をもつ者
2.それぞれの学科にたいする社会的要請に応えようとする者
3.高校在学中に特筆すべきリーダーシップを発揮した者
4.グローバルな視点で物事を多角的に捉えようとする者
入学志願者に求める高校等での学習への取り組み
 グローバル人材となるためには英語力が必要ですので,高校等では英語力の向上を目指して学んでください。ただ,広範な知識も備えるためには,理数系科目も含む基本的な学習にしっかり取り組まなければなりません。さらには,大学での学びの基礎は文章の読解力,表現力,語彙力です。国語力を大切にするとともに読書に親しんでください。
情報コミュニケーション学部 教育方針と教育目標
 現代社会は,情報やコミュニケーションの拡大及び,グローバル化の急速な進展により,これまでの国家・地域・社会の枠を超えて,人々の活動が繰り広げられています。
 高度情報社会は,人類に大きな恩恵をもたらすとともに,複雑で重大な多くの問題を突き付けており,それに対する答えを模索していくことが社会全体の課題となっています。様々な問題を解決していくためには,これまでの人文・社会・自然という学問的枠組みを超えた,総合的な知識を獲得するばかりでなく,自ら問題を発見し解決していくための,新しい視点や考え方を見出す必要があります。   
 情報コミュニケーション学部では,人類がこれまで築いてきた学問的成果を継承し発展させつつ,新しい社会のあり方を考える創造力と,その基盤となる総合的な知識の獲得をめざします。基礎的な知識の上に立ち,専門性を生かした応用力を獲得し,さらにそれを総合的な知見へと高めることができる人材を育成して社会に貢献したいと考えています。そのために情報コミュニケーション学部は,以下のような意欲や資質を持った学生を求めています。
1. 広く国際社会から自分たちの住む地域社会まで,そのあり方について深い関心を持ち,現場へ赴き,自分の目で見て問題を解決したいと考える者
2. 情報やコミュニケーションが社会に与える影響に興味を持ち,より良い社会のあり方について考えたい者
3. 卒業後,情報メディア関連の仕事に就き,学部で得た知識を生かして活動したい者
4. 自ら問題を発見し,その解決へのプロセスを,既成の固定観念にとらわれずに組み立てようという意欲を持っている者
5. 文化の多様性を認識し,それを受け入れることができる者
入学志願者に求める高校等での学習への取り組み
 入学志願者の皆さんには,あまり厳密に「文系」「理系」の区別を意識しないで頂きたいと思います。情報コミュニケーションと社会のあり方を考えるためには総合的な視点が必要であり,その意味で高校の授業科目すべてをしっかり学習し,基礎的な学力を十分養っておくことを期待しています。このことを前提にして以下のような点に注意して学習を進めてください。
 先ず,人間にとって言語は最も基本的なコミュニケーションの手段であり,情報も言語を通じて得られることが多いため,「英語」などの外国語と「国語」の言語能力を重視します。読解力や文法だけでなく,論理的な表現力も必要不可欠です。
 外国語の能力は,文化的多様性を理解するために欠かせません。その前提として,高度な国語の運用能力と古典の理解力を通じ,自分たちの文化を大切にすることも必要です。
 現代社会の成り立ちを考える上で,「世界史」や「日本史」などの歴史と「地理」は極めて重要です。また,社会のあり方を考える上で,「政治・経済」の知識と,「正義」や「善」について考える「倫理」も欠かせません。「数学」は論理的な思考力と,厳密な推理能力を養う上で重要であり,情報やコミュニケーションの問題を考える上で不可欠です。「物理」や「化学」,「生物」は客観的な認識能力や基礎的な知識を現象に当てはめて考える応用力を鍛えることができ,科学的思考を身につけることができます。「情報」では,基礎的な知識をしっかり身につけておけば,入学後の学習に役立つことでしょう。
 全ての科目について,まず教科書をしっかり理解することが大切です。それに加えて二次的な教材をうまく活用して学習を発展させておけば,そのような学習態度は,大学でも生かすことができるでしょう。高校ではまずしっかりと基礎的な学力を充実させることが,大学での研究をよりよく発展させるための条件となります。
国際日本学部 教育方針と教育目標
国際日本学部は、21世紀の地球社会に貢献できる国際人の養成を最大の目標としています。本学部で養成を目指すのは、日本の文化・社会に対する深い知識と理解力をそなえていると同時に、世界の各地域の文化・社会に関する十分な教養をそなえ、さらに英語による高度な発信力を身につけた国際人です。そのために、伝統的な日本文化に加え、今日世界の注目を集めている現代日本文化及び企業・産業などの社会システムの教育・研究、さらに集中的な英語教育と異文化間教育、充実した国際文化・社会の教育・研究を行います。このような教育方針に基づき、国際日本学部では、次のような学生の選抜に努めています。
世界から注目を集めている日本のアート,文学,マンガ,アニメ,演劇,映画,ファッショ ン等と、古典的な芸能,美術,思想,宗教などを学際的観点から探究したい者
日本の社会の基盤をなす企業・産業のシステムについて興味を持ち、その仕組みを追究したい者
国際関係の諸問題や、世界の各地域の文化・社会・経済・歴史に関心をもち、関連する知識の修得を目指す者
英語で論理的に考える思考力を身につけるとともに、どのような場面でも、的確になおかつ効果的に英語でコミュニケーションする力を身につけたい者
「世界の中の日本」を考え、国際的な視野を養いたい者
多様な文化や国際交流に興味があり、多文化共生社会の進展に貢献することを目指す者
日本文化の基礎である日本語を世界の中の一言語として客観的に捉え、正しい日本語の使い手になる意欲を有する者
入学志願者に求める高校等での学習への取り組み
入試において外国語の配点が大きいことに示されているように、英語による発信力を培うための基礎的な言語能力を身につけていることは重要です。また、入学後、文化や社会システムについて学ぶ上で、高等学校の社会科その他の教科書や補助教材を理解できる一般的な基礎学力と、それらを応用できる力、そして論理的に思考する力をある程度身につけておくことが求められますので、幅広い分野にわたってしっかり学んでおくことが大切です。
総合数理学部 求める学生像
直感では理解できない複雑性に富んだ問題を抱える現代社会において,“モノや構造を支配する原理”を見出す数理科学を用いて,自然や社会,人間に対して新たな価値を生み出し,大きな変化(イノベーション)をもたらすことができる人材が求められています。総合数理学部は,「社会に貢献する数理科学の創造・展開・発信」を理念に掲げ,幅広い好奇心と健全な社会常識をそなえ,普遍的かつ強力なツールである数理と情報についての知識と技術をもって現代社会の諸問題に対処し,国際的に活躍できる人材の育成を目標にしています。このような理念と目標を実現するため,次のような学生を求めています。
1 本学の建学の精神「権利自由,独立自治」に基づき,世界を見据えて自らの使命,役割を自覚し,他者との連携・共生をはかりながら,自らの「個」を確立できる学生
2 社会や自然における事象に広く関心を有し,数理科学の探究に挑戦する意欲を持つ活力にあふれる学生
3 人とのかかわりに積極的な姿勢を有し,人と社会に豊かさをもたらす新しい概念・価値観を生み出していこうとする意欲のある学生
入学志願者に求める高校等での学習への取り組み
総合数理学部における学習は,数理科学と情報技術の習得を基盤にします。どの科目も入学後に基本から丁寧に教授されます。高等学校では,特に数学の基礎をしっかり習得することを望みます。「どうしてこの方法で解けるのか?」と理由を納得することや,「どうしてこのような概念が必要なのか?」と批判的に学習することも心がけて下さい。余裕があれば,理論構成などの「物語性」や「背景」に親しむことにも努力してください。また,グローバル化が加速する現代において今後ますます重要となる英語については,高校での内容を確実に習得することが大学での発展的な学習につながります。

株式会社JSコーポレーション 代表取締役社長 米田英一