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大学新入生のための入学前学習のすすめ

大学に合格し、いよいよ入学を待つのみの皆さんへ、大学生活をスムーズにスタートさせる準備学習についてアドバイスします。
大学では、自分で目標を立てて学んでいくことが大事です。
自分で学んでいく方法を知り、入学までに高校で教わった知識をしっかり整理するために役立つ準備を以下で紹介します。

1.大学では、レベルの高い専門的な授業が行われる

大学での授業は、高校までのような5教科7科目ではなく、学部・学科ごとにバリエーション豊かな非常に多くの授業が用意されています。
それらはすべて「高校で習った内容は理解できている」ことを前提に作られています。


高校と大学の授業の違い

高校
大学

・「国語」「数学」等のように、教科ごとに授業内容が決まっている。

・「○○学概論」等のように、それぞれ専門的で、高校の教科にとらわれない内容。

・授業のレベルは、高校の内容を学習済であることが前提

アドバイスその① : 大学の「入学前教育」プログラムを活用しよう!

大学での授業を一足先に体験したり、高校までの総復習を行える「入学前教育プログラム」を設けているところが増えてきています。
大学に集まって、グループワーク等を行うところもあります。早い時期から新入生同士や教員、先輩と知り合うことができ、入学前の不安も解消できるでしょう。


■入学前に、高校での内容を補習する講座を設けている大学数
グラフ:国立の46校、公立の19校、私立の232校が補習講座を実施
およそ4割(39.4%)の大学が、入学前に補習授業を実施!

【出典】
「平成26年度の大学における教育内容等の改革状況について」
(文部科学省発表)より作成

■入学前教育プログラムの例

●事前に示された課題図書を読み、レポートを提出する
●インターネット上で英語、数学などの教科課題に取り組む
●大学に直接行って講習を受ける または グループワークに取り組む

など、内容は大学によって様々です。詳細は必ず各大学の案内等で確認してください。

ポイント

●高校の復習や大学への導入を行う「入学前教育」プログラムを積極的に利用しよう!


●大学の授業の一つと思って真剣に取り組もう!


2.大学では、「自分の意見を述べる」レポート課題が多く出される

大学の勉強では、問題集や教科書から知識だけをひろって答えるだけでは良い成績になるわけではありません。
(知識を正確にはかるテストも存在はします)
大学の成績評価は、授業の内容を踏まえて、自分で課題を立てて意見を述べる「レポート」が中心です。
レポートを書くには、自分で本を読み進めて調べ、根拠を集めて自分なりの意見・見解を述べることが大事になってきます。


高校と大学の成績評価の違い

高校
大学

・教科書や問題集で問題を解き、その知識がきちんと身についているかどうかを確認する

・自分で本を読んで調べ、自分の考えを述べる

アドバイスその②:読書をしてみよう(新書や評論等)

自分が興味があるタイトルの新書や評論等を読んでみましょう。
そのとき、以下の点に注意して読み進めていきましょう。

・筆者が主張したいことは何か
・筆者が主張していることの根拠は何か(なぜ、そのように言えるのか?)
・筆者の主張は、本当に正しいか(その根拠は正しいか、他に言えることはないか?)
・筆者の主張に対して、自分はどう感じるか(すごいな/疑問だな/もっと知りたいな など)?
など

本に書いてあることをそのまま受け入れるのではなく、自分なりにしっかりと「検証」をしていきながら読み進めることは、大学での学びの基本となります。
好きな小説やマンガを読む合間に、こうした読書にも是非取り組んでみましょう。


ポイント

●筆者の主張に納得できる根拠があるか、検証しながら本を読もう!


●読みながら、自分の意見を考えてみよう!


3.大学では、「外国語」の授業が多彩になり、留学のチャンスも増える!

大学の英語の授業では、学部学科の学びに基づいた専門的なものや、「会話」や「速読」など、目的に応じた授業も多くあります。
TOEICやTOEFLなど、外部の資格試験の受験結果を単位として認める学校も多くあります。


高校と大学の英語の授業の違い

高校
大学

・文法の知識や、読み・書きが中心。

・「留学」等を見すえて、4技能(読む・書く・話す・聞く)を意識した実践的なものも多い。

・外部英語資格を卒業単位に認定している場合もある。


■会話中心、速読中心等目的別にクラス編成をしている大学数
グラフ:国立の66校、公立の36校、私立の290校が英語の目的別クラス編成を実施
53.1%の大学が、目的別に授業クラスを編成している。
■TOEFL、TOEIC、英検等に必要な能力の養成を目的とした科目を開設している大学数
グラフ:国立の55校、公立の35校、私立の332校が外部英語資格の対策科目を開設
57.2%の大学が、TOEFL、TOEIC、英検等の対策科目を開設している。
■TOEFL、TOEIC、英検等の学外試験結果を単位認定している大学数
グラフ:国立の72校、公立の34校、私立の260校が外部英語資格を単位認定
49.6%の大学が、学外資格試験の結果を単位として認定している。

【出典】
「平成26年度の大学における教育内容等の改革状況について」
(文部科学省発表)より作成

アドバイスその③:英語の学習を継続しよう!

レポートをまとめたり研究発表する際に、英語で書かれた資料や論文を読むことは、大学での学びではしばしばあります。
また大学では、海外の大学と協定を結んでいることも多く、交換留学制度等使って海外へ「留学」することができます。
「大学に入ったら、一度は留学をしたい!」と思っている人は、英語の学習をいち早く始めると良いでしょう!
グローバル化する社会の中で、英語は卒業後も広く活用する力が求められますので、欠かさず学習することをおすすめします。


ポイント

●大学の学びでは「英語」は必須のツール。継続的に学ぼう!
特に留学希望者は必須!


●TOEICやTOEFL、英検等の外部資格にも挑戦しよう!




●大学での勉強は、「教わる」のではなく、「自分で学ぶ」もので、学習計画も全て自分の責任で行いますが、意志さえあれば色んな内容を深く学ぶことができます。


●上記アドバイスを参考にしながら、大学生活でやりたいこと、学びたいことを考えてみましょう!