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入試に役立つコンテスト
- ①科学オリンピック
- ②科学技術コンテスト
- ③英語資格試験
- ④国際バカロレア、その他資格
入試に役立つコンテスト・大会・資格
その①:科学オリンピック
※各コンテスト・大会・資格試験等の情報は、2018年8月現在、各団体のHPの情報を元に小社が編集したものです。
最新の情報は、必ず各HPをご確認下さい。
「国際科学オリンピック」(数学、物理、化学、生物学、地学、地理、情報)
「数学オリンピック」
国際数学オリンピック
●コンテストの内容
毎年7月の2週間、各国の持ち回りで開催。2日間行われ、朝9時から午後1時半までの4時間半で、出題は3問、合計6問が出題。
●成績表彰
成績優秀者に金・銀・銅のメダルが授与される。参加者の半分はメダルを受け、金・銀・銅の割合は1:2:3。
●その他の活動
コンテストが終わると、選手は観光や国際交流のプログラムに移る。観光や国際交流は開催都市やその近郊で3日程度組み込まれ、ミニサッカー、トランプゲームや、折り紙等で、各国選手と交流を深める。
日本数学オリンピック
<日本代表候補の選抜大会>
<参加資格>
開催時点で、大学教育(またはそれに相当する教育)を受けていない20歳未満の者。
<選考の流れ>
●予選:1月(成人の日)
成績上位200名がAランク(予選合格)者として、本選に進む。
●本選:2月(建国記念日)
Aランク者を対象に行われ、約20名がAAランク者に選ばれる。
●春合宿:3月
AAランク者が国際数学オリンピックの日本代表選手候補として参加。ここでのテストの結果等に基づいて日本代表選手6名が選ばれる。
<引用元>「数学オリンピック財団」HPより
「物理オリンピック」
国際物理オリンピック
●コンテストの内容
毎年7月、10日間という長い会期のあいだ、選手は理論問題・実験問題にそれぞれ5時間をかけて挑戦する。
●成績表彰
成績優秀者には金メダル(参加者の約8%)、銀メダル(同17%)、銅メダル(同25%)が与えられる。
●その他の活動
開催国の文化に根ざした様々なイベントに参加することなどを通じて多くの国の参加者や主催者と国際的な交流を深める。
全国物理コンテスト「物理チャレンジ」
<日本代表候補の選抜大会>
<参加資格>
・満20歳未満であること。
・第2チャレンジ開催時に高等教育機関(大学・短大)に在学していないこと。
<選考の流れ>
●第1チャレンジ:5~7月
・「理論問題コンテスト」 全国70ほどの会場で一斉に実施。
・「実験課題レポート」 実験課題に自宅や学校で実際に取り組み、その結果を実験レポートとしてまとめて提出。
上記の総合結果から約100名を選抜。
●第2チャレンジ:8月
3泊4日の合宿形式による全国大会(約100名)。5時間で行なわれる「理論」と「実験」のコンテストにチャレンジ。
成績優秀者を、日本代表候補者として選抜(高2生以下から約10名)。
●チャレンジ・ファイナル:翌3月
3泊4日の合宿形式で、最終選考試験(理論試験および実験試験)を行い、日本代表選手5名を決定。
<引用元>「全国物理コンテスト 物理チャレンジ」HPより
「化学オリンピック」
国際化学オリンピック
●コンテストの内容
通常毎年7月に約10日間開かれ、それぞれ5時間に及ぶ実験問題(Experimental Examination) と筆記問題(Theoretical Examination)が出題され個人戦として競われる。
●成績表彰
成績優秀者には金メダル(参加者の1割)、銀メダル(同2割)、銅メダル(同3割)がそれぞれ贈られる。
●その他の活動
大会期間中は試験だけでなく、Excursionと呼ばれるプログラムが用意されており、その内容はスポーツやゲームから開催国独自の文化を体験するものまで多岐に渡る。これらのExcursionを通じて他国の参加者との交流を深める。
化学グランプリ
<日本代表候補の選抜大会>
<参加資格>
高等学校3年生、中等教育学校後期課程3年生、高等専門学校3年生以下の生徒(中学生も参加可能)で、20歳未満の者(国際化学オリンピック未経験者)。
<選考の流れ>
●一次選考:7月(海の日)
マークシート式試験を実施。成績優秀者約80名を二次選考に選出。
●第二次選考:8月
実験をともなう記述式試験で、合宿形式で行う。総合得点の上位5名を大賞、以下順位により金賞・銀賞・銅賞を授与。
また、参加した中学3年生、高校1、2年生の生徒と日本化学会の支部から推薦された20名程度が、翌年7月に開催される国際化学オリンピック代表候補に推薦される。
●最終選抜合宿:翌3月
代表生徒4名を決定する。
<引用元>
「化学グランプリ」「国際化学オリンピック」HPより
「生物学オリンピック」
国際生物学オリンピック
●コンテストの内容
毎年7月開催。理論試験と実技(実験)試験の2部構成。各試験は4~6時間かけて行われる。
●成績表彰
成績優秀者には金メダル(参加者のおよそ1割)、銀メダル(同2割)、銅メダル(同3割)がそれぞれ贈られる。
日本生物学オリンピック
<日本代表候補の選抜大会>
<参加資格>
20歳未満で大学などの高等教育機関に入学する前の青少年。
高等学校、高等専門学校(3年生以下)、中等教育学校、中学校の在籍者。高等学校卒業程度認定試験受験資格のある方、予備校生など。
<選考の流れ>
●予選:7月
理論問題によるマークシート試験を行い、約80名でおこなう本選に進む者を選抜。
●本選:8月
3泊4日の合宿形式で実施。国際生物学オリンピックを模して作成された実験問題を中心とした試験の他に、生物学研究者との語らいを深める機会、研究施設での体験、参加者同士の交流など多彩なプログラムが盛り込まれている。
高校2年生以下の成績優秀者約15名は3月に行う国際大会への代表選抜試験に参加できる。
●代表選抜試験:3月
国際生物学オリンピックレベルの理論問題や生物学の基本的な考え方を試す記述試験を行い、優秀な実力を示し、かつ国際生物学オリンピックの参加資格を満たす4名を日本代表として選抜。
<引用元>「国際生物学オリンピック日本委員会」HPより
「地学オリンピック」
国際地学オリンピック
●コンテストの内容
・筆記試験:気象データから天気を予想する問題、地球を太陽から遠ざけたときの地表温度の計算 など
・実技試験:岩石や鉱物の鑑定、望遠鏡操作、海洋実技 など
●成績表彰
成績優秀者には、金メダル(参加者の約10%)、銀メダル(同20%)、銅メダル(同30%)が与えられる。
●その他の活動
国際協力野外調査、現地の高校訪問、開催地の自然や文化を知るツアー など
日本地学オリンピック
<日本代表候補の選抜大会>
<参加資格>
中学生・高校生
ただし、国際地学オリンピックの代表選抜を兼ねているため、本選(国内二次選抜)に進めるのは中学3年生~高校2年生のみ
<選考の流れ>
●予選:12月
全国約80会場で2時間の試験を行う。マークシート方式で、原則として地学基礎(発展を含む)までの内容。
●本選:3月
予選の成績上位の中学3年生~高校2年生約60名で行う。3日間にわたる合宿形式で行われ、記述式問題と標本鑑定に挑戦する。
●最終選抜(日本代表選考合宿):3月
本選成績上位の10名で行い、英語による筆記試験・面接などで代表4名を選抜。
<引用元>「地学オリンピック日本委員会」HPより
「地理オリンピック」
国際地理オリンピック
●コンテストの内容
試験は「記述」「マルチメディア」「フィールドワーク」の3種類構成で、すべて英語で出題され、英語で解答が義務付けられる。
「記述」:地形図や資料、景観写真を読解・分析し、読み解ける内容を論理的に記述する。
「マルチメディア」:写真や地図、グラフなどの読み取りに重点を置いた4択問題。
「フィールドワーク」:定められたコースを歩き、チェックポイントで地形断面図や土地利用図の作成などをこなす。さらに、「その地域がどのような特色を持ち、どのような課題を抱え、その課題に対してどのような対応が考えられるか」といった地域を総合的に捉える出題がなされる。
また、個人競技の他にチーム(国・地域)ごとのポスター作成課題もある。
●成績表彰
全参加者の約半数にメダルが与えられ、メダル受賞者のうちの金、銀、銅の割合はおよそ1:2:3。
科学地理オリンピック日本選手権
<日本代表候補の選抜大会>
<参加資格>
大学およびそれに相当する教育機関で教育を受けていない19歳未満の者。
ただし、世界大会の出場選手(4名)は、世界大会の開催年6月末の時点で16歳~19歳の者から選出される。
<選考の流れ>
●1次選抜(マルチメディア):1月
・1次選抜の上位約100名が2次選抜に進出。
●2次選抜(記述):2月
・1次、2次選抜の総合点で金銀銅のメダル受賞者を決定。その後、成績優秀者の中から選抜されたものを対象に3次選抜を行う。
●3次選抜(フィールドワーク):3月
・選抜試験の成績等を総合的に判断し、4名の代表候補と若干の補欠を決定。
<引用元>「国際地理オリンピック日本委員会」HPより
「情報オリンピック」
国際情報オリンピック
●コンテストの内容
競技は個人選で、1日5時間、3問の課題を、合計2日間行う。
与えられた問題を解くためにアルゴリズムを考え、それに基づいてプログラムを書き、実際にコンピュータ上で実行させて出力した結果の正しさを競う。
●成績表彰
競技結果に基づき、金メダルが参加者の約12分の1に、銀メダルが同12分の2に、銅メダルが同12分の3に与えられる。
日本情報オリンピック
<日本代表候補の選抜大会>
<参加資格>
・日本情報オリンピック本選競技実施時点で、高等学校、高等専門学校、中学校、中等教育学校、小学校、特別支援学校に在学し、学年が高等学校2年以下(中等教育学校や高等専門学校などの在校生は高等学校2年に相当する学年以下)であること。
・生年月日が1998年4月2日以降であること。
ただし、予選だけならどなたでも参加できます。
<選考の流れ>
●予選:12月(オンライン競技) 3時間で6題に取り組み、80名程度を本選に招待。
●本選:2月 4時間で5題に取り組み、成績上位者約20名を春期トレーニング合宿に招待。
●春期トレーニング合宿:3月
・期間中に、日本代表最終選考競技を実施し、日本代表選手4名を選抜。
<引用元>「2018 国際情報オリンピック」HPより