【特集】竹下佳江選手からの高校生へのメッセージ | 日本の学校

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アスリートからの熱いメッセージ

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竹下 佳江選手 プロフィール

竹下 佳江選手

バレーボール選手 JTマーヴェラス(日本たばこ産業株式会社)所属

PROFILE

1978年3月18日生まれ。福岡県出身。姉に憧れて小学校3年よりバレーを始め、小学校5年からはセッター一筋のバレー人生を歩む。不知火女子高校(現・誠修高校)時代にはセッターとしての素質を認められ全日本ユースメンバーに選ばれ、世界ユースで優勝を果たす。高校卒業後は日本電気株式会社に入社、NECレッドロケッツに所属し1999年のVリーグ完全優勝に貢献した。2002年にはNECを退社し、一時はバレーボールから離れるも半年後、JTマーヴェラスに所属し現役復帰。2004年、ついにアテネオリンピックへ出場。世界最小・最強のセッターと呼ばれ、全日本女子バレーボールチームの司令塔として、見事5位入賞を果たす。また、2003年ワールドカップ「最優秀敢闘賞」をはじめ、Vリーグでも数々の賞を受賞。2004年にはJTマーヴェラスとプロ契約を結ぶ。

竹下 佳江選手の学生時代・・・

クラスメイトがすごく大事な存在でした。

竹下 佳江選手写真
子どもの頃、小学生バレーで活躍する姉たちのチームに憧れて、よく練習を見学していたんです。小学校3年生の時、チームの監督から誘われてバレーを始めました。小学生の頃は、少しずつ上達していくのが嬉しかったし、チームプレーの楽しさ、そして何よりみんなで点を取ったときの嬉しさがほとんどでした。そんなバレーボールの厳しさや難しさが少しずつ見えてきたのは中学校になってから。中学や高校に入ると練習と遠征の連続で、特に高校時代は寮生活だったので、練習でも寮でも先輩や後輩に囲まれた生活でした。寮では1年生から3年生までの3人一部屋なんですよ。もちろん体育会系ですからそれなりに上下関係も厳しかったし本当にリラックスなんてできなかったなぁ~。でも、学生時代のそんなクラブ活動の中で、バレーだけじゃなく、人に対する礼儀が学べたと思います。厳しいこともあったけど、今ではすごく楽しかった思い出です。唯一の息抜きというか楽しみは、教室でクラスメートと過ごす時間でしたね。特に何をして遊んでいた訳じゃないけれど、私たちってバレーボール一色の生活で世間に疎くなるんです(笑)。だからクラスメイトからファッションや芸能情報など、いろんな情報を聞けることがすごく嬉しかったんです。当時はクラスメイトがすごく大事な存在でした。それに、学校の遠足では寮生活の私のために、嫌な顔ひとつせずにお弁当まで作ってきてくれたりして、いろんな面で支えてもらったり応援してくれていました。

一度逃した夢、だからこそ絶対につかみたかった夢

竹下 佳江選手写真
私の場合、身長が低いということをすごくマイナスに思ったこともありました。でも、NECレッドロケッツに所属でき、Vリーグ優勝を勝ち取ることができたこと、そして全日本に選ばれたことでプラスに変えることができたと思います。そして挑んだシドニーオリンピックの最終予選。私の中で一番辛かった試合でした。つかみかけたシドニーオリンピックへの夢が消えた瞬間でしたから。このオリンピックを逃したことで、気持ちの上で大きな変化があったことは確かです。2002年にNECを退社した当時は、とにかく一度バレーから離れてみたかった。現役時代の様々なプレッシャーから開放されて、普通の生活をしてみたかったんです。そんな時、友人からビーチバレーに誘われて、久しぶりにボールに触れて試合をすると、やはり私の中の「負けたくない!」というスポーツ魂が湧いてきたんです。バレーから離れて半年後、私は新しいスタートをするつもりでJTマーヴェラスに入りました。そして全日本にも復帰でき、再びオリンピックを目指すことができたんです。当時、柳本監督が「絶対にオリンピックの開会式に出したい!あの鳥肌が立つような感覚を味わってみろ」とよく言われていました。そして2004年、私たちはアテネオリンピックの最終予選で遂に念願の夢をつかむことができました。私のバレー人生の中で、一番嬉しかった勝ち試合ですね。憧れのオリンピックはやはり格別でした。開会式のあの雰囲気、まさに鳥肌ものですよ。4年に一度のスポーツの祭典に、世界中からあらゆる競技の選手が集まり競い合う。みんな、この舞台に立ちたい気持ちを持って頑張ってきたんですから。出場することの意味、勝つことへの意欲がチームをひとつにしていたと思います。また、選手村では勝った選手やチームがいて、負けた選手やチームもいる。その明暗を肌で感じることも試合へのモチベーションにつながりましたね。

竹下 佳江選手からのワンポイントアドバイス

身体を作る基本練習と、ボールに対する基本練習が大事

竹下 佳江選手写真
どんなスポーツでもやはり基本は体です。そのためには、身体を作る基本練習(トレーニング)を大事にしてください。特にバレーボールでは、足腰を鍛えることはプレーの応用につながります。それと、何といってもボールに対する基本練習も重要です。体プラス技を鍛えることが上達につながる一番の近道です。ちなみに私がやっていた練習メニューは

(1)練習に入る前の基本トレーニング
走り込み。ただし、がむしゃらに走るのではなく、ステップ系の走りを取り入れて、足の動きに応用をつけるようにします。試合での敏速な動きは、脚力や筋肉だけでなく体のバランスや動くリズムも重要ですから。

(2)ボールに対する基本練習
オーバーパスの練習から入り、レシーブ、スパイク、ブロックなど。ボールに慣れながら技術とプレーのコツを身につけていってください。

(3)ゲーム形式
上記の練習を応用して、チームとしてゲームの流れやコンビネーション、タイミングなどをマスターしてください。それぞれのポジションの動きや役割を考えながらゲームを組み立てるようにしましょう。

特にセッターというポジションでは、ゲームの流れの中でそれぞれのメンバーの動きを観察・把握し、上手に動かすことが大切です。ひとつひとつのプレーの前には、常に「アタッカーをどう使うか」を考えなければいけません。そしてプレー中は、いかに素早くボールの下に入り、カタチを作り整えてアタッカーにつなぐかがポイントです。また、強いチームに限らずいろんな試合を見ることも、それぞれのポジションの動きやコンビネーションを学ぶ意味でもプラスになると思いますよ。

竹下 佳江選手からみんなへメッセージ

たくさんの人と出会い、人間の幅が広がるのもスポーツの魅力

竹下 佳江選手写真
バレーボールは一人でするスポーツではありません。チームメイトがいて、相手チームがいてできるスポーツです。それだけにたくさんの人と出会い、協力しあい、競い合うことによってプレーも上達し、自分自身も人間的に成長していくんだと思います。一点をとる難しさや楽しさ。そこには人と関わることの難しさや楽しさも存在します。だからこそ勝利したときの喜びや達成感が味わえるのではないでしょうか。みなさんにも、スポーツを通して元気を持ってほしいですね。そして、その元気をプレーに、夢につなげていってください。私にとって目前の夢はリーグ戦での優勝です。そのためには一日一日が勝負だと思っています。常に危機感を持って目標をひとつひとつクリアしていくこと。一人のプレーヤーとして、人間として、夢に一生懸命でありたいですね。

※この記事は2006年3月に取材したものです。プロフィール等は取材時点のものですので、ご了承ください。

小野寺 太志選手
小野寺 太志選手(バレーボール選手)
精一杯挑戦して、後悔のない密度の濃い時間を過ごしてほしい
迫田 さおりさん
迫田 さおりさん(元バレーボール選手)
がむしゃらに突っ走れる時間を大切にしてほしい
江畑 幸子さん
江畑 幸子さん(元バレーボール選手)
自分にとって「楽しいこと」は、武器になり、自信になる
井上 香織選手
井上 香織選手(元バレーボール選手)
苦しくても前を向けたのは夢があったから
柳田 将洋選手
柳田 将洋選手(バレーボール選手)
勝つことの楽しさ、積み上げることの大事さを伝えたい
福澤 達哉選手
福澤 達哉選手(バレーボール選手 全日本代表)
向上心こそが、夢に近づく一番の方法
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清水 邦広選手(バレーボール選手 全日本代表)
楽しいこと、悔しいことがあったから今がある
石島 雄介選手
石島 雄介選手(バレーボール選手)
学生だからこそ、今やるべきことがあるはず
高橋 みゆき選手
高橋 みゆき選手(元バレーボール選手)
ハンデを、自分の最大の武器にする
山本 愛選手
山本 愛選手(バレーボール選手)
経験できること、人との出会いを大切に
越川 優選手
越川 優選手(バレーボール 北京オリンピック日本代表)
夢のままで終わりたくない、だから決して諦めない!
山本 隆弘選手
山本 隆弘選手(バレーボール日本代表)
時には自分に対して、厳しさも必要
吉原 知子さん

2007年2月

妹背牛商業高等学校 出身
吉原 知子さん(元バレーボール選手・日本代表)
限界を作らずに、夢を持ってチャレンジしてほしい
加藤 陽一選手
加藤 陽一選手(プロバレーボール選手)
今すべきことを目標にひとつずつステップアップしていく
大林 素子さん
大林 素子さん(元バレーボール日本代表 スポーツキャスター)
今しかない、チャレンジできる時を大切にしてください。

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株式会社JSコーポレーション 代表取締役社長 米田英一