長崎県 長崎東高校 | 海洋ごみ問題をもっと知ってほしくて、本、作りました | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

善きことをした高校生達

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海洋ごみ問題をもっと知ってほしくて、本、作りました

長崎県 長崎東高校 3年生(プラスチッくじら)のみなさん

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「ともによき世を創る」を指針とする長崎県立長崎東高校。生徒も、未来社会に貢献できるパイオニアとして成長すべく、学びに努めている。

3年生4人でつくる「プラスチッくじら」は、2021年春、「総合的な探究の時間」の一環で海洋ごみについて考えるチームを結成。同年7月、チーム初の校外活動で、脇岬海水浴場で行われた「スポGOMI in NAGASAKI」に参加。43チーム176人が集めたごみは、わずか1時間で約596キロと目を疑うほどの量だったという。

4人は現地調査や専門家、行政の担当者への取材などを進める中で、問題の根深さに気付かされ、より広く海洋ごみ問題を知ってもらおうと啓発動画を制作。2022年4月に熊本市で開かれた「アジア太平洋水サミット」に参加し、動画の上映や展示ブースで活動について発表した。

長崎県 長崎東高校 3年生(プラスチッくじら)のみなさん2 長崎県 長崎東高校 3年生(プラスチッくじら)のみなさん3

さらに同年7月、子供から大人まで「海やごみ問題に関心を持ってほしい」と本の制作を考え、「海と人とを学びでつなぐ」をテーマに海洋教育に取り組む一般社団法人「3710Lab(みなとラボ)」に相談。日本財団の助成により、共同で発行することになった。

完成した本は左右両開きで、左開き側は「解決できなかったわたしたちの問題~海とごみと高校生~」のタイトルで、4人が実際に行った活動やそれに伴い見えてきた現実や思いを、イラストや写真と文章で表現。右開き側は「ペットルと黒いかげ」と題する絵本で、長崎の海の中で、ごみの仲間たちと暮らすペットボトルを主役に、子供たちに海洋ごみのことを知ってもらう内容となっている。

11月、長崎市のブックストアで開かれた発売記念トークショーで4人は、この本で長崎の海の現実を知ってもらい、多くの市民が「身近な問題として、動くきっかけになってくれれば」と願っていた。
(2023年1月掲載)

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