ウォッチメーカー科
複雑時計(クロノグラフ)のマイスターを目指す
ウォッチメーカー科の特長
- 学べる内容
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■ウォッチメーカーマスターコース(3年制)
機械式・クォーツ式時計のオーバーホール技術、金属加工、外装知識、時計理論などウォッチメーカーを目指すのに欠かせない技術・知識に加え、業界から要望の強いクロノグラフ時計の修理技術を中心に学びます。国内時計産業の人材ニーズに最も即した教育カリキュラムを編成しています。
<主なカリキュラム>
●クォーツ式時計 分解・組立・洗浄・注油作業
修理技術の入門としてクォーツ式時計のオーバーホールを行います。機械式時計に比べれば部品点数は少ないのですが、電子部品を含む繊細な部品を扱うことは、その後の高度な技術を修得するうえで欠かせない基礎となります。
●手巻き・自動巻き 機械式時計のオーバーホール
錘(おもり)が回転することで、ゼンマイを巻き上げる自動巻き機械式時計。外径36.6mmの大きめのムーブメントの手巻き時計で基礎を学んだ後に、25.6mmの自動巻きムーブメントを使用。サイズが小さい分、部品も小さくなり作業にも緻密さが求められます。
●クロノグラフ実習
マスターコースで集中して学ぶ「クロノグラフ」は、通常の時計機能の他にストップウォッチ機構がついた複雑時計のこと。構造が複雑になるため、自動巻き機械式時計の倍以上の部品点数となり、この時計をオーバーホールするには、緻密な調整と技術が必要になります。もっと見る
- 就職状況
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業界とのつながりの強さもヒコの特長のひとつ。各業界を牽引する企業の多くで卒業生が活躍しており、就職実績企業の約6割が、既にヒコの先輩が働いている企業です。また、集まってくる求人の7割は“ヒコにしか出していない”というもの。企業の人事担当者が学校にきて説明会を開催したり、学生の展示会に足を運んで直接スカウトにつながることもあります。
■高い就職実績
2024年3月卒業生の就職率97.4%!ウォッチメーカー科は毎年高い就職実績を誇っています。高水準な教育、卒業生の活躍による厚い信頼、進路相談室によるきめ細やかな就職サポートが高い実績に繋がっています。もっと見る
- 卒業後の進路
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■メーカーや代理店
時計メーカーや輸入代理店のアフターサービスを請け負い、修理やメンテナンスを行う。
■時計販売専門店
時計の販売店に属し、その工房で修理を行う。ショップ店員として販売にかかわることも可能。
■時計修理専門企業
修理専門の企業として、取引先から修理を請け負う。修理だけに専念でき、短期間で技術力を磨くことも。
■アンティーク専門企業
旧き良き時代につくられたアンティークウォッチを蘇らせる仕事。必要とあらば、部品を作り出す場面も。
■時計修理店
街の時計店でお客様からの修理などの相談に対応。直接接客する場合もある身近な専門家。
■百貨店担当企業
デパートをはじめとする百貨店の時計修理を担当する企業。受付で接客対応のノウハウも修得できる。
■修理受付
お客様の持ち込む時計修理の見積もり、修理品の配送手配、受け渡しなど。また電池交換やベルトのコマ詰めなどの簡易修理も行う。
■新商品にかかわる技術職
新商品の試作品の検証・評価をする仕事。日本を代表する時計メーカーで時計づくりに携わるチャンス!
■ショップスタッフ
時計知識のあるショップスタッフはお店にとってとても重要な存在。経験を積めば、販売だけでなくバイヤー業務にかかわれることも。
■独立時計師
メーカー等に属さずに、昔ながらの伝統的な手法で時計づくりを行う職人。もっと見る
- 独自の学習システム
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■海外研修旅行
毎年1回、スイスへの研修旅行を実施しています(希望者制)。ロレックス、オメガ、パテックフィリップ、ヴァシュロン・コンスタンタンなど、通常ではまず入ることのできない企業を見学したり、フィリップ・デュフォー氏のアトリエに招待されるなど、ヒコならではのコネクションを活かした充実の内容です。もっと見る
- その他の特色
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■企業賞
「パテック フィリップ社」と「リシュモングループ」の2社のご協力で毎年開催されている企業賞。選抜された学生は「パテック フィリップ賞」ではスイス本社のトレーニングセンターへ、「リシュモンアワード」ではグループが擁するメーカーの本社へ招待され、約2週間の研修を受けることができます。
■企業研修
国内の時計産業を牽引する「セイコー」や「シチズン」の工場見学やインターンシップも実施しています。もっと見る
- 施設設備
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■スイス水準の機材や工具を配置し、企業と同じレベルの設備を揃えています。
例えば、技術教室には、長時間作業がしやすいように設計されたウォッチメーカー専用の作業机を完備。時計部品の汚れを洗浄する超音波洗浄機や、空気圧を使ってケースの防水を検査する防水試験機など、ウォッチメーカーならではの多彩で充実した機材が揃っています。もっと見る
ウォッチメーカー科の概要
- 昼夜昼
- 募集共学
- 学費149万8800円
※2025年4月入学者対象のものです。
ウォッチメーカー科の専攻・コース
- ウォッチメーカーマスターコース [3年制]
学べる学問
- ・機械工学
目指せる職業
- ・プロダクトデザイナー
- ・販売・接客・サービス
資格
- ・色彩検定
- ・リテールマーケティング(販売士)検定試験
- ・ビジネス能力検定(B検)ジョブパス
・時計修理技能士
・ガス溶接技能講習