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大学短大完全ガイド
基礎知識から受験対策まで網羅
 第1回  第2回 第3回  第4回  第5回
1.「教養」と「実務」をバランスよく学べる
 短期大学の魅力は、なんといっても2年(3年)で卒業できることだ。修業年数が短い点では専門学校と似ているが、職業教育がメインの専門学校に対して、短期大学は、社会人として必要な教養を身につける科目を学ぶことができ、さらに、職業に直結する実務的な知識・技能も専門的に学ぶことができる。下記に掲げたカリキュラムの例を見てもわかるように、教養教育と実務教育(専門教育)が、短期大学の教育課程の2本柱になっている。1年次から専門科目を学べるうえ、教養科目と専門科目(実務科目)がバランスよく配置されているのが短期大学の大きな特徴だ。また、従来の学科のように内容を特定分野に限定せず、地域の多様なニーズに柔軟に応じることを目的とした「地域総合科学科」も短期大学の方向性のひとつとして注目されている。さらに、短期大学の個性・特徴を一層明確化するために、平成18年3月の卒業者から「短期大学士」の学位が授与されることになった。
短期大学卒業後の進路
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2.充実している資格取得のサポート
 企業が就職希望の学生に求めることは、どこの大学・短期大学を出たかということより、何ができるのかということだ。そのため、資格や特技を持っている学生への評価は非常に高い。こうしたことから、短期大学では、資格取得をめざす学生のために万全のサポート体制を取っているところが多い。下記のカリキュラムの例のように、教養科目の中に国内旅行業務取扱主任者試験や簿記検定、秘書検定の対策講座を設けているところもある。このように科目として設けたり、授業ではないが特別に対策講座やエクステンションセンターを設けるなど、さまざまなサポート体制を取っている。だから、短期大学生は資格取得に強いと言える。
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3. 国際化に対応した海外研修や留学
 近年、著しく進む国際化への対応に積極的に取り組んでいる短期大学も目立ってきている。英会話などの語学力アップはもとより、海外研修や海外留学、さらには海外の大学への編入などに力を入れている短期大学も多い。夏休みや春休みを利用した3週間程度の短期海外研修は、ほとんどの短期大学で実施している。また、多くの短期大学では海外に提携校があり、そこを利用して、特別に用意された語学プログラムでの研修やホームステイなど、それぞれ独自のメニューを用意して実施している。短期大学では、国際化時代の社会人として活躍できる人材育成にも大いに力を入れていると言えるだろう。
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4. 男女共学の短期大学が増加
 短期大学といえば、女子の進学先、というのは以前の話。男女共学の短期大学は年々増加傾向にあり、注目を集めている。
 短期大学の2年間で必要な資格や学問が身につくという大きな利点が、男子学生にも好評なようだ。保育士、介護福祉士をめざす男子学生が増えている現在において、2年間で確実に資格が取得でき、しかも即戦力が身につく短期大学は、まさにうってつけ。また男子学生だけでなく女子学生にとっても男女共学となることは、互いに視野を広げるという意味でいい結果につながっているようだ。
短期大学の学科別学生数の比率(平成18年度)
※平成18年度 学校基本調査速報 文部科学省より
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5. センター利用入試導入で広がるチャンス
 平成16年度入試から、短期大学でもセンター試験を利用した入試が取り入れられている。センター試験利用入試を行う短期大学は着実に増えており、平成19年度は、公立短期大学15校、私立短期大学135校の計150校がセンター試験利用の入試を予定している(平成18年3月31日現在)。
 課される教科や科目は学校によって異なるが、複数教科・科目を受験した場合、高得点の科目を合否判定に利用したり、前年度のセンター試験の成績を利用したりできるところもある。個別試験については、面接、実技、総合問題、小論文などを課すところもあるが、個別試験は課さないというところが多いようだ。
 受験チャンスが増えることで、短期大学への道が広がったと言えるだろう。
※この記事は2007年3月に改訂したものです。
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