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ここ数年、実施校が急激に増えているAO入試。
受験生一人ひとりの個性や意欲を多面的に評価したい学校側と「ここぞ」と思う志望校に自分のセールスポイントをアピールできる受験生との双方向型の入試方法だ。ぜひチェックしておこう。
AO入試はどれくらい実施されている?
平成20年度には国公私立757校が実施
 AO入試は、平成12年度から急激に増加し、国公立大学も参加し始め、平成20年度には国公私立大学で498、国公私立短期大学で259の学校が実施。平成21年度入試でもさらに増加の傾向にある。今や一般入試、推薦入試と並ぶ入試方法のひとつといえるだろう。この人気急上昇中のAO入試とはどんなものか、以下に紹介しよう。
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受付から合格まで、基本的なパターンがある
 AO入試のAOとは、アドミッション・オフィス(入学者選抜に携わる事務室)の略で、日本の大学や短期大学に当てはめると「入試事務室」といったところ。アメリカの大学では広く行われている選抜方式だ。アドミッション・オフィスの職員と教員が協力をして、受験生の勉学意欲、個性や能力、スポーツ・文化・ボランティアの活動などを多面的に、また早い時期からじっくりと時間をかけて評価しようという入試方法である。

呼び方についてもAO選考、インタビュー入試、自己アピール入試など、大学や短期大学によって名称が異なったり、実施方法に違いがあるが、いずれも学力では測れない個性豊かな人材を集めることを目的としており、本質的には同じものだ。一般入試のように学力を中心とするこれまでの入試とは、全く違う形態の入試だが、選考方法には次のような、ある程度基本的な流れがあると考えていいだろう。
(1)受験生エントリー(受付)
(2)面接(面談)・書類選考
(3)結果発表⇒出願許可(内定)
(4)出願
(5)最終選考(書類審査・面接)
(6)合格者発表

 大学や短期大学によっては、面接(面談と呼ぶところもある)や書類選考を繰り返し行う。エントリー時にはエントリーシート(大学・短期大学によって呼び方が異なる)に志望理由や自己PRを記入して提出。課題作文の提出やオープンキャンパスなどへの参加が義務づけられているところもあったりする。面接(面談)は、受験生の自己アピールの場だ。学外や課外活動などの資料やビデオを持ち込んだり、パソコンを利用してアピールできるところもある。

最初の面接(面談)で、大学や短期大学側はエントリーシートをもとに、受験生の全体像を把握するとともに、学部や学科の内容などを説明。2回目以降の面接(面談)で、受験生の志望理由や入学後の取り組み、入学の意志などを確認し、段階的に相互の理解を深めていくというところが多いようだ。最近では大学や短期大学の理念や特色を理解してもらうことに重点を置く「相談型」「対話型」も増えている。
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長期間にわたって丁寧かつ総合的に
審査が行われるのがAO入試の特徴
 AO入試の試験期間は長い。大学や短期大学によって異なるが、標準的な日程は次のようになる。
 受験生のエントリーは夏休み前後、面接(面談)は夏から秋にかけて行われる。出願許可(内定)が出たあと出願を10月頃に行い、最終の面接(面談)とそれに続く合格発表は11月頃に行われる。このほか年が明けてから再度募集するケースや随時受け付けているケースもあるなど、かなり長期間にわたって行われるのが、AO入試の特徴だ。
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 AO入試は自分自身を売り込む入試だ。AO入試では、学力だけではなく、資質・個性・熱意・可能性などもふまえたその人物に対する総合的な評価が行われる。このように求められる事柄が多く、「この学校に入学したい」という強い意志なしに突破できるものではない。さらに、その熱い思いを大学側に伝えなければならない。自分自身をどれだけアピールできるかが、合否の分かれ目になる。面接では、自分の意欲や活動歴、長所を存分にアピールしよう。「この学校に進学したい!」という強い意志がある人はAO入試にぜひチャレンジしよう。
※この記事は2009年3月に改訂したものです。
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