1921年(大正10年)、数
々の詩人や歌人を育てた与謝野
鉄幹と、「君死にたまふことな
かれ」で有名な与謝野晶子夫妻
が、西村伊作らと共に学校を設
立しました。与謝野鉄幹は詩歌
雑誌「明星」を創刊し、北原白
秋、石川啄木などを見いだし、
日本近代浪漫派の中心的な役割
を果たしました。与謝野晶子は
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20歳の頃には和歌を投稿する
ようになり、その3年後には歌
集「みだれ髪」を刊行し、浪漫
派歌人としてのスタイルを確立
していきました。日本の文学に
影響を与えた与謝野夫妻は、学
校を設立した後も教員として教
壇に立ち、次代の文化人育成に
貢献しました。
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