カーデザイナー | お仕事図鑑250 - 日本の学校 | 色んなお仕事を紹介
お仕事図鑑250
監修/元全国小学校社会科研究会会長 羽豆成二

電気・機械


カーデザイナーの仕事
 自動車を設計する仕事です。車体の形や外観を決めるボディーデザインと、社内の装備を決める内装デザインの両方とも、カーデザイナーの役割です。
 カーデザインの進め方は、まず最初にどんな自動車を作りたいのかを自動車メーカー内で企画(きかく)をまとめ、それをもとにカーデザイナーがイメージをスケッチなどに書き起こします。次に、スケッチをもとにした立体的な模型をねん土などで作り、実際に生産可能な形かどうか、エンジンなどの部品を問題なく積めるのか、自動車に乗る人が使いやすいかどうかなどを調べていきます。問題点を修正して最終的な形が決まったら、コンピュータで図面をひくためのシステムであるCAD(キャド)などを使って図面を作ります。
 図面をもとに作られた試作車は、安全性や走行性能のテストをくり返し行います。すべての問題点が解決されたら工場で量産され、市販車(しはんしゃ)として販売(はんばい)されることになるのです。

カーデザイナーにインタビュー
 学校でインダストリアルデザイン(工業デザイン)を学んだあと、国内の自動車メーカーに就職しました。今は、コンパクトカーの設計を中心に手がけています。
 コンパクトカーは世界的に注目されているので、見た目の美しさと、機能性や実用性をあわせもったデザインを目ざしていますが、なかなか難しいものです。コンパクトカーは、車体が小さいぶん、安全性の確保にも気を使います。
 カーデザイナーの仕事は、バランス感覚が大切です。自由にデザインしていいのですが、どんなにデザインがかっこうよくても、運転しにくいようでは失格です。また、デザインにこりすぎると、生産コストが増えて自動車の値段も高くなってしまいます。それではみなさんに買っていただけないですよね。

このページのTOPへ


高校オススメコンテンツ
私立高校のパンフレット取り寄せ 入試過去問題

株式会社JSコーポレーション 代表取締役社長 米田英一