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医学は、人間の病気・ケガの原因の究明や予防、治療について研究する学問だ。解剖学や病理学、組織学、生理学、臨床医学、外科学、内科学、診断学など、将来の専門に関わらず、全ての診療科目を学ぶことになる。また、遺伝子工学やCTスキャン、コンピュータを用いた各種分析、治療機器など実際の医療に即した知識も学ぶ必要があり、以前にも増して物理学的素養も求められるようになってきている。 一方、手術など治療の際に、患者に対して病状と今後の治療方針を十分に説明し、患者の同意を得るインフォームド・コンセントに代表されるように、近年、とみに人の「命」を預かる医師としての充分な知識の獲得と、患者と向かい合える豊かな人間性が求められるようになってきた。医師は医療分野においてほとんどオールマイティーといえるほどの権限を持っている。専門的な医学知識・技術とともに心理学・社会学などの幅広い教養も必要とされる。 生活習慣病による死亡者の増大とともに、感染症に対して、病原菌を見つけ、これを退治する、と言う西洋医学の方法には限界があるのではないかという見方もなされてきている。こうした事態は、東洋医学や民間療法の見直しにつながってきている。これらもまた、医学の一翼を担っている。 社会の一層の高齢化に向けて、医薬分業、地域医療のあり方の変貌など、医学にも時代の変化の波が押し寄せている。 |
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