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研究・授業内容紹介
通信工学
ケータイのネットワークシステムを研究開発
通信工学
神奈川工科大学 
情報学部 
情報ネットワーク工学科
■災害時、ケータイ同士で電話できたら、が原点。
大きな地震などの災害時、家族や知人の安否を心配した人がいっせいに携帯電話をかけるせいで、通じにくくなってしまう。これは、アンテナに負荷がかかりすぎ処理能力の限界を越えるからだ。ご存じの通り、携帯電話は設置されているアンテナがなければ会話できない。「だったらアンテナを通さずに電波を飛ばし、たとえばケータイのような通信機器の末端を中継媒体にすればいいんじゃないか。」というネットワーク技術が今、考えられている。それが「アド・ホック」ネットワーク。「ラテン語で『一時的な・その場しのぎ』という意味で、アンテナを通さずに携帯電話同士で通信できるものです。これは、まだ現実化されていない技術。」一般には知られていないものです。
■「アド・ホック」は車の玉突き事故の予防にもなる?
アド・ホックの技術は車のITS(高度交通システム)への応用も考えられる。そのひとつは玉突き事故の予防。「たとえば、1台の車が衝突事故を起こしたとします。それに連鎖して玉突き事故は起こりますが、このシステムが実現すれば10台前の車の事故の情報だって車にいながら瞬時に得られる。だから、予防できるというわけです。」携帯電話よりもITSでの利用が、早く実現できるという。「このシステムには末端の機器が必要ですが、車だったら多少大きくても搭載できる。現実化のハードルが低いんです。次の段階として、小型化に成功すればケータイにも搭載できるようになるはずです。」
■電波の経路探索、というむずかしい課題に挑戦
末端を中継される。一見簡単そうと思うかもしれない。「でも、車や携帯電話が中継末端なんですから『末端が動いてしまう』という問題がある。だから、スムーズに中継末端を探すという解決方法を探るのはむずかしい。」教授と学生が一緒に仮説を立て、コンピュータにプログラミングしてシミュレーションをしていく、という研究が必要になる。
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