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本学での学びの基礎は、人間を学ぶこと。
キャンパスに桜の花が咲き乱れ、緑の木々が湖水に映え始めるころ、多くの学生諸君が胸はずませて入学してきます。 仏陀の真理に出会おうとする人、幼児教育の課題に挑戦しようとする人、ことばと身体表現の奥深さに目覚めようとする人、人間の本当の幸せを尋ねる人・・・・。 各学科には、それぞれの学びがあり、習得しなくてはならない様々な専門知識や技術が用意されています。学生諸君はそれを習得して、より高度な専門性を身につけて社会に巣立っていきます。素晴らしいことです。 しかし考えてみますと、それだけであれば、いずれ専門ロボットに取って代わられる日も間近です。私がいなくてもいいのです。しかし、それではどこか悲しいのです。 なぜなのでしょう。 人間はロボットの世界を求めてはいません。人間は人間を求めているからだと思います。 ですから、本学での学びの基礎は、人間を学ぶことなのです。 九州大谷短期大学の学生諸君は、人間を尋ねることの大切さに耳を傾けています。新しい友の発見、忘れていた自分との出会いに心をはずませています。 私たちは人間に出会いたいのです。そして自分やまわりに、ありがとうと言いたいのです。
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 | 大江憲成プロフィール 九州大谷短期大学学長。仏教学科教授。仏教学専攻。発表論文に『親鸞における「行信」の課題−仏教における責任主体の回復について−』『念仏者のしるし』などがある。 |
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