
善きことをした高校生達
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防災食にも レトルトのトマトカレー開発 三沢空港で試食販売会開く
青森県 三本木農業恵拓高校 食品科学科3年生のみなさん
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青森県立三本木農業恵拓高校では、生徒たちが地域活性化の一環として、地元食材を使った「防災食」の開発に力を入れている。
2025年度は、食品科学科の3年生8人が課題研究の一環として、避難生活時の栄養不足を補い、美味しく食べられるレトルト食品「三農トマトカレー」を開発した。
着手したのは2024年4月。8人は、同校家庭クラブと地元野菜たっぷりのレトルトスープ「さんのうころとろ豆乳スープ」を商品化した食品加工会社(五戸町)と協力し、開発を進めた。
トマトは、植物科学科が栽培している「りんか」の規格外品を活用。りんかは果肉は硬めながら、ジューシーな食感と高糖度でコクのある味が特徴だ。
生徒たちはりんかを使ったレトルトカレーの開発を進める中で、2025年4月、十和田市危機管理防災室から講師を招き、防災食の課題などを学習。アレルギーなど安全にも配慮した、甘口で老若男女が楽しめる「三農トマトカレー」を完成させた。パッケージには、生徒が考案した食品科学科のマスコットキャラクター「さんのうけいたくん」をあしらった。
生徒たちは5月24・25日は三沢空港で、6月7日は道の駅とわだで試食販売会を実施。利用客に、愛情込めた甘酸っぱいカレーを召し上がれと呼びかけると、小さな子供から大人まで「美味しい」と好評。
「トマトの酸味と甘みを感じられる味のバランスがうまくいった」「ローリングストック可能な防災食としても活用してほしい」という生徒たち。試食会でのアンケートをもとに、今後も改良していくと意気込みを見せていた。
(2025年7月掲載)
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