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2007/07
■ 神奈川の養護学生と、ヨサコイ踊りで笑顔の交流 (北海道 北海道洞爺高校 2、3年生のみなさん)
■ 地球を視点とする地域環境保全活動で、優秀団体表彰を授与 (鹿児島県 大島北高校 全生徒のみなさん)
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京都府 京都八幡高校 安全守るんジャーのみなさん
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2007年4月1日、八幡高校と南八幡高校が統合し、京都府立京都八幡高校(京都府八幡市)が誕生した。前身の2校の伝統を基礎に、新たな教育目標として「感動体験」を掲げている。そのため、生徒が学校生活全般にわたって“今この時が輝くよう”創意に満ちた教育活動の推進に努めている。生徒も、新たな学習環境の中で、普段の学びや学校行事、クラブ活動などへ積極的に参加。さらに、校外でのボランティア活動にも自主的に参加し、地域社会との交流を通して自らの成長の糧にしている生徒が数多いことも、同校の特長だ。
地域の子供たちのための「文化・スポーツ教室」、「街角清掃」、レスリング部による「ダウン症児レスリング教室」、吹奏楽部の「訪問演奏」など、多彩な奉仕活動がある中で、毎日、生徒が実施している地域貢献活動が「安全守るんジャー」だ。 これは、朝夕の登下校時にパトロールを行い、不審者を発見したときは、ただちに警察や学校に通報する防犯活動。“幼い子供たちが被害者になる事件が多発する中、そのような事件の未然防止を!”と、旧八幡高の生徒が2006年6月に結成したもので、学校統合後は参加するメンバーが増えた。 結成2年目を迎えた5月24日、八幡警察署前で「安全守るんジャー」の今年度の出発式が開催された。当日は、生徒会、体育系の有志クラブ員など70人を超える生徒が参加。そろいのオレンジのベストを身につけたメンバーは、「地域の子供たちや人々が安心な生活を送れるように頑張りたい」と、防犯活動への決意を新たにした。 式には生徒の他、八幡防犯推進委員協議会員らが出席。 八幡警察署員から生徒に、「不審者を見つけたら、落ち着いて警察に通報を」「1人で何とかしようとせずに、大人と協力して」と防犯の心得が伝えられた。また、同署長からは「皆さんの目が犯罪防止につながる。安全に注意して、力を役立ててほしい」と激励と感謝の言葉が贈られた。 そして生徒の代表が「みんなで協力し、地域の安全を目指したい」と宣誓した後、メンバー全員が自転車で同署を出発し、同高までの約1・5キロをパトロールした。 オレンジのベスト姿でパトロールする「安全守るんジャー」は、小さな子供を持つ保護者をはじめ地域から高い評価と信頼を得ている。メンバーは、そうした地元の期待をやりがいとし、犯罪のない安全な町づくりのため、一丸となって努力を重ねている。 |
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北海道 北海道洞爺高校 2、3年生のみなさん
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支笏洞爺国立公園の美しい自然環境の中に、洞爺湖町立北海道洞爺高校がある。同校では、全校生徒の95%が寄宿生ということもあって、地域と一体となった教育を進めている。ほぼ毎月実施される「洞爺DAY」では、洞爺地区の豊かな自然体験や人々との交流を通じて、洞爺湖町が生徒にとって第2の故郷となるよう努めている。生徒も、地域のイベントにボランティア参加したり、ヨサコイ踊りで出演したりするなど、地元との積極的な交流活動を通して自主性を育み、たくましく生きる力を身に付けている。こうした生徒による交流活動の輪は、洞爺地区に限らず、大きく広がり始めている。 今年の5月10日には、神奈川県の相模原養護学校高等部3年生31人と、踊りを通しての交流を展開した。 きっかけは、昨年に引き続き洞爺湖周辺に修学旅行に訪れた相模原養護学校高等部の生徒の多くが、“ダンス”で体力作りに取り組んできたことから、ソーラン節の地元北海道のヨサコイ踊りに触れたいと、洞爺高校に要請。同校生徒に<とうや湖踊る社中>のメンバーがおり、今回の交流が実現した。 養護学校生の宿泊先のホテルで開催された交流会には、洞爺高校から3年生7人、2年生1人の計8人が参加。ヨサコイ踊りの衣装で会場に登場すると、養護学校生から大きな拍手が。まず、養護学校生が練習を重ねてきたダンスを発表した後、8人の生徒が息のあったダイナミックな舞を披露。会場内は歓声と熱気で大いに盛り上がり、生徒の指導で養護学校生も一緒に「よっちょれ」を踊って、笑顔の交流が広がった。 そして、会の最後に養護学校生がこの日に向け陶芸班は皿、木工班は飾り台、縫製班は敷物、印刷班は包装紙をそれぞれ手作りし、踊りのお礼として贈った。 素敵な贈り物を受け取った同校生徒は、「障がいを抱えながら、手作りしてくれた。予想していなかったのでとてもうれしい」「たくさんの笑顔をもらったので、それをエネルギーに札幌本祭でも頑張りたい」と感激しきりの様子だった。 また、生徒同士の交流を見守っていた相模原養護学校の教諭は「子供たちがとても喜んでいた。良い交流になった」と感謝していた。 洞爺高生の「明るい心、素直な心」が、社会へ意欲的な養護学校生の心と共鳴し、今回の交流を成功させたといえるだろう。 |
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長野県 松本松南高校 吹奏楽部のみなさん
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国宝松本城の城下町松本市の松本松南高校は、「誠実にして品位ある人格の陶冶に努め、公共の福祉に貢献できる指導的社会人の育成」を、教育目標の一つに掲げている。生徒会を中心とする同校生徒の自主的な社会貢献活動は、先輩から後輩へと受け継がれてきた良き伝統として地域でもよく知られている。毎年秋に開催される「長野県障害者スポーツ大会」では、毎回120人〜150人の生徒が補助員として参加し、親身になって障害者の方々のサポートを行っている。松本松南高生のこうしたボランティア活動は、松本市をはじめ県内でも評価が高く、今年3月には、吹奏楽部の部員たちが、国立中信松本病院(松本市寿豊丘)での長年の奉仕演奏活動に対して、同病院から感謝状を贈られている。 中信松本病院では地域との交流を目的に、1996年から毎月一度ロビーコンサートを開催。市内の高校やサークルなどがボランティアで出演し、民謡やバイオリン、和太鼓などを披露。患者さんたちを励まし、楽しませている。また、コンサートの模様は院内カメラで病室にも中継され、院内に音楽があふれる時間となる。 松本松南高校の吹奏楽部も、例年6月と10月の年2回、入院生活を送る患者さんたちに元気をプレゼントしてきた。 今年も、6月21日にロビーコンサートを開いた。約40人の患者さんや病院関係者を前に「川の流れのように」の他、演歌や懐かしのメドレーなど7曲を演奏。アンコールの美空ひばりメドレーでは大きな手拍子が響き、院内に明るいメロディーが流れた。 吹奏楽部の部員は「入院中の患者さんたちに、少しでも喜んでいただきたいと思って演奏しています」「音楽に合わせて手足を動かしたり、口ずさんだりして、熱心に聴いてくださることに感謝しています」「病気や障害があっても頑張っている患者さんたちの姿に、私たちが逆に励まされているようです」と話し、「患者さんに負けないよう練習を重ね、これからも多くの皆様に喜んでいただける演奏活動を心がけていきたい」と、決意を新たにしていた。 なお、学校法人松本松南高等学校は、2008年4月1日、学校法人松商学園と合併し、学校法人松商学園松本松南高等学校としてスタートすることになっている。 ![]() ![]() |
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鹿児島県 大島北高校 全生徒のみなさん
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2008年に創立60周年を迎える鹿児島県立大島北高等学校(奄美市笠利町)は、生徒数約170人の少数校の特色を生かし、「一人ひとりが主役です」をモットーとする教育を推進している。生徒も、生徒会活動やクラブ活動などで切磋琢磨するほか、交通安全キャンペーンへの参加や保育所、老人介護施設などへの訪問など、地域との交流も積極的に実施している。 こうした生徒の活動の中で、約20年続いている活動がある。「赤木名環境美化活動」だ。取り組みがスタートしたのは、1990年。“地域の空き缶、ゴミ拾い、海岸の清掃を奉仕体験することで、地球に優しい環境を維持することはどういうことかを実感すると共に、『環境問題を考え、一人ひとりが何をすべきかを考える機会とする』『地域との良いかかわりを持つことで、生き生きとした豊かな心を養う』こと”などを、活動の趣旨としている。 また昨年度は、学校近くの海岸清掃を行った際、回収したごみの中に含まれる外国からの漂着ごみや医療廃棄物の調査を、奄美市の依頼で初めて実施した。地域の美化活動から地球全体を視点に環境保護を考える同校生徒の取り組みは、他の模範にもなっており、奄美地域だけにとどまらず多方面からも高い評価を得ている。 今年の6月5日には、日頃の活動の成果が認められ、かごしま県民交流センターで開催された「地球環境を守るかごしま県民運動推進大会」(主催:鹿児島県)で、環境保全活動優秀団体として表彰された。 同大会は、かけがえのない地球環境を守るため、県民や事業者、行政が一体となり電気・水・燃料の削減や廃棄物減量化、自然環境保全などに取り組んでいこうと、「環境の日」の6月5日に毎年開催している。今年度の表彰団体には大島北高の他、蒲生町の蒲生生活学校、鹿児島市の鹿児島共同倉庫株式会社が選ばれている。 大会では大会長を務める伊藤祐一郎知事のあいさつに続いて表彰式や事例発表があり、大島北高からは、全生徒を代表して生徒会長が、ボランティア活動の一環として取り組んでいる「赤木名環境美化活動」の地域美化活動や、外国からの漂着ごみなどについて報告した。 その中で、「漂着ごみの調査結果は、モラル低下と危険性を感じさせる内容だった」と会場の市民や参加者に訴え、「私たち人間は、自然環境の中で生活を営みながら他の生物たちとうまく共存する責任を負っている。今日、地球的規模で環境が悪化しつつある中で、環境は国境を越えた人類全員で守っていかなくては壊れてしまうものだと感じた。私たちは、先人から受け継いだものを次の世代にしっかりと伝えていく役割を担っていることをこれからも学び、実行していく力をつけていきたい」と決意の言葉で、事例発表を締めくくった。 同校では、今後も生徒のボランティア活動や地域交流をサポートし、生徒一人ひとりの自主性を育んでいく考えだ。 |
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岐阜県 大垣東高校 理数科1年生のみなさん
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濃尾平野の北西部に位置し、揖斐川など14の一級河川が流れる水都・大垣市に岐阜県立大垣東高校(大垣市美和町)がある。同校生徒は、生徒会を中心に地域社会奉仕活動に力を入れている。 理数科1年生による淡水魚「ハリヨ」(環境省指定絶滅危ぐ種)の研究は、棲息地域のみならず、広く県内外からも注目されており、その現地調査の研究発表会が、6月25日に同校で開催された。 同校では、理数科が設置された3年前から、文部科学省の「サイエンス・パートナーシップ・プログラム(SPP)」採択事業として、ハリヨの研究を進めている。今年も、1年生の約40人が、5月24日にハリヨの生息地として知られる海津市南濃町の津屋地区を訪問。生徒は、岐阜経済大学の森誠一教授の指導のもと、4つの班に分かれてハリヨの個体数や体長、営巣数の他、生息地の水質、周辺環境の変遷、地域住民の意識を調査した。 ハリヨは、トゲウオ科に属す身長4〜6cmほどの小さな魚で、オスが水底に巣を作って子育てをする珍しい習性をもつ。水温が20℃を越すと死んでしまうため、1年中約15℃と水温が一定に保たれるきれいな湧き水のあるところが、ハリヨの住む条件となる。しかしながら、開発と共に湧水池の枯渇や水質悪化などにより営巣数、個体数が激減。現在国内では岐阜県と滋賀県の琵琶湖南東岸部にしか棲息しておらず、市の天然記念物に指定している海津市でも、生息地の津屋地区でかって2、300個あった営巣が、今年はわずか数個しか見つかっていないという。 6月25日の研究発表会では、各班がパソコンとスクリーンを使って調査結果を発表。前年との比較で個体数が激減していることや、生活排水などの影響で必ずしも水質が良くないなど、データ面から生息環境が悪化していることを指摘した。 一方、新興住宅地も含めて、多くの住民がハリヨの保護活動に理解や関心を示していることも明らかにした。実際、地元住民らがハリヨの生息環境を保全するため、津屋川に生い茂った水草の除去や清掃活動に努めている。今後の課題として、同校生徒は、地元の協力・努力だけでなく、水質浄化や環境面に配慮した土地利用など、行政サイドのより広域的な保護策の必要性を訴えた。 生徒の研究活動を指導する森教授は、「湧き水が守られていれば、ハリヨは生き続けられる。将来、彼らが大人になったとき、現状をよりよい方向に変える努力をしてもらえたら、うれしい」と話す。また、同校で科学を担当する教諭は、「ハリヨの研究を通して地域を知ることで、生徒たちは大きく成長している」と、その変化に目を細める。 生徒らは、今回の発表内容をリーフレットにまとめ、今回の調査への協力に対するお礼の意味を込めて、7月上旬、津屋地区の住民に配布した。 ![]() ![]() ![]() |
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支笏洞爺国立公園の美しい自然環境の中に、洞爺湖町立北海道洞爺高校がある。同校では、全校生徒の95%が寄宿生ということもあって、地域と一体となった教育を進めている。ほぼ毎月実施される「洞爺DAY」では、洞爺地区の豊かな自然体験や人々との交流を通じて、洞爺湖町が生徒にとって第2の故郷となるよう努めている。生徒も、地域のイベントにボランティア参加したり、ヨサコイ踊りで出演したりするなど、地元との積極的な交流活動を通して自主性を育み、たくましく生きる力を身に付けている。
国宝松本城の城下町松本市の松本松南高校は、「誠実にして品位ある人格の陶冶に努め、公共の福祉に貢献できる指導的社会人の育成」を、教育目標の一つに掲げている。生徒会を中心とする同校生徒の自主的な社会貢献活動は、先輩から後輩へと受け継がれてきた良き伝統として地域でもよく知られている。

2008年に創立60周年を迎える鹿児島県立大島北高等学校(奄美市笠利町)は、生徒数約170人の少数校の特色を生かし、「一人ひとりが主役です」をモットーとする教育を推進している。
濃尾平野の北西部に位置し、揖斐川など14の一級河川が流れる水都・大垣市に岐阜県立大垣東高校(大垣市美和町)がある。

