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善き事をした小学生・中学生達
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善きことをした小学生・中学生達
善きことをした小学生・中学生達
 お年寄りと一緒にトウモロコシの苗植え 交流楽しむ (北海道 北の台小学校 3、4年生のみなさん)
 200余年の歴史を誇るえんま市 市民に呼び掛け清掃奉仕 
(新潟県 柏崎市立第一中学校 生徒会のみなさん)
 みんなで育てた苗の植樹を通じ、有珠山噴火の歴史や自然を学ぶ 
(北海道 洞爺湖温泉小学校 全児童のみなさん)
 高齢者宅訪問「振り込め詐欺に注意」を呼び掛け (愛知県 稲武小学校 コノハキッズのみなさん)
 口蹄疫で苦しむ畜産農家を応援 義援金15万円贈る (宮崎県 沖水小学校 全児童のみなさん)
 メダカの住める川に、と河川浄化活動を続けて約10年 環境省から表彰 
(愛知県 古瀬戸小学校 川の調査隊のみなさん)
 自分たちで飼育したほたるで、地域と交流を深める (栃木県 中小学校 児童のみなさん)
 千歳の魅力を冊子に 郷土愛に満ちた内容に高い評価 (北海道 千歳小学校 5年生のみなさん)
 ランドセルを贈り、アフガンの子供たちの学びを支援 (岩手県 福岡中学校 2年生のみなさん)
北海道 北の台小学校 3、4年生のみなさん
札幌市と新千歳空港の間に広がるなだらかな丘陵地帯に、美しい生活文化都市の創造を目指す、北広島市。『ボーイズ・ビー・アンビシャス』の言葉を残したクラーク博士ゆかりの地として、そのフロンティア精神を受け継ぐこのまちに、市立北の台小学校がある。

今年創立20周年を迎えた同校は、長年、児童を主体にした地域への貢献、養護学校や高齢者との交流などのボランティア活動に力を入れている。

今年の6月11日には、3年生と4年生が、近隣の老人クラブ「松寿会」のメンバーを同校に招き、校舎裏の畑(なかよし菜園)で協力し合いながらトウモロコシの苗約1000株を植えた。

1991年から続いている行事で、同校では、体験学習の場である「なかよし菜園」での農作業を通して、地域やお年寄りとの交流を進めてきた。

当日は、児童147人と松寿会のメンバー6人が参加。農業経験のあるお年寄りが専用器具で畑に穴をあけ、子供たちが苗を植えて土をかぶせていった。お年寄りと一緒に苗植えに汗を流した児童は、楽しかったと笑顔を見せ、「今年のトウモロコシもおいしいといいな」と期待していた。

他の学年の児童も、別の日に地域の人々と枝豆やニンジンなどを植えている。やる気いっぱい、やさしさいっぱいの同校の児童は、今後、水やりや雑草取りなどに励み、秋には松寿会のメンバーを招待して収穫祭を開き、豊かな実りを楽しむことになっている。
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新潟県 柏崎市立第一中学校 生徒会のみなさん
力の限り精一杯学習にも部活にも、そしてボランティア活動にも取り組む、柏崎市立第一中学校の心豊かな生徒。さわやかな笑顔、さわやかな挨拶、無心に清掃活動を行い、心と校舎を磨く柏崎一中の生徒のたくましい学びの姿勢は、地域から高い評価を得ている。

加えて同校生徒の自分たちの町を大切にする気持ちは強く、その想いは多彩なボランティア活動に現れている。

毎年6月17日には、生徒会主導で「えんま市」終了後の市中で清掃活動を展開している。

柏崎市の「えんま市」は200有余年の歴史を誇り、毎年田植えの終わった6月14日から16日までの3日間開かれる縁日で、閻魔堂のある本町通りを中心に、全国各地から集まった500軒近い露店が数キロメートルにわたって立ち並び、期間中20万人を超える人出で賑わうことでも知られている。それだけに残されるゴミの量は膨大な量で、同校生徒会は、その惨状を目の当たりにし、自分たちでゴミを片付けることで、街の環境美化、地域への恩返しをしようと、1991年から「えんま市」清掃活動を実施してきた。

20年の節目となった今年も、6月17日の早朝5時からボランティア活動としてゴミ拾いを行った。昨年からは市民にも呼び掛けるとともに、清掃区域もこれまでの東本町などに加え、海岸道路、駐車場などにも拡大した。

今年も生徒会が、本町の商店などの協力を得て、ボランティア募集のポスターを貼ったところ、生徒、教職員、保護者、そして市民合わせて約500人(昨年は約400人)が参加した。その中には柏崎小児童、昨年の一中卒業生の姿もあった。参加者はそれぞれ大きなゴミ袋を持って、散乱する紙くずや空き缶、ペットボトル、食べ物のくずなどを約1時間にわたって拾い集めた。

「山のようなゴミで、楽しいお祭りの後なのに残念な気持ちになった」という生徒は、500人の力で街が元のきれいな姿に戻ると、感動した様子で、協力してくれた市民に感謝していた。
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北海道 洞爺湖温泉小学校 全児童のみなさん
2000年3月31日午後1時7分、北海道洞爺湖町の有珠山西山山麓からマグマ水蒸気爆発が起こった。翌日には温泉街に近い金比羅山でも新火口が開き、熱水噴出により熱泥流が発生し洞爺湖温泉街まで流下。同町立洞爺湖温泉小学校も校舎が破損するなどの大きな被害を受けた。近隣の小学校の空き教室を借りての授業再開、仮設校舎で迎えた新学期、校舎移転など、児童も教職員も常に前向きの姿勢で、多くの困難に立ち向かってきた。

そして同小では、6年前からこの時の有珠山噴火を次世代に伝え、植生回復を目指す総合的な学習の時間「緑はどうなった?」を実施してきた。

今年は6月16日に、同町洞爺湖温泉小有珠川遊砂地周辺で行われ、児童55人が育ててきた苗を植え、遊び場になる美しい森の復活を願った。

2000年の噴火の際、有珠山周辺の森林は火口が開いて吹き飛ばされたり、火山サージの熱で焼失したり、地殻変動や泥流で枯死するなど様々な被害を受けた。しかし、噴火のたびに有珠山の森林は、こうした被害を受けながらも生き残った幹・枝・根から萌芽し、折れて落ちた枝から根が出て生長し、鳥や動物、風によってタネが運ばれて発芽するなど再生を繰り返してきた。

同小では、全児童が、森林が再生する過程を学び、将来的な砂防遊砂地の緑化に役立てようと、「生態学的昆播法」による植生再生の活動を04年から進めてきており、2年前からは温泉地区の砂防施設周辺での植樹を通じ、噴火の歴史や防災、自然について学んでいる。

「生態学的昆播法」とは、北海道工業大学の岡村俊邦教授と独立行政法人寒地土木研究所が中心となって研究してきた自然林の再生法で、自然の森のでき方を人工的に作り出すために、できるだけ多くの種類の在来種のタネや小さい苗を植え込み、あとはその土地の自然に任せるというもの。

今年は、子供たちが種から育てたトチノキ、オニグルミ、ミズナラなど28種類の苗140株を、土の上に石を敷き詰めた半径1メートル程度の円形12カ所に、10種類ずつ植え付けた後、樹高や樹種を記録した。

苗の樹高を計った児童は、「今は10センチ前後の高さだが、自分たちが大人になって子供ができるころには、背丈を超える立派な木に成長し、木登りできるくらい大きくなってほしい」と期待していた。

同小では、有珠山噴火に対する防災と「環境との共生」という意識を次世代に伝える取組みとして、「緑はどうなった?」の教育プログムを、今後も継続していく考えという。

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愛知県 稲武小学校 コノハキッズのみなさん
愛知県の北東端に位置し、長野県と岐阜県との県境のまち豊田市稲武町に市立稲武小学校がある。同校は、1982(昭和57)年の開校以来、知・徳・体の調和のとれた人間形成を図るとともに、郷土を愛し、人を思いやる心豊かな「いなぶっ子」の育成をめざしてきた。校訓は「まじめ 力いっぱい」。児童は、美濃三河丘陵の緑豊かなこのまちですくすくと成長。日々の学習に加えて、地域との交流にも、校訓通り「まじめ 力いっぱい」に取り組んでいる。5、6年生による防犯少年団「コノハキッズ」の活動も、そのひとつだ。

6月26日には、「コノハキッズ」の今年度最初の活動として、一人暮らしや夫婦だけの高齢者世帯を訪問し、振り込め詐欺の被害防止を呼び掛けた。

「コノハキッズ」は、2007年から県内の各署長が委嘱している。現在、県内で547人が活動しており、各校児童の「安全リーダー」として、下級生への安全知識の普及や防犯指導などを行っている。

当日は、6年生5人が参加。揃いの青いベストに黄色いスカーフを身につけ、豊田署員が運転するパトカーで8世帯を回った。

5人は、お年寄り一人ひとりに「知らない人から電話があったら気をつけてね」「不審な電話があったら、ご近所の人や交番に相談してくださいね」などと声を掛けながら、啓発チラシなどを手渡した。

この日参加した児童は「おじいちゃんやおばあちゃんに喜んでもらえてうれしかった」と話し、「振り込め詐欺には、ぜひとも気を付けてほしい」と願っていた。

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宮崎県 沖水小学校 全児童のみなさん
宮崎県南西部に位置する都城市。南九州の新たな広域交流拠点都市を目指す同市は今、県南部から派生した口蹄疫のこれ以上の感染拡大を阻止すべく、防疫作業に懸命になって取り組んでおり、その先頭に立っているのが、畜産農家だ。

大切な飼牛や豚を守ろうと日々奮闘する畜産農家のために「私たちもできることをしよう」と立ち上がったのが、同市立沖水小学校の児童だ。そして、畜産農家を応援するために実行したのが、募金活動だ。児童会が中心となり、全校児童855人をはじめ教職員も協力。さらに学校長名で保護者にも呼び掛けたところ、予想を大きく超える15万5448円もの義援金を集めることができた。

県の非常事態宣言を受けて、都城市でも様々イベントや催しが中止、または延期を余儀なくされている。同校も5月に予定されていた6年生の修学旅行や5年生の宿泊訓練が延期になった。この間、児童は、口蹄疫について調査・研究、さらに畜産農家の現状について学ぶ中で、児童会が募金活動を提案し、すぐに実行。校内放送やプリントで協力を呼びかけた。

そして5月31日、「畜産農家の方々に、少しでも早く応援の気持ちを届けたい」と児童会の役員2人が市役所を訪問。全児童、教職員、保護者の心のこもった義援金を長峯誠市長に託した。

児童の活動を見守った同校の久保田耕一校長は「募金には、10円玉や100円玉などが多かった。お小遣いを出してくれたのだろう」と、畜産農家を思う子供たちにやさしさを称える。また、児童会の役員は「農家のみなさんに苦しい今を乗り切ってほしい。沖水小の全員が応援しています」と真摯な眼差しで話していた。
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濃尾平野の東、尾張丘陵の一角に位置する愛知県瀬戸市。やきものの代名詞ともいわれる「せともの」の町として知られる同市に、1940(昭和15)年創立の市立古瀬戸小学校がある。

同校では、 “古瀬戸の豊かな自然に気づき、自然を守る活動や、地域に暮らす人々から学ぶことで、ふるさと古瀬戸を大切にする気持ちを育む”ことを教育活動の大きな柱の一つとしており、児童も、その学びにしっかりと応え、地元の自然や環境を守る活動に熱心に取り組んでいる。

2001年には、3年生から6年生までの児童が集まり、絶滅危惧種U類に指定されている「メダカの住める川を取り戻そう」をスローガンに、「川の調査隊」を発足させた。同年12月には、校内にメダカ池が完成。児童の意気は俄然パワーアップした。

それから約10年、「川の調査隊」は、学校近くを流れる紺屋田川など、地域の川で定期的に清掃や水質調査を実施。セラミック製の水質浄化装置も考案し、浄化実験を継続。加えて、地域住民に対しても、メダカの生息環境を悪化させる生活排水対策を呼びかけるなど、地域ぐるみの意識改革を推進してきた。現在は3〜6年生88人が先輩らの意を受け継いでいる。

この「川の調査隊」の長年にわたる川の水質浄化の功績が認められ、環境省から水・土壌環境保全活動功労者表彰を受け、6月1日に県庁で表彰伝達式があった。

同3日には、「川の調査隊」の代表3人が市役所を訪問、増岡錦也市長に報告をした。

この日、市役所を訪れたのは6年生3人で、「先輩をはじめ、在校生の努力が評価され、うれしい」と受賞の喜びを話し、「長年続けてきた先輩たちの活動を、しっかり受け継ぎ、今後につなげていきたい」と力強く宣言していた。

同表彰は、水・土壌環境保全の啓発普及に貢献し顕著な実績のあった団体や個人に贈られる。2010年度は、全国34の個人・団体が選ばれたが、愛知県内では、同校のみだ。
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栃木県 中小学校 児童のみなさん
栃木県の南端に位置する小山市に、1873(明治6)年に創立した市立中小学校がある。シンボルツリー「えのき」に見守られて成長する同校の児童は、地域の人々を愛し、郷土の自然や環境を大切にする子供たちだ。

ことしの6月4日には、今年で9回目となる「ほたるを観る会」を開催した。同校と地域のボランティアでつくる「ほたる飛び交う中地区をめざす運動の会」が主催。夕方には卒業生や地域の人たちも大勢訪れ、児童が校内のビオトープ(人工水路)で育てたほたるの光の舞を楽しんだ。

10年ほど前、当時の児童が、学校近くを流れる巴波川がかつてはほたるの名所だったことを知り、「巴波川にほたるを甦らせよう」と立ち上がった。そこでまず、ほたるはきれいな水しか棲めないことから、巴波川の清掃活動に取り組む他、ほたるの飼育にも努めてきた。地域も、この子供たちの夢を叶えようと、「ほたる飛び交う中地区をめざす運動の会」を結成。「3年間で中小学校のビオトープにほたるを飛ばそう」と、ビオトープづくりをスタート。学校、PTA、自治会、小山市、教育委員会や多くのボランティアの協力を得て、2002年に完成させた。

そして、子供たちはもちろん、運動の会、地域の人々の願いが通じたのか、翌年からほたるがビオトープで飛び交うようになった。

同校の児童は、巴波川の清掃、ビオトープの整備を行う他、今年の2月には、ボランティアの方々や学校で飼育した幼虫約1000匹をビオトープに放流。5月末頃からほたるが光を輝かせて飛ぶ姿が見られるようになった。

「ほたるを観る会」当日、多くの来賓を迎えての式典では、6年生がほたるや巴波川に関する研究活動を発表した。続いて、「オスとメスでは、どちらが大きいか」など、ほたるに関するクイズもあり、正解するたびに子供たちから歓声が上がった。

夕方からは体育館で、ほたるかご作りやほたるの折り紙などを楽しむイベントを開催した後、地域の人々とビオトープのほたるを観賞。交流を深めた。

“認め合い、響き合い、輝かし合うなかで、やさしく かしこく たくましく 生きる”中小学校の子供たち。その豊かな心で自ら学び、生き生きとした行動力が、必ずや巴波川にほたるを甦らすことだろう。
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古代から海上交通の要衝で、潮流の速い西備讃瀬戸に浮かぶ塩飽諸島のひとつ、瀬居島(坂出市瀬居町)に市立瀬居中学校がある。

1947(昭和22)年創立の同校は、「人間として生きることに喜びを感じ、ともによりよい生き方をしようとする生徒の育成」に努めており、生徒もそれによく応え、学業、部活だけでなく、多彩な交流活動、貢献活動で、地域の高い評価を得ている。

貧困に苦しむアフリカの子供たちのために、自分たちが欲しいものを我慢して募金を行う「おしん募金」や「プルタブ集め」「エコキャップ運動」を実施している他、瀬居町の伝統行事「お大師市」(島内の88のお地蔵さんを巡るお祭り)では、訪れる観光客を自分たちで手作りした「おちらし飴」や「どら焼き」「バルーンアート」で、おもてなしするなどの活動を行っている。

今年の5月19日には、市内の特別養護老人ホームを訪れ、お年寄りが日頃使用する車いすやシルバーカーの手入れ、楽器演奏などを行って交流を深め、「恕」(思いやり)の心を育んだ。

同校の生徒は10年ほど前から、地域貢献活動として市内の福祉・介護施設を訪問しており、この日は、同市沖の浜の「聖マルチンの園」を生徒15人が教員と共に訪ねた。

生徒は3班に分かれ、同園の車いすやシルバーカー計約30台を、1台1台ブラシや布で、ていねいに丹念にしっかりと磨きあげた。

初めて参加した1年生は「車いすをきれいにすることで、入園者が笑顔になってくれたらうれしい」と話す。

車いすの手入れ後は、1ヵ月前から練習を重ねてきたハンドベルやリコーダーの演奏、玉すだれ、同校独自のソーラン節を披露。お年寄りから大きな拍手を受けた。

「車いすもピカピカになって、演奏やソーラン節も素晴らしかった」「来年もお願いします」とお年寄りから声をかけられた生徒は、「たくさんの人が喜んでくれてうれしかった」「やりがいがあり、本当に楽しかった」「3年生で、今年で最後だが、マルチンの園でいろいろなことを学んだ」と笑顔で話していた。
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北海道 千歳小学校 5年生のみなさん
国立公園支笏湖をはじめとする緑豊かな自然、北海道の空の玄関口、新千歳空港、日本の未来に貢献する光テクノロジーの拠点都市として発展する千歳市に、市立千歳小学校がある。

同校は、千歳市の中心部に1879(明治12)年に開校した千歳市で最も古い学校だ。それだけに地域の教育・文化の発信拠点として、伝統を大切にし、地域との交流を深めてきた。そうした環境の中で学習する児童も、郷土を愛する心をしっかりと育んでおり、その成果は様々な形で現れている。

現5年生が、4年生の時に学び、調査し、千歳のよいところをたくさん紹介しようと製作した冊子「千歳探検隊」もそのひとつだ。

4年生の総合的な学習の時間に、自分たちが住んでいるまちをよく知り、これまで過ごしてきた地域を心に残そうと、1年かけて取り組んできたもので、本やインターネットなどで地理や歴史を調べた他、市観光課に出前授業を依頼したり、新千歳空港など市内各所の見学や支笏湖などへも足を伸ばすなど、多彩な角度から勉強してきた。その学びの集大成として、児童一人ひとりがパソコンで1〜3ページずつ編集を担当し、1冊にまとめたのが「千歳探検隊」だ。

北海道3大秘湖といわれる神秘の湖「オコタンペ湖」や広大な自然公園「青葉公園」、サケと北方圏のさまざまな淡水魚の生態を観察することができる水族館「千歳サケのふるさと館」などを紹介する「おすすめスポットベスト3」や、子供たちの視点で考えた「将来のまちづくりへの提案」も。オリジナルグッズの提案、すごろくやクイズ、クロスワードパズルなど工夫に満ちた内容で、“自然や人とふれあい、心豊かに 明日に向かってみがき合う”千歳小児童の地元愛を余すこと無く表現している。

完成した冊子は学校に1冊と市観光課、支笏湖ビジターセンター、休暇村支笏湖に各1冊ずつ保管されており、その素晴らしい仕上がりが高く評価されている。
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岩手県 福岡中学校 2年生のみなさん
岩手県内陸部の最北端、青森県との県境に位置し、古くからの城下町として発展してきた二戸市に、市立福岡中学校がある。豊かな自然、座敷童伝説の残るこのまちは、日本物理学の創始者であり、ローマ字の創始者である田中舘愛橘博士など、多くの優れた先人たちを輩出してきた。この恵まれた環境の中で育つ福岡中学の生徒は、勉学や部活に熱心なだけでなく、社会貢献活動など、良いことは率先して実行する責任感の強い子供たちだ。

昨年度の1年生(現2年生)が、貧困に苦しむアフガニスタンの子供たちが学校に通えるよう、使用済みのランドセルを回収し、プレゼントした活動もその一例だ。

きっかけは、同校教諭が今年1月、途上国に学用品などを送っている「国際NGOジョイセフ」(JOICFP:家族計画国際協力財団)の「想い出のランドセル募金」事業の記事を新聞で見たことから。物があふれている日本と海外との比較など、国際理解を深める授業を行う中で、「ランドセル募金」への協力を生徒に呼び掛けた。

生徒もすぐに賛同し、ランドセルを回収する活動をスタートさせ、わずか2ヵ月で36個を集めた。

3月24日には1年生8人が集まり、恵まれない教育環境にあるアフガンの子どもたちの笑顔を願って、思い出の詰まったランドセルと未使用のノートや鉛筆、消しゴムを段ボール箱に詰め込む梱包作業を行った。

ランドセル3個を集めたという生徒は「長い紛争があり、今も満足に勉強できない子どもたちが多くいる。アフガニスタンの人にできるだけ役に立ちたいと思った」と話す。また、JRC(青少年赤十字)委員会のメンバーでもある生徒は「自分たちは普通に学習できる環境があるが、世界には貧困などでできない人がいる。今回の活動で自分は本当に恵まれていると思った。今後も福岡中のみんなと協力し、できることをしたい」と、世界を視野にした支援活動の継続に、さらなる意欲を見せていた。

なお、同校生徒が贈ったランドセルは、4月上旬にジョイセフを通して現地に発送された。また、ジョイセフによると、アフガニスタンは「アフガニスタン・イスラム共和国」の正式名称が示す様に、イスラム教国であるため、豚革を使わない。そのため、一部に豚革が使われているランドセルは、モンゴルに送られるという。
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