2012/04
■ 甲子園出場を願い 被災地の高校野球部にお守りとビデオレターを送る 熊本県 錦中学校 2年4組のみなさん
熊本県球磨郡錦町の町立錦中学校の2年(現3年生)4組の生徒は、昨年の5月と8月にあるテレビ番組を見た。それは、昨年の東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県大槌町の県立大槌高校野球部の部員たちが、甲子園出場を目指して練習に励む姿だった。
13人の部員のほとんどが被災し、うち2人が転校。学校のグラウンドは自衛隊の駐屯地となり、練習もままならないなど、様々な試練の中で部員たちは「夏!大革命を起こす!!」と、必死で練習を重ねてきた。
そんな野球部員の姿に感動した錦中2年4組の生徒たちは、みんなで励ましの手紙をつづり、大槌高校に送った。すると、部員やマネジャーたちからビデオレターの返事が届き、交流が始まった。
2年4組の生徒たちは、昨年夏の県大会1回戦で惜敗した大槌高校野球部が、今年の夏こそ甲子園出場できることを願い、お守りとビデオレターを作ることを決め、道徳の時間を使ってビデオレターを製作した。学校紹介などの後、心を込めて手作りした「くまモン」(熊本県のキャラクター)のお守りとおにぎり型の応援メッセージを手に「今年の夏は、絶対に甲子園に行ってください。応援しています」とエールを送った。
担任の教諭は「野球部との交流が始まって以来、生徒たちからは『学校の行事などもがんばって、大槌高校野球部に良い結果を報告しよう』とする積極的な姿勢がうかがえるようになった」と、生徒の心の成長を喜ぶ。
生徒たちも「高校生と交流し、学ぶことがたくさんあった。ぜひとも甲子園に出場してほしい」「私たちのメッセージで先輩たちを元気付けられたらうれしい」と願っていた。