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善き事をした小学生・中学生達
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善きことをした小学生・中学生達
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 「自然との共生」をテーマに地下道の壁画制作、表彰を受ける 
(愛知県 柏原中学校 美術部部員と有志生徒のみなさん)
 四川大地震で被災の中学校へ義援金 同校から感謝状 (山梨県田富中学校 生徒会のみなさん)
 外国の人にも知ってほしい、と“篤姫”マップを英訳 (鹿児島県 長田中学校 3人の3年生)
 岩手・宮城内陸地震の被災者支援 街頭で募金活動 (宮城県 八乙女中学校 生徒会のみなさん)
 利尻の思い出に、と寄港の旅行客にカードをプレゼント 
(北海道 仙法志(せんほうし)中学校 全生徒のみなさん)
 使用済みインクカートリッジ3500個を集め、福祉協会に車いす贈る 
(福岡県 明治学園小学校 プルタブ委員会のみなさん)
 岩手・宮城の地震被災者へ アルミ缶回収し、義援金に (岩手県 岩谷堂小学校 児童会のみなさん)
 四川大地震被災者の力になろうと募金を呼び掛け  (島根県 浜山中学校 ミコ・スマイルのみなさん)
 ポニーと一緒に交通安全 地域の子どもたちにアピール (兵庫県 五色中学校 5人の2年生)
愛知県 柏原中学校 美術部部員と有志生徒のみなさん
平安時代の三跡のひとり小野道風の生誕地と伝えられる愛知県春日井市に、市立柏原中学校がある。同校では開校以来、生徒の通学路でもある国道19号の「瑞穂通3丁目」交差点地下横断歩道の清掃活動を、有志生徒により定期的に実施している。7月3日にも約50人の生徒が清掃に取り組んだが、この地下道には、以前からひとつの大きな問題があった。それは、左右両面の壁が醜い悪戯書きで汚れていることだった。
「何とかしよう」と学校と生徒の間で話し合い、同校の創立30周年の記念事業として、壁画を描くことが決まった。
同月9日には、壁画を描くための壁の下塗りを実施。40名近くの生徒が、横37メートル、縦2・5メートルの壁両側全面を、青のペンキで塗りつぶした。
そしてこの後、夏休みにかけて美術部員が下絵を描いた。絵のテーマは「自然との共生」で、2人の美術部員の案をもとに全部員で制作した。壁の片面は、太陽と青空の下でキリンやリスなどの動物や植物が共存する陸の世界。もう片面は、イルカやマンボウなど、たくさんの魚が泳ぎ回る美しい海の世界を表現している。
夏休みに入った7月25日に、下絵がほぼ出来上がり、同月30日、美術部員と生徒有志約40人が参加し、壁画の下絵に添って色塗りを実施した。色とりどりのペンキを持った生徒は、みな一生懸命に動物や花、魚たちの絵を次々と描き、翌31日に遂に完成した。
薄暗かった地下道が、パッと明るい雰囲気に一変し、生徒らの表情も完成させた喜びと笑顔に満ちていた。
地下道を通る地域の人々や子どもたちからも好評で、8月25日の出校日には、国土交通省中部地方整備局名古屋国道事務所長が同校を訪問。柏原中生徒による長年の清掃活動や今回の壁画制作など、瑞穂通地区の美化・愛護運動への取り組みに対して、感謝状が贈られた。
壁画制作に取り組んだ美術部の生徒は、「テーマは『自然との共生』。みんなの協力で、明るく元気な絵が描けた。地下道を使う人に楽しい気持ちになってもらえればうれしい」と笑顔で話していた。
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山梨県田富中学校 生徒会のみなさん
2008年5月12日に発生した中国・四川大地震では、山梨県中央市の友好都市都江堰(とこうえん)市でも、病院や学校、家屋の倒壊、多数の市民の犠牲など、甚大な被害を受けた。都江堰市の惨状を知った中央市では、5月14日から31日までの間、市民へ義援金の募集を行った。
同市立田富中学校の生徒会も、市に協力し「私たちも、交流のある都江堰中学校の生徒を支援しよう」と募金活動に参加した。
同校は、都江堰中学校と14年前に協定を結び、相互訪問するなど交流を重ねて、互いの理解と友情を深めてきた。そこで今回起きた四川大地震の悲惨な状況をニュースなどで知るや、生徒会が中心となって募金活動を始めることになった。
5月14日から31日まで実施した募金活動では、校内で全生徒や教職員に義援金を募ったほか、最寄りのJR身延線「東花輪」駅前などで街頭募金活動を実施し、乗降客や市民に募金の呼び掛けを行った。市民も「ぜひ協力を」と訴える生徒に「みんな無事だといいねぇ」「頑張ってね」などと声をかけながら、募金に応じていた。その結果、市民や全生徒教職員などからの心暖まる義援金は、59万4452円にもなった。
同校生徒会による義援金は、生徒からの激励の手紙や応援メッセージを寄せ書きした旗と共に、6月24日から26日まで現地を視察訪問した市の職員に託され、都江堰中学校の学校長に手渡された。
そして7月8日、都江堰市を視察訪問した市職員が田富中学校を訪れ、報告会が開かれた。報告会では、市職員が、義援金と手紙、メッセージを寄せ書きした旗を渡す様子や、田富中を昨年訪問した男子生徒との再会の様子がスライドで紹介された。さらに、人口約70万人の都江堰市では、死亡者3089人、行方不明者224人と多くの市民が犠牲になったことや、建物の倒壊が全体の50%を占めたこと、市内15カ所にプレハブの避難所が設置され、約7万2000人が避難所生活を余儀なくされている状況などが紹介され、生徒らは真剣な表情で見入っていた。
都江堰中学校からは、「貴校の惜しみない援助と友情で、我々は困難を克服する自信を強くできます」「震災は我々の故郷を破壊しましたが、我々の心を破壊することはできません」「(義援金と)不屈の勇気で一生懸命復興をめざし、さらにきれいで新しい都江堰中学校を作りあげられることを確信しています」などと記した感謝状が贈られた。
感謝状を受け取った生徒らは、都江堰中学校と都江堰市の一日も早い復興を願っていた。
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鹿児島県 長田中学校 3人の3年生
江戸幕末期の薩摩藩を率いた島津久光の墓所などがある、鹿児島市池之上町の町内会が、この春、「池之上いにしえマップ」を作成した。マップには、今年のNHK大河ドラマの主人公、篤姫の生家今泉嶋津家上屋敷などが紹介されており、鹿児島市を訪れた観光客などから好評を博している。この「池之上いにしえマップ」を見た市立長田中学校(同市小川町)の3人の3年生が、「外国の人にも、篤姫のことや周辺の歴史を知ってもらいたい」と、マップの英訳に挑戦した。
3人が“英語版をつくってみよう”と考えたのは、5月に市内の外語学校でインターンシップを体験したのがきっかけという。3人は、同校の指導を受けると共に、辞書やインターネットで適切な単語や英文を調査・研究し、わずか4日間の取り組みで、英語版「池之上いにしえマップ」を仕上げた。
池之上町内会も、3人の生徒の意欲的挑戦に印刷費を提供するなど強力サポートし、6月12日に英語版マップ15部が完成した。町内会の役員は、素晴らしい出来映え、と3人に感謝し、「観光施設などでコピーして、多くの人に利用してもらえたら。販売も考えたい」と喜んでいた。
マップはB4判。最盛期には1500人余りの修行僧がいた玉龍山福昌寺や、町内の若者の年長者が年少者を教える、薩摩藩伝統の縦割り教育「郷中(ごじゅう)教育」などを紹介している。
翻訳した生徒は、完成したマップを手に「英語版をつくる過程で、自分たちが住む町の歴史や風土を知ることができた」と話し、「外国の人が自分たちのマップを見ながら散策してくれたらうれしい」と期待に声を弾ませていた。
今回の3人の3年生による挑戦は、「豊かな人間性を持ち、自ら学び・考え・判断し・行動できるたくましい生徒の育成」をめざす同校の、優れた指導の成果といえるだろう。
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宮城県 八乙女中学校 生徒会のみなさん
今年の6月14日午前8時43分に発生した「岩手・宮城内陸地震」。マグニチュード7.2、震度6強を記録した宮城県栗原市や岩手県奥州市を中心に多大な被害を受けた。
「被災した人たちを支援しよう」と立ち上がったのが、仙台市立八乙女中学校の生徒だ。テレビのニュースや新聞報道などで、被災地の惨状、避難生活を余儀なくされた被災者の窮状を知り、心を痛めた。そして、生徒会を中心に「自分たちにできることは何か」を考え、募金活動を行うことになった。
募金活動は6月25日からスタート。最終日の27日は生徒会役員をはじめ20人の生徒が、学校の最寄り駅である仙台市営地下鉄「黒松駅」の駅頭に立ち、乗降客や通行する人々に募金の協力を呼びかけた。
宮城県では、1978年に起きた「宮城県沖地震」など、たびたび大きな地震に見舞われており、今回の「岩手・宮城内陸地震」に対する市民の関心も高い。募金箱を手に「被災者を救おう!」「協力をお願いします」と訴える生徒の呼び掛けに、会社員や学生、子ども連れの主婦などが次々と応えていた。
生徒会では、全校生徒にも募り、3日間の街頭募金で集まった11万4232円とを合わせた義援金を、日本赤十字社県支部を通じて被災地に贈ることにしている。生徒会の役員は「多くの市民の温かな気持ちが詰まった大切なお金です。被災地の皆さんのお役に立ててもらえればうれしい」と話していた。
同校では、自主的で心豊かな思いやりのある生徒の育成をめざしており、今回の募金活動は、生徒自らがその教育成果を形にして示したものといえるだろう。
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北海道 仙法志(せんほうし)中学校 全生徒のみなさん
yoki_kou_image01北海道の北端、稚内市から西方約53kmの日本海に浮かぶ利尻島の西南端に位置する利尻町。島の中央にそびえ立つ秀峰利尻富士を望むこの町に、町立仙法志中学校がある。
今年6月11日、同校生徒は、沓形港に寄港した外国船「クリッパーオデッセイ」の旅行客に、毛筆で書いた手作りの「遊書」カードや特産品の海藻押し葉などをプレゼントして、歓迎した。
利尻町には、1989年に「オセアニアグレイス(現クリッパーオデッセイ)」が寄港して以来、クルーズ船が相次いで寄港するようになった。同町では、日本人観光客の客船が寄港するごとにセレモニーやイベントを開催して乗船客を歓迎しており、旅行客からも喜ばれている。
今年度のクルーズ船寄港第一船となったのは、客船の利尻来港のきっかけをつくったクリッパーオデッセイ。利尻町では、外国船籍の乗客に対して初めてとなる歓迎セレモニーを開催することになった。
そして、そのおもてなしを任されたのが、同町立仙法志中学校の全生徒18人のみなさん。昨年9月に来港した日本丸の乗客に、同校生徒が、自分たちでパッケージングし、オリジナルのラベルを貼った利尻昆布の贈り物が大変好評だったことから、再オファーがあったもの。しかし、同校の生徒にとっても、外国船の乗客をお迎えするのは初めてのことであり、寄港の1週間ほど前から“利尻の良き思い出となるものを”と全員で考え、準備を進めてきた。
生徒が作成したのは、和紙はがきに毛筆で思い思いの字を書き、消しゴムに彫った落款印を押した「遊書」カードと、英語で歓迎メッセージなどを書いたはがきの2枚1組。それに「海藻押し葉」のしおりを加えたプレゼントセット。
当日は、沓形港に着岸後、観光バスで島内観光を楽しみ、岸壁に戻ったアメリカ人など85名の乗船客を、同校の1、2年生12人が出迎え、手づくりしたプレゼントセットを手渡した。英語で自己紹介やプレゼントの説明を行った生徒に、乗客からは日本語で感謝の言葉が述べられると、みんな笑顔に。その後一緒に記念撮影をしたりするなど、終始和やかな雰囲気の中で、心と心が通い合う交流の時間が流れた。
歓迎セレモニーに参加した生徒は「とても喜んでくれてうれしかった」と感激した様子で、今後も利尻町を世界の人々へ広くPRする貢献活動に取り組みたいと話す。そして「英語の練習は大変だったけど、いざ本番となったらスムーズに話せた」「外国語をもっと勉強し、外国の人と普通に話してみたくなった」と、さらなる意欲を見せていた。
下写真1下写真2
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四国香川県の西部に位置する三豊市。かつて藤原宮造営に使われた瓦の生産地(宗吉瓦窯跡)であり、また、国の文化財建造物「下高瀬簡易郵便局」や「日本の夕日百選」選定など、歴史や文化、自然に恵まれたこのまちに、下高瀬小学校がある。
同校は、今年の6月25日、経済産業省や環境省などが家庭や学校での省エネルギー活動のアイデアを募集した「省エネコンテスト」の学校部門で、全児童が取り組むユニークな省エネ活動が、環境省が選定する最高賞「環境大臣賞」に選ばれ、表彰された。
同校児童による省エネ活動がスタートしたのは、2年前。中心となったのは当時の5年生だった。活動のタイトルは「スマートライフを広げよう」で、各学期ごとにテーマを決め、活動の充実を図った。
まず1学期のテーマは「地球温暖化を防ごう」。児童は地球温暖化について調査・学習し、その影響を話し合うことで、省エネが必要であることに気付いた。そして、「節水省」「エアコン省」「照明省」「レジ袋省」などの課題別グループごとに、エネルギーの無駄遣い(もったいないおばけ)について考え、課題に沿った実態調査を実施した。
続いて2学期のテーマは「スマートライフを見つけよう」。グループごとに専門家への取材や実験、見学、家庭や地域へのアンケートなどを通して省エネのこつを発見し、まとめた。
そして3学期は「スマートライフのこつを広げよう」をテーマに、省エネ生活を広めるため、校内、家庭や地域、さらには三豊市の市民に提言するための活動を展開した。
こうした5年生の活動は、全校児童に波及し、児童会によるアルミ缶回収活動をはじめ、電気や水の無駄遣いを無くす、落とし物の量を減らす、などの「もったいないおばけ」退治に、積極的に取り組むようになった。
今年3月には、06年から活動の柱として活躍してきた6年生提案の「下小もったいない憲法」を全校児童で採択。省エネ活動をこれまで以上に積極的に取り組むことを誓った。
今回、同校が「環境大臣賞」を受賞した「省エネコンテスト」は、京都議定書の目標達成などに向けた地球温暖化対策の推進を図ろうと、家庭や学校の省エネ活動促進が狙い。1月から3月末までの間に2週間以上取り組んだ活動が対象で、学校と家庭の2部門で計約1万400件の応募があった。学校部門146校の中から「環境大臣賞」を受賞したという知らせを聞いた児童は大喜び。「これからも自分たちの取り組みに頑張っていこう」と張り切っていた。
また、東京での授賞式に出席した合田校長は「2年間の活動を定着させる上でも、受賞はたいへんありがたく、励みになる。今後も省エネ活動を通して、子どもたちの人や物、自然を大切にする心を育てていきたい」と話す。児童を指導した教員は、「生活の中の“もったいないおばけ”を見つけて、自分たちでできる省エネのこつを実験や実態調査などを通して発見した。そしてその省エネのこつを、校内から家庭、地域へと発信していく過程は、子どもたちの主体的な活動になっていった」と、児童の成長に目を細め、今後も楽しみながら活動を続けてほしいと、期待を込めて話していた。
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福岡県 明治学園小学校 プルタブ委員会のみなさん
イエス・キリストの教えを教育の基本とする明治学園小学校(北九州市戸畑区)の児童は、「互いに愛し合いなさい」の言葉に習い、進んで人々との関わりを求め、隣人愛に満ちた社会奉仕活動に熱心に取り組んでいる。
同校児童は、2002年からプルタブを回収して福祉施設に車いすを贈る活動をスタートさせた。活動の中心となっているのは、「プルタブ委員会」で、3年後の05年に集めたプルタブと交換した初めての車いすを、福祉施設にプレゼントしている。また、この間、使用済みインクカートリッジが車いすと交換できることを知り、04年からその回収も開始した。カートリッジ1個につき6ポイントで、21000ポイント(3500個)貯まると車いすに交換できる。プルタブ委員会の児童は、全校児童の家庭や教職員に協力を呼び掛けるなどして、06年5月に目標を大きく上回る4000個を回収。同年7月に「大地の森ディサービス」(嘉穂郡)に車いす1台を贈呈した。
その後、使用済みインクカートリッジの目標達成までの回収スピードが高まり、今年1月には2台目の車いすを障害者自立支援施設「癒とりの里」(小倉北区片野)に寄贈した。そしてそれからわずか半年後の7月2日、インクカートリッジでは3台目となる車いすを、「北九州市障害福祉ボランティア協会」に届けた。
今回も全児童、教職員の家庭はもちろん、保護者の会社の協力や大量のカートリッジをクルマで運んでくれる人などもおり、そうした方々のおかげで、回収を始めてわずか8カ月で目標の3500個を回収することができた。
贈呈式当日は、「こんなに早く回収できるなんて、ビックリしています」というプルタブ委員会のメンバー9人が、同協会のあるウェルとばたを訪問。委員の代表が「誰かの役に立ててもらえればうれしいです」と車いすを手渡すと、同協会の役員は「大変にありがたい。有効に使わせてもらいます」と感謝の言葉を述べていた。
贈呈式に参加した児童は、同協会の役員の一人が同校の卒業生と知り、「障害者の方にお役に立てるばかりではなく、先輩のお役に立てることができ、何だか2倍うれしくなりました」と笑顔で話していた。
なお、明治学園小学校の児童は、06年からペットボトルのキャップを回収して、“途上国の子どもたちにワクチンを届けよう”という活動にもチャレンジしている。「みんなの力が集まると、スゴイことができる」と、プルタブ委員会のメンバーは、今後もプルタブ、使用済みインクカートリッジ、そしてペットボトルキャップの回収に力を注いでいく考えだ。
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岩手県 岩谷堂小学校 児童会のみなさん
yoki_kou_image01今年で創立135年を迎える奥州市江刺区の市立岩谷堂小学校。同市の館山城趾・武家屋敷の跡地に建つ同校は、緑の木立に囲まれ、市街地・江刺平野を一望する高台にある。この恵まれた教育環境の中で学ぶ同校の児童は、親切で助け合う心を育み、地域貢献活動などに積極的に取り組んでいる。
今年の7月1日には、児童の代表が市役所江刺総合支所を訪問し、岩手・宮城内陸地震の被災者救援支援として、アルミ缶回収で得た義援金約3万5000円を市教育委員会の代表に手渡した。
同校児童は、以前から児童会の環境委員会を中心にアルミ缶回収活動を実施し、福祉施設に歩行器などを贈ったり、赤い羽根共同募金に充てたりしている。
この6月は、14日に起きた岩手・宮城内陸地震の被災者支援を目的に回収作業を行った。
当初は16日から1週間の予定だったが、“同じ奥州市内の小学校の仲間を救おう!被災者に役立ちたい!”という児童の声が高まり、回収活動期間をさらに1週間延長した。27日までの約2週間にわたる回収活動は、児童会の企画委員会と環境委員会の5年生と6年生が主体となって実施した。
子どもたちは毎朝、自宅から持ち寄ると共に、近隣の民家などに立ち寄り、「地震被災者のために協力を」と呼び掛け、アルミ缶回収に努めた。地域の人々も、児童の熱心さに快く協力し、活動最終日の27日には合計で390kgのアルミ缶を回収することができた。これに5月に集めた約90kgなどを合わせて、換金額は3万4770円にもなった。
児童会の委員は、「地域の人たちに声をかけて、こんなにたくさん集めることができた」「みんなで協力することの大切さがわかった」と感激した様子で話し、「被害を受けた多くの人たちが、一日でも早く元気になってほしい。そのための助けになれば」と願っていた。
子どもたちの活動を見守っていた同校の教諭は、「普段の募金活動とは違い、地震被災者のために協力しようという気持ちを、地域の人々にしっかり伝える活動ができた」と話し、自ら進んで実行し、粘り強くやり遂げた児童のがんばりを称えていた。
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島根県 浜山中学校 ミコ・スマイルのみなさん
出雲市立浜山中学校のボランティアグループ「ミコ・スマイル」のメンバー20人が、5月31日、およそ2週間前に起きた中国・四川大地震の被災者を支援しようと、出雲市内のスーパー前で募金活動を行った。
「ミコ・スマイル」のメンバーは、入学して以来、総合的な学習の時間で、「命」をテーマに取り組んできた。1年生の時は、産婦人科医、がん患者、消防士や救急救命士、葬祭センターの職員など、命と向き合う人々を、2年生の時は、修学旅行先の神戸で、阪神・淡路大震災の被災者や支援活動を行った人々を取材し、新聞にまとめた。この取り組みの中で、被災者の悲しみと勇気、そして何よりも「命」の大切さを学んだ生徒が中心となり、今年の2月にボランティアグループ「ミコ・スマイル」を結成した。
四川省を襲った大地震の被災者への募金活動は、メンバーが自発的に考え、実施したもの。
当日、20人の生徒らは、スーパーの前に立ち、手づくりの募金箱とポスターを掲げて買い物客や通行人に「よろしくお願いします」と、大きな声で募金を呼びかけた。
観光客や多くの市民が、生徒に「頑張ってね」「ご苦労様」などと声をかけながら、募金箱に義援金を寄付。生徒はそのお礼に、感謝の言葉が書かれたカードを手渡した。
ミコ・スマイルのメンバーは、「中国・四川省の人々は大変な状況。私たちの力が少しでも届いてくれれば」と話し、まちの復興と被災者に一日でも早く笑顔が戻ることを願っていた。
募金活動は6月1日にも行われた。市民から寄せられた義援金は、日本赤十字社島根県支部に寄付され、四川省の被災者のために使われることになっている。
なお、今回の募金活動には、被災した漢中市(出雲市の姉妹都市)出身の研修生15人が参加した。メンバーが出雲市在住の中国人労働者に呼びかけたもので、研修生たちは生徒と一緒に道行く人々に募金への協力を訴えていた。
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兵庫県 五色中学校 5人の2年生
江戸時代の優れた海運業者として、また当時未開だった北海道の整備事業や国後・択捉などへの新航路開拓などに力を発揮した高田屋嘉兵衛の生誕(1769年)の地として知られる兵庫県洲本市五色町。五色浜など豊かな自然と歴史・文化に富んだこの町に市立五色中学校がある。
同校生徒は、晩年、地元貢献に尽力した高田屋嘉兵衛と同様、ボランティア活動など地域に役立つ活動を積極的に進めている。
今年の5月27日には、5人の2年生が、障害者乗馬に取り組んでいるNPO法人「五色ホースクラブ」(五色町)で飼育されているポニー「茶々丸」と一緒に町内の通学路に立ち、地元の市立鮎原小児童らに交通安全を呼びかけた。
これは、前日の26日から始まった社会体験活動「トライやる・ウイーク」の一環として実施。「五色ホースクラブ」で職業体験を行っている5人の生徒は、いつも鮎原地区の安全を守ってくれている警察官のお手伝いをしようと、午前7時30分過ぎから茶々丸と交差点付近に整列。「マナーが光る洲本の道」のたすきをつけ、集団登校する児童に「おはよう」と声をかけたり、「道の右側を歩こう」と誘導するなど、頑張っていた。
児童や道行く人々は「なんでポニーが」と興味を持った様子で、生徒の呼び掛けに、きちんと交通マナーを守っていた。生徒は「茶々丸がみんなの興味をひいてくれ、気をつけて交差点を渡ってくれた」と話していた。
「五色ホースクラブ」での「トライやる・ウイーク」に参加した5人の2年生は、約1週間、馬の世話や馬場の整備を行った。加えて、今回のポニーと一緒の交通安全活動の他、障害児訓練施設に訪問して乗馬セラピーの手伝いや、ファームセラピーに来場した保育園児の乗馬体験の世話などを体験した。
障害児の乗馬の際には、危険がないよう手を差し伸べたり、園児には身体を支えてあげるなど、その優しい心配りに、障害児や園児たちから「ありがとう」と感謝されていた。
5人の生徒は、馬との触れ合いやボランティア活動などで仲間と協力し、精一杯頑張ったことで、「命」の大切さや「生きる」こと、自分たちのまちを愛することなどについて、多くのことを学んだようだった。
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