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善き事をした小学生・中学生達
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善きことをした小学生・中学生達
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 約20年間の環境保護活動に高い評価 コカ・コーラ環境教育賞「主催者賞」を受賞 
(石川県 邑知(おうち)中学校 生徒会のみなさん)
 「ストップ地球温暖化」を訴える「エコ新聞」、市庁舎で展示 (北海道豊幌小学校 6年生のみなさん)
 伝えよう感謝、いたわり、奉仕の心 42年続くスズランの贈り物 (岩手県 小国小学校 全児童のみなさん)
 世界遺産の熊野古道を、地域の人々と一緒に補修  (和歌山県 三里中学校 1、2年生の皆さん)
 世界の子供たちが学べるように 書き損じはがきをユネスコに寄贈 (岩手県 千徳小学校 全児童のみなさん)
 真心込めて育てたチューリップを贈り、お年寄りと交流 (東京都 板橋第五中学校 生徒のみなさん)
 貴重な動植物の生息地ヒイゴ池を守ろう 保全協に今年も寄付金贈る 
(岡山県 総社北小学校 6年生の皆さん)
 自分たちで育てたチューリップをお年寄り宅へ 一足早い春を贈る (秋田県 成章中学校 全生徒の皆さん)
 心をひとつに集めてアルミ缶回収 5台目の車いすを市の施設に贈る 
(富山県 生地小学校 全児童のみなさん)
能登半島の西の付け根に位置する石川県羽咋市の市立邑知中学校では、「らしくあれ」を校訓としている。その同校の“らしさ”を示す一つが、生徒会を主体とする多彩な環境保護活動だろう。
スタートしたのは約20年前。当時の生徒会が始めた学校周辺の清掃活動や空き缶回収活動は、今や同校生徒の伝統となっている。
毎年7月と9月に実施する「奉仕活動・資源回収活動」では、今や全校生徒だけでなく、教職員や保護者も協力。軽トラックなども利用して地域を回り、古新聞や雑誌、空き缶などの廃品を回収している。地域の住民もこの日のために新聞や空き缶などを取っておいてくれる人も多く、毎年300トン近い回収量になるという。
また、同校では2002年度より「エコスクール大作戦」と銘打った省エネ・省資源の推進を、全校挙げて取り組んでいる。生徒会が啓発ポスターを制作し、2007年度は前年度より水道使用量5トン減、電気使用量50kw/h減を目標としている。
生徒会の各委員会も、環境保護活動に関する独自の目標を掲げている。アルミ缶回収に取り組む体育委員会、プリントの回収ボックスを設置した整備委員会の他、給食委員会では食べ残し防止を全生徒に呼びかけている。
これらの環境保護活動に並行して、同校の生徒は校庭内で約4000株の花々を育成する「潤い花壇」づくりを推進。その美しさは、地域でも評判となっている。
生徒会を中心とする一連の活動は、さまざまな分野から高く評価されており、2006年10月には「北國あすなろ善行賞」(主催:北國新聞社)を、そして今年7月には、優れた環境教育活動を実践する個人や団体に贈られる「第14回コカ・コーラ環境教育賞」(主催:コカ・コーラ環境教育財団、後援:読売新聞社協力、環境省)の「主催者賞」を受賞している。
生徒会の役員は、これらの受賞を励みとして「これからも地域に貢献できるような活動をしていきたい」と力を込める。
「希望・感動・感謝・個が輝く学校」をめざす邑知中学校。先輩たちが築いてきた奉仕の伝統を受け継ぎ、一人年5回以上のボランティア参加を目標に、自分たちで出来る貢献活動に取り組んでいく考えだ。
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石狩川の豊かな流れ、2051haの広さを誇る道立野幌森林公園…水と緑のまち江別市に、来年開校110周年を迎える市立豊幌小学校がある。同校の児童は、「新エネルギー教室」(主催:経済産業省北海道経済産業局他)の受講や「豊幌の農業を知ろう」などの授業を通して、エネルギーや環境問題、エコロジーへの関心を高めている。
昨年秋には、当時の6年生40人が、江別市が実施している「エコチャレンジノート(江別市環境家計簿ジュニア)」を使って、地球温暖化について学習し、児童それぞれの家庭で使用する電気の省エネに挑戦した。
まず、家庭での普段の電気使用量を1週間かけて調査、続いて、電気製品の使い方を工夫するなど、省エネを考えた実践を1週間行って、電気使用量の差を比べ、二酸化炭素の排出量を換算した。その結果、40人の全家庭合わせて“マイナス370kg”という成果を挙げた。
また児童は、海面上昇や砂漠化、異常気象など、地球温暖化の影響と思われる現象が、予想以上に進んでいることを学習し、自分たちに出来ることはないかと考えた。そこで、それぞれの家庭で実践した省エネ対策も踏まえて、一人ひとり「地球温暖化防止」を訴える「エコ新聞」を制作した。
エコ新聞には、“冷蔵庫の開け閉めの回数を減らす”“テレビやパソコンは付けっぱなしにせず、使わないときは電源を切る”“食器洗い機はまとめ洗いをする”“人のいない部屋の照明は消す”…など、児童が実践したアイデアを盛り込んだり、「地球の未来を守るんだ!」などの大見出しで、温暖化の危険性を訴えている。
そして今年の6月には、「ストップ温暖化 小学生エコ新聞展」(5日〜8日・江別市本庁舎ロビー)、「えべつ環境広場2007」(16日・17日・野幌公民館)で、6年生40人(現在は中学1年生)の全作品が展示された。会場に訪れた市民は、「あなたは地球の異変に気付いていますか?」、「レッツ!エコ」と、エネルギーの節約によるCO2削減の実行を呼びかける子供たちの新聞を見つめ、エコロジーの大切さを改めて実感していた。
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yoki_kou_image0130万本以上の白樺が茂る平庭高原や、本州最北の巨大鍾乳洞・内間木洞(総延長6350m)などで知られる久慈市山形町。この自然環境に恵まれた地に、市立小国小学校がある。
児童数5人の小さな学校だが、子供たちは全員力を合わせて地域に貢献する活動を行っている。
そうした活動の中で、40年以上も続く貢献活動がある。児童が市内の病院や福祉施設などを巡って、患者さんなどにスズランを贈る「スズラン訪問」だ。
42回目となる今年は、5月31日に実施した。当日は、朝5時ごろから学区内の群生地で教職員と地域住民らスズランのつみ取り作業を行い、児童が手分けして約3000の花束にした後、国保山形診療所、特別養護老人ホーム、久慈市役所など市内の施設16カ所を訪問。老人ホームやデイサービスセンターなどでは、この日を楽しみにしている人も多く、各施設内には、スズランのほのかな香りが流れた。
中でも県立久慈病院(同市旭町)・愛山荘(特別養護老人ホーム)では、児童は、小国地区芸能保存会のメンバーの演奏に合わせ大黒舞と三番叟(さんばそう)を披露。息の合った踊りに盛んな拍手が送られた。5人の児童は、踊りの衣装のままメッセージ付きのスズランの花束を、患者一人ひとりに「早く良くなってください」などと声をかけながら手渡した。
「スズラン訪問」は、1964年に始まった。その後、1969年の小国大火の際には、多くの人々から義援金や文具などの支援物資が贈られた。「みなさんの善意に、感謝の気持ちを表したい」との想いが後輩へと受け継がれ、今も続く恒例行事となった。
児童は「早く病気を治して長生きしてほしいと願いながらスズランの花束を手渡した」「たくさんの人に、“ありがとう”と言われてうれしかった」「踊りの練習は大変だけど、みんなに喜んでほしかったから頑張りました」と満足そうな笑顔で話していた。
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1873年創立の一関市立厳美小学校の児童は、自分たちが生まれ育ってきた風土や環境を守り、後世に伝える活動を様々な形で実施している。
国指定の名勝および天然記念物の厳美渓畔清掃など、学校内外の環境美化活動においては、その真摯な取り組みが認められ、岩手県知事賞など数多くの賞を受賞している。
昨年度の環境保護活動においても、当時の4年生(現5年生)23人が、総合的な学習の時間で同校近くを流れる疎水「照井堰用水」(延長66キロ)の歴史や役割などを学び、そのまとめとして、照井堰への不法なごみ投棄の防止ときれいな用水の維持を訴えるポスターを描いた。
そして今年、そのポスターの中から24枚を選び、照井堰土地改良区・水土里(みどり)ネットてるいの職員が、4枚の絵を1枚の看板(縦58センチ、横86センチ)にして、計6枚の看板を製作した。
5月2日、これらのポスター看板を、厳美地区の各所に設置するためのセレモニーが、厳美小の体育館で開かれた。セレモニーには5年生の他、4年生や水土里ネットてるいの関係者が出席。5年生が看板を1枚1枚披露した。
水土里ネットてるいの理事から、「地域住民や観光客などの意識啓発につながる素晴らしいポスターを作っていただきありがとう」と、5年生に感謝の言葉を述べ、記念品を贈呈した。それに応えて5年生の代表が、「ポスターが看板として設置され、照井堰への不法なごみ捨てがなくなることに役立つと思うと、たいへんうれしい。私たちもみなさんと共に、地域の大切な用水路を守っていきます」と決意を表明した。
児童が学んだ「照井堰」は、約800年ほど前の平安時代、東北鎮守府将軍藤原秀衡の家臣照井太郎高春が、平泉を中心とするこの地域に用水路を掘削。水不足で苦しんでいた下流の水田を美田にしたことにより、その姓を取って「照井堰用水」と名付けられた。わが国最古の疎水とも言われ、現在も農業用水としてだけでなく、地域の大切な生活用水として利用されている他、生態系保存の役割も担っている。藤原三代が築いた奥州平泉文化を語り継ぐ貴重な文化遺産であり、農水省の「疎水百選」にも選ばれている。
ポスターを描いた5年生は「昔の人たちの苦労を考えながら色やデザインを決めるのが大変だった。きれいに仕上がったのでとても満足」と話し、「800年以上にわたって続けられてきた「照井堰」の水や環境を守る活動を自分たちも受け継ぎ、未来の人々に託せるよう頑張りたい」と力強く語ってくれた。
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和歌山県 三里中学校 1、2年生の皆さん
yoki_kou_image01田辺市本宮町の市立三里中学校の生徒は、同校のふるさと教育を通して、地域に学び、地域を愛し、地域に誇りをもつ心の醸成につとめている。中でも、2004年7月に「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録されてからは、熊野古道をはじめ、旧本宮町の素晴らしい財産である歴史・文化・自然などに触れたり、地域の様々な活動に参加することで、より一層“我がふるさと・本宮”への愛着を強めている。
今年の3月16日には、1、2年生(現2、3年生)27人が、地元の大切な文化財である熊野古道を守ろうと、市の本宮行政局員や語り部・こだま塾・共育会など地元の人々と一緒に保全活動を行った。
熊野古道は、京都・大阪や伊勢から熊野三山(熊野本宮神社、熊野速玉神社、熊野那智大社)に詣でるための道のことで、熊野街道ともいう。
同校の生徒が保全活動に参加するのは約2年ぶりのことで、今回が2度目。この日実施した保全活動は、熊野本宮神社に至る参詣道の中の三軒茶屋跡から伏拝王子(ふしおがみおうじ)の約1キロの区間で、三軒茶屋跡の林道脇に2トントラック1台分の土を用意。27人の生徒は、市の職員や地元の人々のサポートを受けながら、人の往来や雨水で表土が削れてできたへこみや段差に土を入れ、しっかりと踏み固めて補修した。
約2時間の作業だったが、生徒らは土を入れたビニール袋を手に持ち、何往復も歩いて補修箇所に運ぶなど懸命になって取り組んだ。
参加した生徒は「熊野古道の保全活動は、この地域の学校の生徒だからこそできたこと。今後も機会があれば参加したい」。「作業中、通り掛かった人たちから『ありがとう、頑張ってね』と声を掛けてもらえてうれしかった」と話し、自分たちが育った地域の世界遺産を守る活動にやりがいを感じた様子。
また同校の教諭は、「生徒は総合学習で熊野古道について学んだことをこの作業を通して体感できたはず。また、地域と共に生きてきた方々と一緒に作業することで、「ふるさと」を大切に思う気持ちも伝わったことと思う」と話す。そして、イキイキと補修活動に励む生徒を見守りながら、“ふるさとを愛する心”を育む「ふるさと教育」に、確かな手応えを見出していた。
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本州最東端の町、岩手県宮古市の市立千徳小学校は、長年ボランティア教育に力を入れている。児童もクラブ活動で手話を学んだりするなど、福祉の精神に富んだ子供たちばかり。昨年度も、宮古ユネスコ協会の「世界寺子屋運動」協力への呼び掛けに、児童会を中心にすぐに参加を表明した。
具体的な活動は、書き損じはがきや使用済みカードの回収。子供たちの熱心さに家族や教職員も協力し、書き損じはがき216枚、使用済みパスカードとテレホンカード計80枚を集めることができた。
3月14日、全児童を代表して6年生(現中学1年生)と5年生(現6年生)、ふたりの児童が宮古ユネスコ協会を訪問し、同協会の代表に書き損じはがきや使用済みカードを寄贈した。
家族の働き手として、また近くに学校がないなどの理由で学校に通えない児童(6〜11歳)は、世界に1億人400万人(ユネスコ推計:05年7月現在)もいるという。ユネスコの「世界寺子屋運動」は、そんな子供たちに学びの場(寺子屋)を提供し、読み書きや算数を学べるよう、教育の機会を支援する国際協力活動のこと。
贈呈式では、出席した児童から「世界の子供たちのために役立ててください」と、約300枚のはがきとカードを手渡された宮古ユネスコ協会の代表は、「ありがとう。世界の子供たちが読み書きを学び、安全でより良い生活を目指すための教育活動に使わせてもらいます」と述べ、同校児童に感謝状を贈った。
はがきはユネスコ協会でとりまとめて換金(官製の50円の書き損じはがきは45円の募金になる)され、寺子屋に通う子供たちの教材や備品の購入費などに使われる。
宮古ユネスコ協会は、同運動学校キャンペーンを毎年実施。2006年度はこれまでに、千徳小のほか鍬ケ崎小、津軽石中など宮古市内の多くの小中学校が協力しており、千徳小学校の児童会では、今後もこの活動を続けていく考えという。
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東京都 板橋第五中学校 生徒のみなさん
「誠実」を校訓とする板橋区立板橋第五中学校の生徒は、心の触れ合いを大切にした地域との交流を、生徒会を中心に主体性をもって取り組んでいる。昨年10月、板橋区のガムポイ捨てキャンペーンには、十数人の生徒が参加。「町をきれいにするのは気持ちいい」と話している。
こうした地域貢献活動の中で、今年で22年間も続いている交流活動がある。学校近くの特別養護老人ホーム・北東京寿栄園を訪ね、生徒が育てたチューリップの鉢植えをお年寄りに贈り、交流する福祉ボランティアだ。
今年は、4月9日に実施された。この日、入学式を終えたばかりの1年生を含む約70人が参加。出迎えた車いすのお年寄り約20人に、赤や黄色のチューリップの鉢を手渡した。生徒の心のこもった贈り物に「今年もよく来てくれたね、ありがとう」と涙を流して喜ぶお年寄りもおり、生徒は笑顔で声をかけていた。
続いて生徒は、車いすを押してお年寄りといっしょに同園の園庭を散策。ここには、昨秋、生徒が球根を植えたチューリップ畑があり、満開で色とりどりの花の波を満喫した。
鉢植えのチューリップの栽培は、生徒会の役員らが担当。今年度は土の配合や水やりの間隔を学習した甲斐があって、生徒会役員は「昨年は咲かなかった鉢もあったが、今年はよく咲いた。お年寄りも喜んでくれてうれしい」と話し、何事も「誠実」に取り組むことの大切さを学んだようだ。
チューリップを通じた同校と北東京寿栄園の交流は、同園ができた1985年から続いており、これだけ長く継続できたのは、地域ボランティアの方々の支援があったからこそという。生徒は「これからも、地域の方々の支えを力に、先輩たちが築いてきたよき伝統を、しっかり受け継いでいきたい」と話していた。
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yoki_kou_image01画聖・雪舟の生誕地として知られる岡山県総社市の市立総社北小学校の6年生は、貴重な湿性植物のトキソウ(環境省のレッドデータブックで「絶滅危惧2類」に指定)やハッチョウトンボ(岡山県のレッドデータブックで「留意種」に指定)などの昆虫が生息するヒイゴ池湿地(同市福井)保護運動に参加し、多彩な活動を行っている。
きっかけは2003年、当時の6年生がヒイゴ池湿地について調べている中で、前年の雨不足でヒイゴ池が渇水に見舞われ、貴重な動植物が絶滅の危機にあることを知った。中でも世界最小種といわれるハッチョウトンボ(体長10〜15ミリ)は、毎年5〜8月までに数百匹が確認されるが、03年は02年の渇水でヤゴが十分成育できず、5月末の市の調査で数十匹程度しか確認できなかった。
そこで、湿地の水不足対策のため市や市民団体が井戸を掘ることになったものの、多額の資金が必要になることから、同小の6年生が立ち上がり、資金集めに協力することになった。
児童は、まず自分たちで何ができるかを話し合い、ゴミ拾いや募金活動、アルミ缶回収や学内バザーを開いてヒイゴ池保全のための資金を集めることにした。「ヒイゴ池湿地レスキューショップ」と銘打ったバザーでは、家からもってきた不要品や理科の授業で栽培したダイコン、さらに自分たちで育てたパンジーやポトスなどの苗などを販売し、アルミ缶回収の収益金や募金活動の義援金をあわせた4万2000円余を、湿地の保全につとめる「北の吉備路保全協会」に寄付。井戸掘削工事費用に充てられた。
その後同校では、6年生がヒイゴ池湿地保全のための活動を受け継ぎ、毎年寄付金を贈ってきた。昨年度の6年生(26人)も、地域住民の協力を得てアルミ缶を回収したり、昨年11月の参観日「いい笑顔の日」に学内バザーを開き、廃油せっけん、米のとぎ汁を利用して育てた野菜を販売するなどして、5万5191円を集めた。
そして3月6日、協力してくれた全校児童を代表して6年生が「北の吉備路保全協会」を訪れ、寄付金として贈呈した。
今回の寄付金の一部は、湿地帯を歩く観察用木道の延長整備や休息用ベンチの設置などに充てられる予定という。
贈呈式に参加した6年生は、「ヒイゴ池湿地にすむ生き物はみんなちっぽけで、か弱いです。でもそんな弱い生き物がすめるのは、素晴らしい自然が残されているということです。だからヒイゴ池湿地をいつまでも残していくことが、私たちの願いです」と、真剣な眼差しで話していた。
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yoki_kou_image01忠犬ハチ公のふるさと、秋田県大館市の市立成章中学校は、生徒が「地域のためにできることを」と、多彩なボランティア活動を長年にわたって取り組んでいる。
平成18年度においても、学校近くにある福祉施設の行事にボランティアスタッフとして参加したり、吹奏楽部と生徒有志が労災病院でニューイヤーコンサート(例年はクリスマスに実施)を開催するなど、地域の人々との交流を深めている。
3月15日には、今年で10年目となる「花ボランティア活動」を実施した。これは、同校生徒全員がチューリップの鉢植えを一人一鉢栽培し、地域の独り暮らしのお年寄りや高齢者宅に、一足早い「春」をプレゼントするというもの。昨年度も12月に球根3個を鉢に植え、生徒一人一人が丹精込めて育ててきた。3月に入って徐々に開花し、見頃を迎えた。
15日の当日は、1、2年生(現2、3年生)62人が、校区内の高齢者宅など122世帯を訪れ、「一足早い春を楽しんでください」とチューリップの鉢植えを届けた。「花が大好きで、毎年、生徒からの贈り物を楽しみに待っている。大切に育てます」と感謝するお年寄りに、生徒は「喜んでもらえてうれしい」と笑顔で話していた。
続いて3月19日には、生徒会の代表が地域の福祉施設、道目木更生園と軽井沢福祉園を訪問。プルタブ回収やアルミ缶回収運動の収益金で購入した光触媒胡蝶蘭を贈呈した。
先輩から後輩へと受け継がれてきたこれらのボランティア活動を通して、同校の生徒は、地域の人々とふれあい、思いやりの心を育くんでいる。これも、「進んで学び、生き生きと活動する、心豊かな生徒の育成」を目標とする同校の教育成果といえるだろう。
下写真1下写真2下写真3
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全国名水百選に選ばれた清水(しょうず(=湧水))の町、黒部市生地に市立生地小学校がある。明治5年に建学された同校では、「かんがえる子」「はげましあう子」「ねばりづよい子」の育成を目標としており、児童もその期待に応え、しっかりと実践しカタチにしている。
その一つが、児童全員で取り組むアルミ缶回収活動だ。
2002年度に児童会や整備委員会の呼び掛けでスタート。アルミ缶回収の収益金で、毎年、市内の福祉施設等に車いすを贈り続けている。
06年度も、児童全員が「心をひとつに集めて」の建学の精神を発揮。月2回、各家庭からアルミ缶を持ち寄って約290キロを回収。車いす1台を購入し、3月6日に市のコミュニティセンターに寄贈した。これで、市の施設にプレゼントした車いすは5台となった。
センターへは03年度に1台寄贈しており、今回で2台目。6日の贈呈式には、教員に引率された児童4人が同センターを訪問。整美委員会の役員を務める児童が、「センターを利用するお年寄りや体の不自由な方々に役立ててください」とあいさつし、生地自治振興会の代表者に車いすを渡した。
生地小学校全児童の善意の結晶である車いすを贈られた振興会の代表は、「大変にありがたい。大切に使わせていただきます」と感謝していた。
同校には、「しょうず」を利用したビオトープがあり、生地の湿地帯に生育する植物や昔から生地に棲むトミヨやメダカなどを、子どもたちが大切に育てている。町や学校の「しょうず」や地域との交流を通して、生地や黒部市の文化や環境の大切さを学んできた子どもたちにとって、アルミ缶回収で車いすを福祉施設に贈る活動は、生まれるべくして生まれた地域貢献活動だった。児童会では、今後も交流や学びを通して、地域の文化を守る環境問題等の意識向上に努めながら、アルミ缶回収による車いす贈呈活動を、児童の伝統として受け継いでいく考えだ。
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