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善き事をした小学生・中学生達
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善きことをした小学生・中学生達
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 利尻の思い出に、と寄港の旅行客にカードをプレゼント 
(北海道 仙法志(せんほうし)中学校 全生徒のみなさん)
 使用済みインクカートリッジ3500個を集め、福祉協会に車いす贈る 
(福岡県 明治学園小学校 プルタブ委員会のみなさん)
 岩手・宮城の地震被災者へ アルミ缶回収し、義援金に (岩手県 岩谷堂小学校 児童会のみなさん)
 四川大地震被災者の力になろうと募金を呼び掛け  (島根県 浜山中学校 ミコ・スマイルのみなさん)
 ポニーと一緒に交通安全 地域の子どもたちにアピール (兵庫県 五色中学校 5人の2年生)
 きれいな街づくりへポイ捨て禁止条例を応援しようと、ごみ拾い (埼玉県 芦原小学校 全児童のみなさん)
 「ゴミを捨てないで」と、ポイ捨て禁止看板を市に寄贈 (宮城県 石巻中学校 4人の3年生)
 原爆ホームで清掃ボランティア 入所者と交流を楽しむ (長崎県 長崎南山中学校 サッカー部のみなさん)
北海道 仙法志(せんほうし)中学校 全生徒のみなさん
yoki_kou_image01北海道の北端、稚内市から西方約53kmの日本海に浮かぶ利尻島の西南端に位置する利尻町。島の中央にそびえ立つ秀峰利尻富士を望むこの町に、町立仙法志中学校がある。
今年6月11日、同校生徒は、沓形港に寄港した外国船「クリッパーオデッセイ」の旅行客に、毛筆で書いた手作りの「遊書」カードや特産品の海藻押し葉などをプレゼントして、歓迎した。
利尻町には、1989年に「オセアニアグレイス(現クリッパーオデッセイ)」が寄港して以来、クルーズ船が相次いで寄港するようになった。同町では、日本人観光客の客船が寄港するごとにセレモニーやイベントを開催して乗船客を歓迎しており、旅行客からも喜ばれている。
今年度のクルーズ船寄港第一船となったのは、客船の利尻来港のきっかけをつくったクリッパーオデッセイ。利尻町では、外国船籍の乗客に対して初めてとなる歓迎セレモニーを開催することになった。
そして、そのおもてなしを任されたのが、同町立仙法志中学校の全生徒18人のみなさん。昨年9月に来港した日本丸の乗客に、同校生徒が、自分たちでパッケージングし、オリジナルのラベルを貼った利尻昆布の贈り物が大変好評だったことから、再オファーがあったもの。しかし、同校の生徒にとっても、外国船の乗客をお迎えするのは初めてのことであり、寄港の1週間ほど前から“利尻の良き思い出となるものを”と全員で考え、準備を進めてきた。
生徒が作成したのは、和紙はがきに毛筆で思い思いの字を書き、消しゴムに彫った落款印を押した「遊書」カードと、英語で歓迎メッセージなどを書いたはがきの2枚1組。それに「海藻押し葉」のしおりを加えたプレゼントセット。
当日は、沓形港に着岸後、観光バスで島内観光を楽しみ、岸壁に戻ったアメリカ人など85名の乗船客を、同校の1、2年生12人が出迎え、手づくりしたプレゼントセットを手渡した。英語で自己紹介やプレゼントの説明を行った生徒に、乗客からは日本語で感謝の言葉が述べられると、みんな笑顔に。その後一緒に記念撮影をしたりするなど、終始和やかな雰囲気の中で、心と心が通い合う交流の時間が流れた。
歓迎セレモニーに参加した生徒は「とても喜んでくれてうれしかった」と感激した様子で、今後も利尻町を世界の人々へ広くPRする貢献活動に取り組みたいと話す。そして「英語の練習は大変だったけど、いざ本番となったらスムーズに話せた」「外国語をもっと勉強し、外国の人と普通に話してみたくなった」と、さらなる意欲を見せていた。
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四国香川県の西部に位置する三豊市。かつて藤原宮造営に使われた瓦の生産地(宗吉瓦窯跡)であり、また、国の文化財建造物「下高瀬簡易郵便局」や「日本の夕日百選」選定など、歴史や文化、自然に恵まれたこのまちに、下高瀬小学校がある。
同校は、今年の6月25日、経済産業省や環境省などが家庭や学校での省エネルギー活動のアイデアを募集した「省エネコンテスト」の学校部門で、全児童が取り組むユニークな省エネ活動が、環境省が選定する最高賞「環境大臣賞」に選ばれ、表彰された。
同校児童による省エネ活動がスタートしたのは、2年前。中心となったのは当時の5年生だった。活動のタイトルは「スマートライフを広げよう」で、各学期ごとにテーマを決め、活動の充実を図った。
まず1学期のテーマは「地球温暖化を防ごう」。児童は地球温暖化について調査・学習し、その影響を話し合うことで、省エネが必要であることに気付いた。そして、「節水省」「エアコン省」「照明省」「レジ袋省」などの課題別グループごとに、エネルギーの無駄遣い(もったいないおばけ)について考え、課題に沿った実態調査を実施した。
続いて2学期のテーマは「スマートライフを見つけよう」。グループごとに専門家への取材や実験、見学、家庭や地域へのアンケートなどを通して省エネのこつを発見し、まとめた。
そして3学期は「スマートライフのこつを広げよう」をテーマに、省エネ生活を広めるため、校内、家庭や地域、さらには三豊市の市民に提言するための活動を展開した。
こうした5年生の活動は、全校児童に波及し、児童会によるアルミ缶回収活動をはじめ、電気や水の無駄遣いを無くす、落とし物の量を減らす、などの「もったいないおばけ」退治に、積極的に取り組むようになった。
今年3月には、06年から活動の柱として活躍してきた6年生提案の「下小もったいない憲法」を全校児童で採択。省エネ活動をこれまで以上に積極的に取り組むことを誓った。
今回、同校が「環境大臣賞」を受賞した「省エネコンテスト」は、京都議定書の目標達成などに向けた地球温暖化対策の推進を図ろうと、家庭や学校の省エネ活動促進が狙い。1月から3月末までの間に2週間以上取り組んだ活動が対象で、学校と家庭の2部門で計約1万400件の応募があった。学校部門146校の中から「環境大臣賞」を受賞したという知らせを聞いた児童は大喜び。「これからも自分たちの取り組みに頑張っていこう」と張り切っていた。
また、東京での授賞式に出席した合田校長は「2年間の活動を定着させる上でも、受賞はたいへんありがたく、励みになる。今後も省エネ活動を通して、子どもたちの人や物、自然を大切にする心を育てていきたい」と話す。児童を指導した教員は、「生活の中の“もったいないおばけ”を見つけて、自分たちでできる省エネのこつを実験や実態調査などを通して発見した。そしてその省エネのこつを、校内から家庭、地域へと発信していく過程は、子どもたちの主体的な活動になっていった」と、児童の成長に目を細め、今後も楽しみながら活動を続けてほしいと、期待を込めて話していた。
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福岡県 明治学園小学校 プルタブ委員会のみなさん
イエス・キリストの教えを教育の基本とする明治学園小学校(北九州市戸畑区)の児童は、「互いに愛し合いなさい」の言葉に習い、進んで人々との関わりを求め、隣人愛に満ちた社会奉仕活動に熱心に取り組んでいる。
同校児童は、2002年からプルタブを回収して福祉施設に車いすを贈る活動をスタートさせた。活動の中心となっているのは、「プルタブ委員会」で、3年後の05年に集めたプルタブと交換した初めての車いすを、福祉施設にプレゼントしている。また、この間、使用済みインクカートリッジが車いすと交換できることを知り、04年からその回収も開始した。カートリッジ1個につき6ポイントで、21000ポイント(3500個)貯まると車いすに交換できる。プルタブ委員会の児童は、全校児童の家庭や教職員に協力を呼び掛けるなどして、06年5月に目標を大きく上回る4000個を回収。同年7月に「大地の森ディサービス」(嘉穂郡)に車いす1台を贈呈した。
その後、使用済みインクカートリッジの目標達成までの回収スピードが高まり、今年1月には2台目の車いすを障害者自立支援施設「癒とりの里」(小倉北区片野)に寄贈した。そしてそれからわずか半年後の7月2日、インクカートリッジでは3台目となる車いすを、「北九州市障害福祉ボランティア協会」に届けた。
今回も全児童、教職員の家庭はもちろん、保護者の会社の協力や大量のカートリッジをクルマで運んでくれる人などもおり、そうした方々のおかげで、回収を始めてわずか8カ月で目標の3500個を回収することができた。
贈呈式当日は、「こんなに早く回収できるなんて、ビックリしています」というプルタブ委員会のメンバー9人が、同協会のあるウェルとばたを訪問。委員の代表が「誰かの役に立ててもらえればうれしいです」と車いすを手渡すと、同協会の役員は「大変にありがたい。有効に使わせてもらいます」と感謝の言葉を述べていた。
贈呈式に参加した児童は、同協会の役員の一人が同校の卒業生と知り、「障害者の方にお役に立てるばかりではなく、先輩のお役に立てることができ、何だか2倍うれしくなりました」と笑顔で話していた。
なお、明治学園小学校の児童は、06年からペットボトルのキャップを回収して、“途上国の子どもたちにワクチンを届けよう”という活動にもチャレンジしている。「みんなの力が集まると、スゴイことができる」と、プルタブ委員会のメンバーは、今後もプルタブ、使用済みインクカートリッジ、そしてペットボトルキャップの回収に力を注いでいく考えだ。
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岩手県 岩谷堂小学校 児童会のみなさん
yoki_kou_image01今年で創立135年を迎える奥州市江刺区の市立岩谷堂小学校。同市の館山城趾・武家屋敷の跡地に建つ同校は、緑の木立に囲まれ、市街地・江刺平野を一望する高台にある。この恵まれた教育環境の中で学ぶ同校の児童は、親切で助け合う心を育み、地域貢献活動などに積極的に取り組んでいる。
今年の7月1日には、児童の代表が市役所江刺総合支所を訪問し、岩手・宮城内陸地震の被災者救援支援として、アルミ缶回収で得た義援金約3万5000円を市教育委員会の代表に手渡した。
同校児童は、以前から児童会の環境委員会を中心にアルミ缶回収活動を実施し、福祉施設に歩行器などを贈ったり、赤い羽根共同募金に充てたりしている。
この6月は、14日に起きた岩手・宮城内陸地震の被災者支援を目的に回収作業を行った。
当初は16日から1週間の予定だったが、“同じ奥州市内の小学校の仲間を救おう!被災者に役立ちたい!”という児童の声が高まり、回収活動期間をさらに1週間延長した。27日までの約2週間にわたる回収活動は、児童会の企画委員会と環境委員会の5年生と6年生が主体となって実施した。
子どもたちは毎朝、自宅から持ち寄ると共に、近隣の民家などに立ち寄り、「地震被災者のために協力を」と呼び掛け、アルミ缶回収に努めた。地域の人々も、児童の熱心さに快く協力し、活動最終日の27日には合計で390kgのアルミ缶を回収することができた。これに5月に集めた約90kgなどを合わせて、換金額は3万4770円にもなった。
児童会の委員は、「地域の人たちに声をかけて、こんなにたくさん集めることができた」「みんなで協力することの大切さがわかった」と感激した様子で話し、「被害を受けた多くの人たちが、一日でも早く元気になってほしい。そのための助けになれば」と願っていた。
子どもたちの活動を見守っていた同校の教諭は、「普段の募金活動とは違い、地震被災者のために協力しようという気持ちを、地域の人々にしっかり伝える活動ができた」と話し、自ら進んで実行し、粘り強くやり遂げた児童のがんばりを称えていた。
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島根県 浜山中学校 ミコ・スマイルのみなさん
出雲市立浜山中学校のボランティアグループ「ミコ・スマイル」のメンバー20人が、5月31日、およそ2週間前に起きた中国・四川大地震の被災者を支援しようと、出雲市内のスーパー前で募金活動を行った。
「ミコ・スマイル」のメンバーは、入学して以来、総合的な学習の時間で、「命」をテーマに取り組んできた。1年生の時は、産婦人科医、がん患者、消防士や救急救命士、葬祭センターの職員など、命と向き合う人々を、2年生の時は、修学旅行先の神戸で、阪神・淡路大震災の被災者や支援活動を行った人々を取材し、新聞にまとめた。この取り組みの中で、被災者の悲しみと勇気、そして何よりも「命」の大切さを学んだ生徒が中心となり、今年の2月にボランティアグループ「ミコ・スマイル」を結成した。
四川省を襲った大地震の被災者への募金活動は、メンバーが自発的に考え、実施したもの。
当日、20人の生徒らは、スーパーの前に立ち、手づくりの募金箱とポスターを掲げて買い物客や通行人に「よろしくお願いします」と、大きな声で募金を呼びかけた。
観光客や多くの市民が、生徒に「頑張ってね」「ご苦労様」などと声をかけながら、募金箱に義援金を寄付。生徒はそのお礼に、感謝の言葉が書かれたカードを手渡した。
ミコ・スマイルのメンバーは、「中国・四川省の人々は大変な状況。私たちの力が少しでも届いてくれれば」と話し、まちの復興と被災者に一日でも早く笑顔が戻ることを願っていた。
募金活動は6月1日にも行われた。市民から寄せられた義援金は、日本赤十字社島根県支部に寄付され、四川省の被災者のために使われることになっている。
なお、今回の募金活動には、被災した漢中市(出雲市の姉妹都市)出身の研修生15人が参加した。メンバーが出雲市在住の中国人労働者に呼びかけたもので、研修生たちは生徒と一緒に道行く人々に募金への協力を訴えていた。
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兵庫県 五色中学校 5人の2年生
江戸時代の優れた海運業者として、また当時未開だった北海道の整備事業や国後・択捉などへの新航路開拓などに力を発揮した高田屋嘉兵衛の生誕(1769年)の地として知られる兵庫県洲本市五色町。五色浜など豊かな自然と歴史・文化に富んだこの町に市立五色中学校がある。
同校生徒は、晩年、地元貢献に尽力した高田屋嘉兵衛と同様、ボランティア活動など地域に役立つ活動を積極的に進めている。
今年の5月27日には、5人の2年生が、障害者乗馬に取り組んでいるNPO法人「五色ホースクラブ」(五色町)で飼育されているポニー「茶々丸」と一緒に町内の通学路に立ち、地元の市立鮎原小児童らに交通安全を呼びかけた。
これは、前日の26日から始まった社会体験活動「トライやる・ウイーク」の一環として実施。「五色ホースクラブ」で職業体験を行っている5人の生徒は、いつも鮎原地区の安全を守ってくれている警察官のお手伝いをしようと、午前7時30分過ぎから茶々丸と交差点付近に整列。「マナーが光る洲本の道」のたすきをつけ、集団登校する児童に「おはよう」と声をかけたり、「道の右側を歩こう」と誘導するなど、頑張っていた。
児童や道行く人々は「なんでポニーが」と興味を持った様子で、生徒の呼び掛けに、きちんと交通マナーを守っていた。生徒は「茶々丸がみんなの興味をひいてくれ、気をつけて交差点を渡ってくれた」と話していた。
「五色ホースクラブ」での「トライやる・ウイーク」に参加した5人の2年生は、約1週間、馬の世話や馬場の整備を行った。加えて、今回のポニーと一緒の交通安全活動の他、障害児訓練施設に訪問して乗馬セラピーの手伝いや、ファームセラピーに来場した保育園児の乗馬体験の世話などを体験した。
障害児の乗馬の際には、危険がないよう手を差し伸べたり、園児には身体を支えてあげるなど、その優しい心配りに、障害児や園児たちから「ありがとう」と感謝されていた。
5人の生徒は、馬との触れ合いやボランティア活動などで仲間と協力し、精一杯頑張ったことで、「命」の大切さや「生きる」こと、自分たちのまちを愛することなどについて、多くのことを学んだようだった。
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yoki_kou_image01江戸時代、徳川将軍家の御鷹場として栄えた埼玉県戸田市に、2005年創立の市立芦原小学校がある。まちのランドマークとして地域住民の評価も高い同校校舎は、「2005年彩の国景観賞」を受賞している。
この景観に優れた校舎で学ぶ児童は、きれいな街づくりへの関心も高く、今年の5月27日には、児童全員で学校周辺のごみ拾い活動を行った。
今回の清掃活動は、6月1日から施行された戸田市の「ポイ捨て禁止条例」を“みんなで応援しよう”と実施されたもので、全児童(約470人)と教職員の他、保護者20人が参加した。
当日朝、校庭に集合した児童はみな両手に軍手をはめ、環境クリーン室から分けてもらったごみ袋を手にした後、学年ごとに割り当てられた地域へ出発。入学したばかりの1年生は学校周辺、3年生は校庭を出て北へ埼京線沿いに北戸田駅方面への道筋、6年生は同駅周辺など、各学年とも担当地域のごみ拾いを一所懸命行った。
約20分間の活動だったが、児童は、道端や草むらなどに捨てられた空き缶やペットボトル、タバコの吸い殻や紙くずなどを見つけては拾い集めていった。今回の清掃活動では、ビニール傘のごみが目立ったという
北戸田駅周辺のごみ拾いを行った6年生は、「タバコの吸い殻や中身の残ったジュースなど、危険なものがいっぱい落ちていた。捨てている人は環境のことを考えていないと思った」と話し、心ない人々の行為を悲しんでいた。
児童と一緒にごみ拾いを行った教員は、「子どもたちが一市民として参画することで、きれいな街づくり、学校づくりをめざすきっかけになれば」と話し、「ごみを拾うことで、ごみを捨てない人間になってほしい」と願っていた。
同校は、県教育委員会の「元気な学校をつくる地域連携推進事業」の指定校であり、保護者や地域住民の代表が学校運営に参加する「コミュニティスクール」の同県初の文部科学省指定校でもある。また、保護者や地域住民による「学校応援団」が教育活動について、さまざまな支援を行っている。学校・家庭・地域のパートナーシップでつくる地域の学校としての実績を積み重ねつつある同校の児童は、「未来を拓く彩り豊かな子ども」として、普段の学習と共に地域を愛する心をしっかりと育んでいるようだ。
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宮城県 石巻中学校 4人の3年生
石巻市立石巻中学校の3年生4人が、3月21日、石巻市にごみの“ポイ捨て禁止”を呼び掛ける看板二枚を寄贈した。
4人は、総合的な学習の時間の研究テーマに、環境問題を選択し、地域の環境を守る必要性を強く感じた。しかし、市内の公園でごみ拾いに取り組んだ時、ごみを拾っても、またすぐに捨てられているという現実を目の当たりにした4人は、“何とか改善できる方法はないか”と話し合い、考えた。
その結果、看板を掲示し、ポイ捨て禁止を訴えることが効果的ではないかとの結論を出した。そこで4人は看板作成ため、昨年10月に行われた同校文化祭でリサイクル品のバザーを開いた。そこで得た約一万三千円の収益金で、「ゴミ捨てないで」などと書かれたアルミ製の看板二種類を、業者に委託して作成した。
21日、4人は市役所を訪れ、土井喜美夫市長に看板を手渡した。
市長は、「一人でも多くの人に地域をきれいにする気持ちを持ってもらえるよう、活用させていただく」と感謝し、市の環境美化を深く考える4人の生徒を称えた。
生徒は、「バザーに協力してくれた方々の気持ちがこもった看板。まちをきれいにする心が伝わってくれれば」と真剣なまなざしで話していた。なお、同市によると、贈られた看板は学区内の公園など、人が集まる場所に設置されることになっている。
石巻中学校では、生活環境委員会が中心となって、全校生徒が登校途中にごみ拾い活動を行う「クリーンアップ登校」を、定期的に実施し、自分たちの住む地域の環境美化に携わりながら、社会に貢献する心と態度を育んでいる。今回の4人の3年生の活動は、同校の教育成果であると共に、ポイ捨て行為がいかに環境問題をひき起こしているかを、地域全体に知らせるきっかけとなるはずだ。
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長崎県 長崎南山中学校 サッカー部のみなさん
浦上天主堂、平和公園をのぞむ緑豊かな地に建つ長崎南山中学校(長崎市上野町)。同校は「人間の尊厳のために」の教育目標のもと、生徒は、思いやりの心と向学の心を育み、義務・責任を果たすことのできる人間になれるよう日々努力を積み重ねている。成果は着実に現れており、その一つが奉仕活動を通じた地域社会への貢献活動だ。
今年4月3日には、同校サッカー部の部員が被爆者350人が入所する恵の丘長崎原爆ホーム(同市三ツ山町)を訪れ、清掃活動および入所者との交流会を行った。
“奉仕活動を通じて、地域社会に貢献”は、同校の教育の柱の一つであり、今回の活動も、ボランティア精神や高齢者を大切にする気持ちを養おうと、サッカー部が企画し、実施したもの。
当日は、新入生を含む25人が参加。恵の丘長崎原爆ホームの職員や入所者に挨拶をした後、部員は、二グループに分かれて清掃活動をスタート。ほうきを手にした部員は、施設周辺の路上の落ち葉をかき集め、道路はすっきりきれいに。さらに庭の草むしりなどに汗を流した。
道路清掃を担当した生徒は「きれいになった道を、入所者のみなさんに気持ち良く使ってほしい」と笑顔で話していた。
清掃後は、入所した被爆者との交流会を開催。入所者のお年寄りは、孫のような中学生とのおしゃべりを楽しみ、「今日はありがとう、またおいで」と声を掛けていた。
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大阪市城東区今福西に誕生して約30年、今やすっかり地域に根付いた市立鯰江中学校。緑の木々や四季の草花があふれる静かで落ち着いた環境の中で、生徒は、勉学や部活動などに熱心に取り組んでいる。特に最近では、地域貢献など、生徒が主体となって活動する取り組みが増えつつあるという。
今年3月には、3人の3年生が、集めた空き缶など約800キロを車いすと交換し、城東区社会福祉協議会「在宅サービスセンターゆうゆう」に寄贈した。
3人の生徒が、空き缶を回収して車いすを贈ろうと考えたのは、1人の生徒が2年生の時に、職場体験学習で「在宅サービスセンターゆうゆう」に赴き、在宅サービスの仕事の大変さを身をもって学んだことから。
「何か役立つことをしたい」。それが車いすの寄贈だった。早速2人の友人と共に昨年秋から空き缶回収活動を始めた。3人の地道な活動は、次第に多くの人の関心を集め、協力を申し出る人も増えていき、同校の全学年に加え、地域住民、校外区の人々にまで、活動の輪は広がっていった。そして遂に、車いす1台と交換できる800キロを回収することができた。
贈呈式には、「在宅サービスセンターゆうゆう」の代表が出席。3人の生徒から車いすを受け取った。代表は「中学生から車いすを贈られるのは初めてのこと。たいへんありがたいことで、大事に有効に使わせていただきます」と笑顔でお礼の言葉を述べた。3人の生徒は「私たちだけではこんなに早く車いすを贈ることはできなかったと思う。協力してくれた学校のみんなや地域の人々への感謝の気持ちでいっぱいです」と、感激の面持ちで話していた。
「強く 心ゆたかに 励みあれ」の校訓のもと、互いに励まし合い、高めあい、豊かな人間性の伸長に努めることを目標とする同校の教育が、生徒の心に見事に花開いた結果といえるだろう。
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