2つで1個ってどういうこと?
お箸は2本で1組、靴も2つで1足、と数えますね。
このように対(つい)になっているものの理解を深めていきましょう。
年長さんぐらいになると、
「みかん1個と栗2個がとりかえられます。
栗4個はみかん何個と取り替えられますか?」
のような数の置換問題が幼児用の学習教材でも出てきます。
大人にとってはあたりまえの考え方ですが、幼児にとっては、今まで1個は1個と数えてきたものを、上の問題で言えば、栗2個なのに、(みかん)1個と考える必要がありますね。
このような考え方は幼児にとって新しいものであり、難しいものなのです。
そこで身近のものの中から、2つで1組とみなすお箸や靴などを利用すれば、数の置換の考え方を身につけていくことができるでしょう。
例えば、洗濯物をたたむとき、靴下の数を数えて、全部で何人分あるのか。他にも、お友達を呼ぶときなど、お友達の数だけお箸を用意させるなどしてみると良いですね。
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