同じものなのに不思議だね。
いろいろな空き瓶や空箱などを用意してください。
上からみると、横からみると、どのように見えるか考えてみましょう。
直方体の空箱ならば、上から見ても、横から見ても、正方形または長方形ですね。
空き瓶などは、上から見ると円、横からみると長方形に見えます。
見る方向によって、みえる形が異なるということにまずは気づいてもらいましょう。
当然のことと思いがちですが、幼児は「自分が見ているものや行動は、他人も同じように見ていて、行動している」と思う年頃です。
例えば、自分が寝る時間になって、他の大人が寝ていなかったら「なんで寝ないの?」と聞いてくることがよくありますね。
図形的なものでも一緒で、自分から見たら正方形に見えているのだから他の人もそのように見えているはずと考えがちですので、いろいろな物を、いろいろな方面から見てみましょう。
円柱や立方体だけでなく、取っ手のついているコップや急須などでも良いでしょう。
上から見たら、左から見たら、右からみたら、後ろからみたらそれぞれ異なる形や模様が見えますね。
それぞれ絵に描いてもらうと違いがはっきりとして良いでしょう。
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