経営コンサルタント | お仕事図鑑250 - 日本の学校 | 色んなお仕事を紹介
お仕事図鑑250
監修/元全国小学校社会科研究会会長 羽豆成二

企業・経営


経営コンサルタントの仕事
 経営コンサルタントとは、企業(きぎょう)の経営者の相談に応じて、その会社の経営状態を細かく調べたり、その会社がかかえている問題点を改善(かいぜん)するためのアドバイスをしたりする仕事です。世の中にはたくさんの会社がありますが、どんな会社でも、どこかに問題点をかかえています。例えば、どうしても売り上げが思うようにのびないとか、ライバル会社に差をつけられているけれども、その原因がよくわからないとか、新入社員の教育がうまくいかず、若い社員がすぐにやめてしまう、というような問題です。そうした問題を解決するために、企業の経営者は、経営コンサルタントにアドバイスを求めるのです。なぜなら、冷静で客観的な判断ができる第三者のほうが、その会社がかかえている問題の原因がよくわかる場合が多く、そうした第三者からの、ほんのちょっとしたアイデアやアドバイスで、会社の業績がめざましく改善することも決してめずらしくないからです。

経営コンサルタントにインタビュー
 経営コンサルタントとして一人前になるためには、ある程度の経験が必要です。経験不足な人間が、経験豊富な経営者に向かってアドバイスをしても、説得力がありませんからね。ましてや、優秀な経営コンサルタントとして、経営者に的確なアドバイスができるようになるまでには、数多くの企業の成功例や失敗例を実際に見て、経験も知識も積み重ねておかなければなりません。
 ですから、まずは社会人としての経験を経て、そのうえで、もし経営コンサルタントを目ざすのなら、改めてそのための勉強をしたほうがいいと、わたしは思います。わたしの場合も、ある食品会社で6年間働いてから、今の経営コンサルタント会社に就職したのですが、食品会社のときの経験は、今の仕事にもすごく生きています。これから、もっともっと経験を積んで、将来は独立したいと思います。

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