お仕事図鑑250
監修/元全国小学校社会科研究会会長 羽豆成二

建築・不動産


補償業務管理士の仕事
 新しい道路や公園などを造るとき、工事をする場所に土地を持っている人や家を建てて住んでいる人は、土地を明けわたしたり、引っこしをしたりしなければなりません。明けわたす土地の代金や引っこしにかかる費用などをはらうことを補償といい、そのお金は工事を決めた国や市町村がはらいます。補償金額を決めるには、土地を明けわたしたり、引っこしたりする人が負う損失を、いろいろな角度から調べて計算しなければなりません。この補償金額を決める専門家が、補償業務管理士です。仕事の場は補償コンサルタント会社や建築事務所などです。補償業務管理士の資格は、日本補償コンサルタント協会で研修を受けてから検定試験を受ければ取ることができます。
 大規模な工事であればあるほど、補償を受ける人の数が増えることも考えられます。最近は補償の内容が複雑になる傾向(けいこう)があり、補償業務管理士の役割は重要になっています。

補償業務管理士にインタビュー
 補償コンサルタント会社で働いています。補償業務管理士として補償金額を決めることに加えて、土地を明けわたしたり、引っこしたりしなければならない人たちの移転先の手配などもしています。
 公共事業をうまく進めるには、工事する場所の土地をスムーズに確保していかなければなりません。補償金額について納得(なっとく)してもらえなかったり、移転先がなかなか決まらなかったりすると、工事もどんどんおくれてしまうんです。責任を感じますね。
 工事によって受ける影響(えいきょう)は、一軒(いっけん)一軒、ひとりひとりでちがいますから、補償額は複雑な条件をいろいろと考え合わせて計算しなければなりません。実務経験を積みながら勉強していくことが大切ですね。

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