いつまでも帰省先を恋しがる:3歳 | 3才まできょうだい、祖父母とのかかわり方 | 成功する子育てアドバイスQ&A - 学校情報日本の学校

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3才まで 幼稚園の入園前  4.きょうだい、祖父母とのかかわり方
Q 『いつまでも帰省先を恋しがる:3歳』
 3歳の息子の事です。まとまった休みの時に帰省をしています。それぞれ程々に距離があって旅行気分で行ける事と、行けば息子をかわいがってくれるという事もあり、楽しく帰省できています。しかし、自宅から帰って2週間は楽しかった帰省の思い出を引きずっているようで、「ばーばとご飯食べた。今日は食べないの?」と言ったり、「じじと○○行った」と言ったり、かなり恋しがります。距離があり頻繁には会えない分、長期(1週間くらい)滞在だからかもしれません。長居がいけないのだろうかとも思ったりしますが、祖父母も待っていてくれるので一概に減らせばいいという気もしません。楽しかった思い出を持ったまま普段の生活に、どのように切り替えていけばいいでしょうか。
A イラスト「一緒に味わってあげましょう」
 楽しかった思いを抱きながら、「今日も会いたいよ」と好きな人を恋しがるのは、お子さんの情緒が豊かに成長している証拠です。無理に「普段の生活に戻ったのだから、感情も切り替えよう」と考える必要はありません。理屈は成長と共に後で付いてきますので、それよりも今は「心の思い」を大切にしてあげましょう。

 「ばーばとご飯食べた。今日は食べないの?」と聞かれれば、「ばーばのおうち、楽しかったね。一緒にご飯が食べられて、良かったね」と思い出を反芻しつつ、「でもここはばーばのおうちじゃないから、ばーばはいないんだよ。残念だね」と繰り返し教えてあげましょう。そして、帰省先を思い出すたびに「会いたいね」「じーじと○○行ったんだよね。また行こうね」と、次にあえる日を楽しみにしてあげましょう。もしくは「今度は○○に連れてってもらう?」と未来を想像させたり、電話でお話をさせたりするのもいいでしょう。そうして時間や距離の感覚を理解し、待つ事も身に付いてきます。
 お子さんに素敵な思い出を作ってくれている祖父母の存在は、お子さんにとっての財産です。「じーじとばーば、お母さんも大好きだよ。ありがとうだね」とお子さんに笑顔を向けてあげましょう。きっと良い子に育つでしょう。
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