子どもの思うようにやらせてあげたいけれど：２歳 | ３才まで保護者の不安、ストレス

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１ミニッツアドバイス！

5.保護者の不安、ストレス

『子どもの思うようにやらせてあげたいけれど：２歳』
　好奇心旺盛で何でもやりたがりの息子について。自分のことを自発的にやりたがるようになり、果敢に挑戦してくれるのはいいのですが、全てのことでそうなので、私が手を出そう（一緒にしようと声をかけたり、前でさりげなく見本になるように私が動く）とすると非常に嫌がります。幸い勤めには出てないので、つきっきりでやりたいことを思うようにさせてあげて見守ることはできるのですが、「できないー！」と泣いているときでも手を出そうとすると嫌がるので、助けてあげたいのに助けられずもやもやします。危ない！という時には嫌がっても手を出していますが、それ以外であればできないと泣いていても見守るだけでいいものでしょうか。

３才まで　幼稚園の入園前／保護者の不安、ストレス

　今の見守り方で良いと思います。助けてあげたくなった時には、次のような対話をしてみてはどうでしょう。

１，プライドを守ってあげる
　自尊心の強い子などは、思うようにできない自分に腹を立てている事があります。そんな時は頭をなでながら、「頑張ってるね。お母さんキッチンにいるから、用事があったら呼んでね」とその場をそっと離れてみましょう。いったん一人になる事で、子どもなりに策を探し始めます。「再挑戦」を選べば、泣くのを減らして作業に集中するでしょう。ダメだと思えば諦めてお母さんを呼ぶでしょう。その時は、「大丈夫だよ」と少しだけ手を貸し、フィニッシュは本人に決めさせてあげましょう。

２，意識を逸らせる
　やり始めた事を、何が何でも最後までさせる必要はありません。一呼吸入れる事も大切です。やり方としてはたとえば「おやつの時間だわ。プリンがいい？ドーナツがいい？」とおやつを目の前に出してあげると、逃げ道を探していたような時には、渡りに船になります。

３，発展、工夫に導く
　たとえばクレパスで思うように丸が描けなくて泣き出したとします。横でお母さんが「丸？」と独り言を言いながら、折れたクレパスを横にして「あっ、こうすると描きやすいわ」と違う紙に丸を描いてみます。ついでに目や手足を加えて動物の顔にしたりしながら、お母さんが本気で遊んでみましょう。子どもは「こうすると上手く行くんだよ」と親から示されると反射的に拒否したくなりますが、お母さんが勝手に楽しい事をやりはじめると、興味を出します。この遊びをするにはお母さんの柔軟な発想が要りますが、子どもと一緒に知恵比べをしてみるのも楽しいでしょう。