仕切り屋なので嫌われ始めてる：９歳 | ９才までお友達学校とのかかわり方 | 成功する子育てアドバイスＱ＆Ａ

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3.お友達、学校とのかかわり方

『仕切り屋なので嫌われ始めてる：９歳』
　小学３年生の娘がいます。幼稚園の頃から仕切り屋で、物言いも少しきつめでした。ですが、活発に遊ぶため周りにお友達も多く集まってくれていい方向に出ているなと思っていました。小学校に上がっても同様でしたが、学年が上がるにつれ女子のグループがしっかりできはじめ、その中で仕切り屋ではっきり言う娘がみんな煙たくなってきて嫌われ始めました。先日も家で話を聞いていると、移動教室の時に一人だった子を誘って一緒に行ったなどを聞き安心したのもつかの間、その後に「一緒に行こうって自分から言わないとずっと一人だよ」とその子に言ってしまったみたいで、ぎくしゃくしてしまったと。娘はよかれと思っていったと思っていて、その言い方はいけないなど話しましたが、元々の気質なのでまた同じような事を繰り返しかねません。娘が自覚していくにはどうしていけばいいでしょうか。

９才まで　小学校低学年／お友達、学校とのかかわり方

「この時代のこういった経験は大切です」
　はっきりと物が言えるのは、良い事でしょう。しかし言いすぎてお友達を傷つけてしまったり、よそよそしくされたりした時に、子どもはそれなりに「あれ？言い過ぎたかな」と自分を振り返り少しずつ改善していきます。そのうちに、程よい兼ね合いを見つけ、相手の気持も計らいながら、自分を上手く表現できるようになっていきます。
　このくらいの年齢であればわだかまりもあまり強くありませんので、一時的に距離ができてもまたそのうち仲良くなれるでしょう。上手く社会性が身につけられるよう、親子の対話を通して応援してあげましょう。

「具体的な対話」
　まずは、人に対する思いやりを教えていきましょう。たとえば夕食時に、お魚に掛ける醤油を手にした時は、自分が使う前に「どうぞ」と先に人に手渡す。お風呂から出た時は、「お先です」の声をかける等、親子でこまめに実践してみましょう。
　そして、人の話をきちんと聞く事ができるよう、まずはお母さんがお子さんの話をじっくり聞いてあげましょう。途中で遮って「要するに、こういう事ね」と結論を出したり、「だから、嫌われたんでしょ」等答を言ったりせず、「なるほど。どうして○○ちゃんは怒っちゃったのかなぁ」と反復しながら投げかけてあげましょう。
　人の気持ちが汲めるようになれば、元気な性格を活かしながらクラスの人気者になったりリーダーシップを発揮したりしながら、上手く育ってくれるでしょう。