双子の弟への注意の仕方：２歳 | ３才まできょうだい、祖父母とのかかわり方 | 成功する子育てアドバイスＱ＆Ａ

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4.きょうだい、祖父母とのかかわり方

『双子の弟への注意の仕方：２歳』
　もうすぐ２歳１０ヶ月になる双子の男児について相談です。最近になってようやく二人で楽しそうに遊んでいる時間も増えてきて、そんな光景を目にすると心が和みます。しかし、弟の方が兄のおもちゃを取り上げて独り占めしてしまい困っています。また、兄のほうも少し触られたぐらいで泣いてしまう時もあります。
　新しいおもちゃなどは、渡す前に必ず「はんぶんこだよ」と言って渡すのですが、すぐに取り合いになります。最近では私も感情的に怒ってしまう事もあり、自分で嫌になってしまう事もあります。子ども達には「かして」と言ってからだよと注意しています。できる時もあるのですが、「かして」とだけ言ってさっと持っていったりします。また、私が注意して取り上げたりすると、怒って泣きながらおもちゃを投げたり、私や兄を叩いたり、自分の頭を床や壁に打ち付けたりと見ていて切なくなります。やさしく注意したり、大きな声で注意してみたり自分のやっていることが正しいのか自信がありません。こんな風になったのは自分のせいかなとまで考えてしまいます。

３才まで　幼稚園の入園前／きょうだい、祖父母とのかかわり方

　少し肩の力を抜いてみましょう。正しいとか正しくない育児の在り方などというような概念も、意識から外してみましょう。この時期はたいていそんなものです。みんな大変にしていますね。まして双子さんですから、なおのことそうでしょう。それぞれの個性が強く出ているようですが、これも順調に自我が発達している証拠です。「貸してって言ってからだよ」と注意して、聞くときもあるということは、子どもも分かっているのでしょう。しかし欲求の方が勝ってしまうのですね。やり方としてはそれでいいと思いますので、あともう少し頑張ってみて下さい。
＜双子について＞
　双子を持つお母さんからよく聞く話しの一つに「同じようにしてあげたいのに、二人が同じようにならない」という悩みがあります。「公平に」と思うのは親心からですが、全く違った個別の人間なのですから違って当然です。他人からも「双子なのに、性格は全然違うのね」などと「同じで当然」な意識を向けられがちですが、「だって私はこの子達の個性を大切にしていますから」と平然と受け流しましょう。習い事なども「一人にだけ習わせて、一人には何もさせない」というような環境の違いがあってもいいでしょう。服装なども可能な範囲で好みを大切にしてあげましょう。またお手伝いなどは、「一緒に力を合わせて」というのも良いことですが、やりすぎてしまうと今度は「二人一緒でなければ行動できない」という社会性での問題が生じたりもしがちです。それぞれの適性にあった役割を与えてあげましょう。
　二人の個性を大切に育みながら、良い方向に伸ばせてあげられるといいですね。　