寄り道をさせないで帰らすには：１４歳 | １３才から保護者の不安、ストレス | 成功する子育てアドバイスＱ＆Ａ

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5.保護者の不安、ストレス

『寄り道をさせないで帰らすには：１４歳』
　中学２年生の息子がいます。毎日学校からまっすぐ帰ってこないので問いただしたら、一人で街をぶらぶらして寄り道をしてから帰ってきていることが判りました。地元ではなく電車通学で通っているのですが、乗換駅周辺が大きな街なので毎日そこで本屋や家電店、服屋に寄っているようです。「何もないのなら授業が終わったらまっすぐ帰るように」と口やかましくいっているのですが、一向に改める感じがありません。息子をきちんと帰らせるいい方法はないでしょうか。

１３才から　中学校以降／保護者の不安、ストレス

　思春期に入ると心も体も大きく変化してきます。目に映る世界が今までとは違ってきますし、ホルモンの状態も変化します。一部分だけが突出し、部分的に幼さを残し不安定な状態で心と体のバランスを取るのも大変です。そういった未消化なエネルギーがスポーツや芸術といった方向に向けられる子もいますが、大人からみて不可解な行動となって表れ
る子がいます。ただなんとなく夜更かしをして部屋でごそごそしている、ただ何となく町をぶらぶらする等時間を無駄に過ごしているようにしか見えない行動パターンです。しかし彼らの多くは、心の深いところで何かを探しているのです。それは心の拠り所をさぐっているのかも知れませんし、本当の自分を探しているのかも知れません。
　一見無意味に見える行動の中にも、よく見ると必ずその子の指向性が含まれています。息子さんは本屋や電気店に寄り道すると言うことですが、おもにどんな本を手に取っているのでしょうか。電気店では何に興味を出しているのでしょうか。親子の対話の中で、その糸口を掴んでみてはどうでしょう。息子さんを管理するのではなく、関心をもって興味を引き出させてみるのも一つの方法です。そこから親子が理解し合い会話が発展すれば、またきちんとした方向付けやアドバイスができます。たとえば本屋さんで漫画の本を見ていたとします。そこで「なんだ漫画なの」とひとくくりにしてはいけません。漫画のなかにも傾向がありあます。推理物、戦い物、ロマンス等お子さんが何に興味をもっているのかを、まず知りましょう。またお休みの日に電気屋さんに一緒に行ってみるのもいいでしょう。パソコンやＡＶ機器であれば、親子の共通の趣味として深めていくこともできますね。お子さんの心をきちんと理解した上で、「寄り道について」再度話し合ってはどうでしょう。どうして寄り道をしてはいけないのか、についても親子で考えてみるのもいいですね。いい触れ合いができますように。　