第34回全国産業教育フェア栃木大会

定時制だより

定時制だより

創立記念講演会

 本日4/30(火)、本校が今年で創立から122年となることを記念した行事が行われました。給食にも赤飯と柑橘のゼリーが出て、鮮やかな彩りを添えていました。

 式典では、まず校長先生から、本校の沿革を振り返るお話がありました。定時制が設置されたのは「県商」「市商」が合併して現在の体制となる昭和24年のことでした。校長先生からは、時には歴史に心を寄せるとともに、新しい歴史を築いていってほしいとのメッセージがありました。

 次に創立記念講演会として、国立科学博物館にて生物学研究の最前線で活躍なされている吉川夏彦先生をお招きし、「地球の多様性 ~両生類を通じてわかること~」との題でご講演を賜りました。両生類の分類をご専門とする先生は、ハコネサンショウウオの形態が地域ごとに少しずつ違うことに着目し、結果的にそれまで同種とみなされていた種どうしを区別する形で新種を発見なさったそうです。他にも先生が両生類に興味を抱いて研究者になった経緯や、生物を分類するうえでの基本的な考え方、科博の職員としての普段の活動など、興味深いお話の数々を伺うことができました。最後に先生は、好きなものを好きなままでいてほしい、と願っておられました。勇気づけられた生徒も多かったのではないでしょうか。

      

新入生オリエンテーション②

 4/9(火)、2度目となる新入生向けのオリエンテーションを実施しました。新入生は単位制や給食といった定時制ならではの仕組みに関するものや、生徒としての心構えなどについて説明を受けました。また最後の部活動紹介では、各部活動の先輩たちによる熱烈なパフォーマンスやスピーチに期待を膨らませていた様子でした。

   

始業式・対面式・離任式

 4/8(月)、今年度の始業式が行われ、はじめて全校生徒が一堂に集いました。校長先生の式辞では「桜染め」が話題に上り、桜の木が1年かけて樹皮に色素をたくわえていくように、いずれ自分にしか出せない色を出せるように日々を大切に過ごしてほしいとのお話がありました。その後の対面式では、新入生と在校生が向き合って挨拶を交わしました。

 また離任式では、残念ながら昨年度いっぱいで宇商定時制を離れることとなった先生方からお別れの挨拶をいただきました。様々な思い出を共にした先生方からの言葉には特別な実感がこもっており、涙ぐむ生徒もみられました。

      

 

入学式

 本日4/5(金)、令和6年度の入学式が行われました。校庭の桜もほぼ満開となるなか、定時制では19名の新入生が入学しました。新入生たちは緊張の色を浮かべつつも、決意を感じさせる足取りで式に臨みました。

 校長先生の式辞では、未来へのビジョンを胸に学校生活を送ってほしいとのお話がありました。新しい環境に戸惑うこともあるかもしれませんが、自分次第で様々な経験ができる定時制での新生活を楽しんでほしいと思います。改めて、ご入学おめでとうございます!